【終活意識全国調査】2020年実施分
終活アドバイザー協会による
『終活』に関する調査
≪調査方法≫
インターネットリサーチ
≪調査対象≫
全国の20歳以上の男女
≪調査人数≫
3,096名
≪調査期間≫
2020年11月25日(水)から
2020年11月27日(金)まで
≪調査委託先≫ 株式会社マクロミル
≪調査公表日≫ 2021年3月31日(水)
※特定の団体などから公表されている調査結果に比べ
極めて中立かつ公正な設問からなる調査結果です。
終わりに調査結果をもとに
おハナシさせていただいた
Twitter(𝕏)のスペースの録音も
置いておきますので
宜しければ聞きながらお読みください。
『「終活」の認知度と理解』
認知度は年代が高くなるほど徐々に上がりますが
20代でも93.0%の人が「知っている」と
回答しており全世代で高い結果となりました。
「人生終末期の準備」と回答した人が
約7割となっています。
しかし、年代が高くなるほど
前向きに生きることと
捉えている人の割合が増え
60歳以上では3人に1人以上が
「人生の後半期をいきいきと過ごすための準備」
と 回答しています。
『「エンディングノート」』
年代が上がるごとに存在が認知されています。
特に60歳以上では認知度が9割を超えています。
60歳以上でも「持っている」と回答した人は
約2割に留まりました。
60歳以上で書いている人の割合も
6割でありましたが
特筆すべきは
30~39歳で75%
40~49歳では72%
と60歳以上よりも高い結果となりました。
『将来への期待と不安』
20代では約7割の人が
「持っている」と 回答していますが
30代から50代にかけて
割合は低下しています。
今回の調査では
具体的な不安の内容についての
質問はありませんでしたが
家計や健康、医療や介護
また「おひとりさま」問題などが
不安の大きな要因と考えられます。
コロナ禍のなかでの調査でしたので
30~50代の現役世代の
「不安がある」人の割合は
約9割と平均よりも高くなっていました。
『コミュニケーション』
相続後のトラブル防止のためにも
家族のコミュニケーションは重要です。
しかし、老後や相続については
「自分のこと」「家族のこと」ともに
約6割の家族が
「話し合っていない」と回答しています。
60歳以上となってくると
「話し合っている」という割合が
上がってきますので
直前まで避けたい話題なのでしょう。
【⑤×8-1(クロス集計)】
ノートを書くことが
家族とのコミュニケーションに
繋がっている可能性が垣間見られます。
『住まい』
「おひとりさま」
「自分のことが
自分で出来なくなってしまう可能性」
などを十分考慮して考えるべき重要な課題です。
また地域により若干の差が生じています。
「老後の住まいについて考えたことがある」割合は
相対的に見て関東と九州が高く
中国と中部が低くなっています。
ライフプランにおいて
老後の住まいの問題は
切り離すことが出来ず
特に「お金」の問題があるため
事前の知識や準備も必要になります。
「考えていない人」のなかには
既に解決済みのケースもあると思われます。
『介護』
自分の介護については
健康不安も感じ始めることから
年代が高くなるほど
「考えたことのある人」の割合も
高くなっています。
家族の介護について
意識している人の割合は
どの世代でも共通して
6割前後となっています。
『遺言』
実際に「遺言」を書いている人の割合は
60代以上の回答でも
6.6%と低い結果になっています。
2019年から2020年にかけて
自筆証書遺言の作成方法などについての改正があり
以前よりも遺言が作成しやす くなったため
今後「遺言」を書く人の増加が期待されます。
「遺言」についてはまた改めて解説致します。
なお、今回調査においては
法的効力のある「遺言」と限定していないため
「遺書」という解釈での
回答もあると推測されます。
(「遺言」と「遺書」は異なります。)
『葬式』
世代が高くなるほど
自らの葬式について
意識する割合が高くなっています。
近年では海洋散骨や樹木葬などの
「新しい形の葬式」が多種多様に紹介され
現役世代でも
自らの葬式について意識する人が
増えていると思われます。
一方では周辺の問題として
「墓じまい」や「納骨」 「法要」などの
心配ごとも
準備・解決していかなければならない課題です。
『地域包括支援センター』
2005年の介護保険法改正により創設された
「地域包括支援センター」は
高齢者の地域情報集中機能を果たしています。
そしてお住まいの地域に必ず設置されています。
しかし認知度は極めて低い状態です。
調査結果自体が3年ほど前のものなので
当時よりは少しは
知名度は上がっているかもしれませんが
まだまだ周知が必要です。
僕の方でもまだテーマとして
取り扱いをしていませんが
介護保険法の講義と絡めて
わかりやすくお伝えしていきます。
『高齢社会の問題意識』
僕の投稿記事では
最多登場回数を誇るかもしれません。
『2025年問題』ですが
調査そのものが
3年ほど前に実施されていることから考えても
さすがに数値は変わってきていると思います。
『2025年問題』の内容に関しては
僕の過去のnoteの投稿にも
なにかと話題として絡んできていますが
「生きかた」を見直し『終活』を進めていく際に
意識すべき課題が凝縮されています。
『コロナ禍の影響』
こちらも間接的に僕が「時代の変化」に着目して
『終活』のテーマの
様変わりを感じている話題です。
新型コロナウイルス感染症により
身近に感じていた芸能人が亡くなるなど
「死」が他人ごとでなくなりました。
「多死社会」に拍車がかかる要因ともなりました。
また、リモートワークなどにより
「働き方」や 「生活スタイル」が
変わりつつあります。
このような急激な社会の変化の中で
半数近くの人が
人生に対する向き合い方が変わってきたと
回答しています。
「コロナ禍」により
劇的に社会構造が変化したことは
誰もが肌で感じていることと思います。
社会構造が変わり時代が変わるとともに
これまで当たり前であった価値観や考え方も
変えていかなければならないという
結果であると捉えることが出来ます。
ちなみに
「コロナ禍」で
人生に対する向き合い方が
「変わった」と回答した割合は
女性が54.0%に対し
男性は40.1%と
顕著なまでに差が生じています。
以上が終活アドバイザー協会による
【終活意識全国調査】の結果です。
これを踏まえた説明や所感などを
おハナシしているスペースが以下のリンクです。
常日頃僕が『終活』としてお伝えしている内容は
世の中が感じている『終活』に対して
「軌道修正」を 図る目的でおハナシしています。
その集大成が
≪新しい『終活』としての【創活】≫です。
少しでも興味を持っていただければと思います。
Twitter(𝕏)スペースでの音声による所感
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