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【2024年/チームラボ】世界15都市に出現した今最も注目されている日本発アート
「チームラボ」は、光と音を使った空間全体の美術館として、今やデートの定番になっています。
麻布台ヒルズ(お台場は2022年8月閉館、2024年2月9日オープン)や豊洲の常設展は、毎年200万人以上が来場し、単一のアート・グループとして世界でもっとも来館者が多い美術館として、ギネス世界記録に認定されました。
そんな日本発の体験型アート展示「チームラボ」。
実は、国内にとどまらず、世界にも常設展を設置するなど、グローバルで評価を受けるアート界の新ジャンルとしての地位を確立してきているのをご存じでしょうか。
そこで今回は、意外と知られていない、
世界の「チームラボ」展示会一覧をご紹介します。
ぜひ海外旅行でも、目的地の一つとして参考にしてみてはいかがでしょうか。
(2024年2月更新)
世界の「チームラボ」一覧マップ
まずは、「チームラボ」の展示会場をマップで全体像を見ていただきます。
日本、中国を中心にアジア圏での常設展が既に複数開催されています。
また、今後は中東やヨーロッパ圏でも開催が予定されており、「チームラボ」のグローバルな人気がマップから俯瞰すると非常にわかりやすくなります。
日本の「チームラボ」展示
チームラボボーダレス(お台場→麻布台ヒルズ)
チームラボボーダレスは、「境界のないアート」をテーマに2018年からお台場にて開催していた展示です。お台場の展示は2022年8月に閉館、2024年2月9日より、森ビルの虎ノ門開発とともに誕生した麻布台ヒルズに移転し、再オープンしました。
日本を代表する新たな観光スポットとして、国内外からの多くの来訪が期待されている、今一番ホットな空間です。
チームラボプラネッツ(豊洲)
チームラボプラネッツは、裸足になって水に入るなど、身体的な体験を通じてアートを肌で感じる「没入」をテーマにした展示となります。2022年末までの会期を予定していましたが、延長されることになりました。
チームラボフォレスト(福岡)
チームラボフォレストは、「森」をテーマに、自らの身体で神秘的な動物を観察し捕まえる体験や、複雑な立体空間での運動する体験を可能にした展示となります。
チームラボ ボタニカルガーデン(大阪)
チームラボボタニカルガーデンは、「生命の輪郭」をテーマにした野外植物園の生態系に接続している展示となります。1974年に開園した長居植物園の広大な自然の中で、輪郭が曖昧なアート群を体験することができます。
アジアの「チームラボ」展示
Future World: Where Art Meets Science(シンガポール)
2016年からシンガポールで開催しているチームラボの常設展です。17のインスタレーションが、鑑賞者に影響を受け、姿形を変えていくインタラクティブな宇宙空間を体験することができます。2022年11月にリニューアルしました。
teamLab Borderless Shanghai(上海)
2019年から中国の上海で開催している「チームラボボーダレス」の展示です。境界がないアート群「Borderless World」の中に没入し、音と光の世界への一体化を体験することができます。
teamLab SuperNature Macao(マカオ)
チームラボ スーパーネイチャーは、中国の大型カジノホテル「ザ・ベネチアン・マカオ」にある2020年に開始した展示です。高さが8mもある巨大な作品群が無数にそびえ立ち、鑑賞者を圧巻する没入体験を可能にします。
teamLab Massless Beijing(北京)
チームラボマスレスは、2022年12月にオープンした中国の北京にある展示です。デジタルによって表現も物質から解放され、質量無き曖昧な世界を身体で体験できるインスタレーションを多く取り揃えています。
teamLab Borderless Jeddah(ジッダ)
サウジアラビア第二の都市「ジッダ」で開催予定の展示です。同国の脱石油と産業の多様化を目指す「ビジョン2030」に沿ったものとして計画されているという話もありますが、詳細は公開されていません。
teamLab Phenomena Abu Dhabi(アブダビ)
あのルーブル美術館の世界で二つ目の「ルーヴル・アブダビ」があることなどで知られるUAE(アラブ首長国連邦)のサディヤット文化地区でオープンを予定している展示です。2024年の開催に向けて大規模な施設の建設中とのことです。
ヨーロッパ-アメリカの「チームラボ」展示
Every Wall is a Door(マイアミ)
Every Wall is a Doorは、世界的に有名なアーティストのジェームズ・タレル、エス・デブリンと共に、アメリカのフロリダ州マイアミの新たな体験型アートセンター「Superblue Miami」のオープニングを飾る作品です。
チームラボはその中で、生命と非生命の間の曖昧さ、人と自然の関係性を問う作品を複数展示しています。
teamLab: Impermanent Flowers Floating in a Continuous Sea(タリン)
エストニアの首都タリンにあるクム美術館で2023年5月まで開催している展示です。連続的な「海」をテーマに、波や花びらが織りなす流れが始まりも終わりもない世界を体験させてくれます。
teamLab: Impermanent Flowers Floating in an Eternal Sea(サンパウロ)
ブラジルのサンパウロで2023年1月から開催される展示です。終わりも始まりもない永遠の海や、誕生と死滅を永遠に繰り返していく花の作品など、諸行無常を表現した作品群を体験することができます。
teamLab Borderless Hamburg(ハンブルク)
ドイツのハンブルクに新たにできる美術館Digital Art Museumの全館を使って2024年にオープン予定の展示です。同館は、ヨーロッパ初で最大の、デジタルテクノロジーを用いたアートのみを展示することを目的とした美術館となります。
Untitled(ユトレヒト)
オランダのユトレヒト中央駅の隣のWonderwoodsに位置するNowhereにオープン予定の展示です。Wonderwoodsは、2023年にオープン予定の緑あふれる新たな開発エリアで、360本以上の樹木と9,649個の植物が植えられます。
まとめ
「チームラボ」の展示一覧はいかがでしたでしょうか。
今後も新ジャンルのアート体験を世界に発信し続ける集団「チームラボ」の動向は見逃せません。
近い将来、日本食やアニメに並ぶ日本発の世界共通言語として刻まれるであろう「チームラボ」。
ぜひ機会があれば唯一無二の没入体験を試してみてはいかがでしょうか。
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