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【終活意識全国調査】2020年実施分


終活アドバイザー協会による
『終活』に関する調査
≪調査方法≫
インターネットリサーチ
≪調査対象≫
全国の20歳以上の男女
≪調査人数≫
3,096名
≪調査期間≫
2020年11月25日(水)から
2020年11月27日(金)まで
≪調査委託先≫ 株式会社マクロミル
≪調査公表日≫ 2021年3月31日(水)

※特定の団体などから公表されている調査結果に比べ
 極めて中立かつ公正な設問からなる調査結果です。

終わりに調査結果をもとに
おハナシさせていただいた
Twitter(𝕏)のスペースの録音も
置いておきますので
宜しければ聞きながらお読みください。

『「終活」の認知度と理解』

①あなたは「終活」という言葉を知っていますか?

「はい」
 96.4%
「いいえ」
 3.6%

【終活意識全国調査】

認知度は年代が高くなるほど徐々に上がりますが
20代でも93.0%の人が「知っている」と
回答しており全世代で高い結果となりました。

②あなたは「終活」に対して
 どのようなイメージをお持ちですか?

「亡くなったときのための準備(葬式や墓など)」
 71.7%
「人生の後半期を生き生きと過ごすための準備」
 24.7%
「その他」  
  1.1%
「わからない」
  2.5%

【終活意識全国調査】

「人生終末期の準備」と回答した人が
約7割となっています。
しかし、年代が高くなるほど
前向きに生きること
捉えている人の割合が増え
60歳以上では3人に1人以上
「人生の後半期をいきいきと過ごすための準備」
と 回答しています。

『「エンディングノート」』

③あなたは「エンディングノート」という言葉を
 聞いたことがありますか?

「はい」
 80.3%
「いいえ」
 19.7%

【終活意識全国調査】

年代が上がるごとに存在が認知されています。
特に60歳以上では認知度が9割を超えています。

④あなたは「エンディングノート」を
 持っていますか?

「持っている」
 12.2%
「持っていない」
 87.8%

【終活意識全国調査】

60歳以上でも「持っている」と回答した人は
約2割に留まりました。

⑤(Q4で「持っている」と回答した人のうち)
あなたは「エンディングノート」を書いていますか?

「書いている(「少しでも書いてある」も含む)」
 59.9%
「書いていない」
 40.1%

【終活意識全国調査】

60歳以上で書いている人の割合も
6割でありましたが
特筆すべきは
30~39歳で75%
40~49歳では72%
と60歳以上よりも高い結果となりました。

『将来への期待と不安』

⑥あなたは「夢」や「生きがい」を持っていますか?

「持っている」
 61.5%
「持っていない」
 38.5%

【終活意識全国調査】

20代では約7割の人が
「持っている」と 回答していますが
30代から50代にかけて
割合は低下しています。

⑦あなたは自分の「老後」に不安がありますか?

「不安がある」
 87.8%
「不安はない」
 12.2%

【終活意識全国調査】

今回の調査では
具体的な不安の内容についての
質問はありませんでしたが
家計や健康、医療や介護
また「おひとりさま」問題などが
不安の大きな要因と考えられます。
コロナ禍のなかでの調査でしたので
30~50代の現役世代の
「不安がある」人の割合は
約9割と平均よりも高くなっていました。

『コミュニケーション』

⑧あなたは家族で「老後や相続のこと」を
 話し合ったことが ありますか?

⑧-1「自分のコト」
「ある」
 35.3%
「ない」
 64.7%
⑧-2「家族のコト」
「ある」
 40.8%
「ない」
 59.2%

【終活意識全国調査】

相続後のトラブル防止のためにも
家族のコミュニケーションは重要です。
しかし、老後や相続については
「自分のこと」「家族のこと」ともに
約6割の家族が
「話し合っていない」と回答しています。
60歳以上となってくると
「話し合っている」という割合が
上がってきますので
直前まで避けたい話題なのでしょう。

【⑤×8-1(クロス集計)】


(Q4で「持っている」と回答した人のうち)
あなたは「エンディングノート」を書いていますか?
        ×
あなたは家族で「老後や相続のこと」を

話し合ったことがありますか?

【自分のこと】
『エンディングノートを書いている』 (「少しでも」も含む)
「話し合ったことがある」
 79.1%
「話し合ったことがない」
 20.9%

『エンディングノートを書いていない』
「話し合ったことがある」
 51.6%
「話し合ったことがない」
 48.4%

【終活意識全国調査】

ノートを書くことが
家族とのコミュニケーションに
繋がっている可能性が垣間見られます。

『住まい』


⑨あなたは自分の「老後の住まい」について
 考えたことがありますか?

「はい」
 53.6%
「いいえ」
 46.4%

【終活意識全国調査】

「おひとりさま」
「自分のことが
 自分で出来なくなってしまう可能性」
などを十分考慮して考えるべき重要な課題です。
また地域により若干の差が生じています。
「老後の住まいについて考えたことがある」割合は
相対的に見て関東と九州が高く
中国と中部が低くなっています。
ライフプランにおいて
老後の住まいの問題は
切り離すことが出来ず
特に「お金」の問題があるため
事前の知識や準備も必要になります。
「考えていない人」のなかには
既に解決済みのケースもあると思われます。

『介護』


⑩あなたは「介護」について  
 考えたことがありますか?

⑩-1「自分のコト」
「ある」
 44.4%
「ない」
 55.6%

⑩-2「家族のコト」
「ある」
 60.0%
「ない」
 40.0%

【終活意識全国調査】

自分の介護については
健康不安も感じ始めることから
年代が高くなるほど
「考えたことのある人」の割合も
高くなっています。
家族の介護について
意識している人の割合は
どの世代でも共通して
6割前後となっています。

『遺言』

⑪あなたは「遺言」を書いていますか?

「はい」
  4.3%
「いいえ」
 95.7%

【終活意識全国調査】

実際に「遺言」を書いている人の割合は
60代以上の回答でも
6.6%と低い結果になっています。
2019年から2020年にかけて
自筆証書遺言の作成方法などについての改正があり
以前よりも遺言が作成しやす くなったため
今後「遺言」を書く人の増加が期待されます。
「遺言」についてはまた改めて解説致します。

なお、今回調査においては
法的効力のある「遺言」と限定していないため
「遺書」という解釈での
回答もあると推測されます。
(「遺言」と「遺書」は異なります。)

『葬式』

⑫あなたは自分の「葬式」について
 考えたことがありますか?

「はい」
 44.4%
「いいえ」
 55.6%

【終活意識全国調査】

世代が高くなるほど
自らの葬式について
意識する割合が高くなっています。
近年では海洋散骨や樹木葬などの
「新しい形の葬式」が多種多様に紹介され
現役世代でも
自らの葬式について意識する人が
増えていると思われます。
一方では周辺の問題として
「墓じまい」や「納骨」 「法要」などの
心配ごとも
準備・解決していかなければならない課題です。

『地域包括支援センター』


⑬あなたは「地域包括支援センター」を
 知っていますか?

「名前も何をしているところかも知っている」
 22.7%
「名前は聞いたことがあるが  
 何をしているところかは知らない」
 34.4%
「知らない」
 42.9%

【終活意識全国調査】

2005年の介護保険法改正により創設された
「地域包括支援センター」は
高齢者の地域情報集中機能を果たしています。
そしてお住まいの地域に必ず設置されています。
しかし認知度は極めて低い状態です。
調査結果自体が3年ほど前のものなので
当時よりは少しは
知名度は上がっているかもしれませんが
まだまだ周知が必要です。
僕の方でもまだテーマとして
取り扱いをしていませんが
介護保険法の講義と絡めて
わかりやすくお伝えしていきます。

『高齢社会の問題意識』

⑭あなたは「2025年問題」について
 知っていますか?

「内容まで知っている」
 12.6%
「言葉は聞いたことがあるが内容までは知らない」
 34.3%
「知らない」
 53.1%

【終活意識全国調査】

僕の投稿記事では
最多登場回数を誇るかもしれません。
『2025年問題』ですが
調査そのものが
3年ほど前に実施されていることから考えても
さすがに数値は変わってきていると思います。
『2025年問題』の内容に関しては
僕の過去のnoteの投稿にも
なにかと話題として絡んできていますが
「生きかた」を見直し『終活』を進めていく際に
意識すべき課題が凝縮されています。

『コロナ禍の影響』

⑮あなたは「コロナ禍」で  
 人生に対する向き合い方が変わりましたか?

変わった(「考えるようになった」も含む)
 47.0%
変わらない(「考えていない」も含む)
 53.0%

【終活意識全国調査】

こちらも間接的に僕が「時代の変化」に着目して
『終活』のテーマの
様変わりを感じている話題です。
新型コロナウイルス感染症により
身近に感じていた芸能人が亡くなるなど
「死」が他人ごとでなくなりました。
「多死社会」に拍車がかかる要因ともなりました。
また、リモートワークなどにより
「働き方」や 「生活スタイル」が
変わりつつあります。
このような急激な社会の変化の中で
半数近くの人が
人生に対する向き合い方が変わってきたと
回答しています。

「コロナ禍」により
劇的に社会構造が変化したことは
誰もが肌で感じていることと思います。

社会構造が変わり時代が変わるとともに
これまで当たり前であった価値観や考え方も
変えていかなければならないという
結果であると捉えることが出来ます。

ちなみに
「コロナ禍」で
人生に対する向き合い方が
「変わった」と回答した割合は
女性が54.0%に対し
男性は40.1%と
顕著なまでに差が生じています。

以上が終活アドバイザー協会による
【終活意識全国調査】の結果です。
これを踏まえた説明や所感などを
おハナシしているスペースが以下のリンクです。

常日頃僕が『終活』としてお伝えしている内容は
世の中が感じている『終活』に対して
「軌道修正」を 図る目的でおハナシしています。

その集大成が
≪新しい『終活』としての【創活】≫です。
少しでも興味を持っていただければと思います。

Twitter(𝕏)スペースでの音声による所感


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