マガジンのカバー画像

俳句 自由律俳句 短歌

50
タイトル通り
運営しているクリエイター

#詩のようなもの

送別会【短歌】

送別会【短歌】

誰もがギリギリで踏ん張ってたんだと気づかされた 別れの挨拶

だれもがぎりぎりでふんばってたんだときづかされたわかれのあいさつ

懐メロじゃねえ【短歌】

懐メロじゃねえ【短歌】

ミスチルを「ああ、懐メロですよね」なんてCategorizeしてんじゃねえよ!

ミスチルをああナツメロですよねなんてカテゴライズしてんじゃねえよ

モーツァルト【短歌】

不意に
口を衝いて出る
異界のメロディー
モーツァルト 君もそうだった?

ふいに
くちをついて
でるいかいのメロディー
モーツァルトきみもそうだった

蛙化?何様?殿様?カエルだけに【短歌】

蛙化?何様?殿様?カエルだけに【短歌】

蛙化とか言ってるお前に蛙化
そんな訳でもう帰るか

かえるかとかいってるおまえにかえるか
そんなわけでもうかえるか

新生活【短歌】

新生活【短歌】

スマホ
用意できても
繋ぐ相手までは
揃え ちゃくれぬ
春四月

すまほ
よういできても
つなぐあいてまでは
そろえちゃくれぬ
はるしがつ

埋もれていた作品で短歌作ってみたんか・雪国かよ【短歌・みつを的な】

埋もれていた作品で短歌作ってみたんか・雪国かよ【短歌・みつを的な】

【短歌】
トンネル
長くなる程
出口では違う
景色見えて
康成かよ

とんねる
ながくなるほど
でぐちではちがう
けしきみえて
やすなりかよ

【みつを的な】

トンネルってさあ
長ければ長いほど
出口で違う景色を
見せてくれるんだなあ

・・・・・・・・・・・・・・
「みつを的な」について解説
書家で詩人の相田みつをさんが、言ってそうなフレーズを「みつを的な」として発表。本家の出来の悪いパロディ

もっとみる
埋もれてる作品を掘り起こしてみたんか・少年よ【短歌・みつを的な】

埋もれてる作品を掘り起こしてみたんか・少年よ【短歌・みつを的な】

【短歌】

少年よ
ゴミのポイ捨て
しない人
そんな素敵な
大人になろうや

しょうねんよ
ごみのぽいすて
しないひと
そんなすてきな
おとなになろうや

【みつを的な】

少年よ大志を抱け
なんて言わない
ごみをポイ捨てしない
それくらいの志でいいのです
それで十分君は
素敵な大人になれるんだから

・・・・・・・・・・・・・・・
「みつを的な」について解説
書家で詩人の相田みつをさんが、言って

もっとみる
呼ばれて飛び出て…【短歌】

呼ばれて飛び出て…【短歌】

オジサンは恥のブレーキぶっ壊れハクション大魔王になるんよ

おじさんははじのブレーキぶっこわれはくしょんだいまおうになるんよ

さあ、暖かくなってまいりました【短歌】

さあ、暖かくなってまいりました【短歌】

子供ら上着を蝉のように脱ぎ日差しに目を細め春を探す

こどもらうわぎをせみのようにぬぎひざしにめをほそめはるをさがす

櫻の樹の下には【短歌】

櫻の樹の下には【短歌】

薔薇薔薇に
朱殷の櫻
散る地下で
白骨は寒さに
震えて啼く

ばらばらに
しゅあんのさくら
ちるちかで
はっこつはさむさに
ふるえてなく

昔の詩を短歌にしてみたんか・卒業するきみへ【短歌・詩】

昔の詩を短歌にしてみたんか・卒業するきみへ【短歌・詩】

【短歌】

日々積み重ね 君の生命は輝く
あの縄文杉のように

ひびつみかさねきみのいのちはかがやく
あのじょうもんすぎのように

【詩】
「縄文杉」

鹿児島本土から六十㎞の洋上
屋久島の地を
何時間もかけて分け入った森の奧に
その木はひっそり佇んでいる
縄文杉
数千年の歳月が作った巨木
仰ぎ見るほどに高く
何人がかりでも抱えられないほどに太く

でも
最初はほんの小さな芽だったんだ
どんな大木

もっとみる
何者にも成れぬとしても【短歌】

何者にも成れぬとしても【短歌】

何者にも成れぬ
吾なれど
今この一時は歌人
と胸を張る

なにものにもなれぬ
われなれど
いまこのひとときはかじん
とむねをはる

昔の詩を短歌にしてみたんか・やるな漱石!【短歌・詩】

昔の詩を短歌にしてみたんか・やるな漱石!【短歌・詩】

【短歌】
「愛してる」
じゃなくても
大丈夫
「月がきれいですね」
やるな漱石!

あいしてる
じゃなくても
だいじょうぶ
つきがきれいですね
やるなそうせき

【詩】
「あいしてる」

「あ」は誰のものでもなく
「い」だってそうだ
使うのに誰の許しを得る必要もない

「あい」はどうだろう?
もちろん大丈夫

じゃあ
「あいしてる」は?

世界中いたるところで今この瞬間も
囁かれている

「あいし

もっとみる
昔の詩を短歌にしてみたんか・別れと出会いの季節ですね【短歌・詩】

昔の詩を短歌にしてみたんか・別れと出会いの季節ですね【短歌・詩】

【短歌】
さよなら
ようこそと
さくら舞い
別れと出会い彩る
そんな季節

さよなら
ようこそと
さくらまい
わかれとであいいろどる
そんなきせつ

【詩】
「桜色の別れと出会い」


街を美しい桜色に染めるのは
桜の花です


人の心を美しい桜色に染めるのも
桜の花です
そんな 桜色の街に
別れと出会いの花が咲きます

さあ 美しい別れをしましょう
桜の花びらが
見送ります

さあ 美しい出

もっとみる