後藤師珠馬

1990年生/東海大学海洋学部卒業/静岡県沼津市の古本屋(山仲)/地元ミニコミ誌「月刊…

後藤師珠馬

1990年生/東海大学海洋学部卒業/静岡県沼津市の古本屋(山仲)/地元ミニコミ誌「月刊イヌ時代」に連載/忘れ去られたものが好きです/どうぞよろしくお願いします

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  • 私の感傷的百物語

    昔、自費出版した本を一話ずつリメイクしています。

  • 落語と音曲

    落語と音曲関連あれこれ。

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記事一覧

【私の感傷的百物語】第三十六話 ガード下

一時期、週に何度も自転車で町のガード下を通っていました。当時の僕は精神的にかなり不安定なところがあったのですが、この場所を通る時、僕はそういった揺れ動く気持ちを…

後藤師珠馬
18時間前
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着物をたたもうと思ったけれど、こうなるともうダメだ(養老孟司風に)

後藤師珠馬
23時間前
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真打落語家さんの落語会をお手伝いさせていただく。貴重な体験ができた。

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大雲・せいじの坊僧ラジオ(KBS京都)

千原せいじ(靖賢)さん、僧侶になっていたのか! 怪談和尚の三木大雲さんとの掛け合いもたのしい。自分はお坊さんの話を聞く(聴く)のが好きなんだなあと再認識。毎週の楽し…

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今週土曜日、古本屋が落語を演ります。どうぞお気軽にお越しください。

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【サワガニ日記シリーズ】雨降ったらカニ探し(柿田川公園)

サワガニをこよなく愛する友人による、ゆったりとした旅や料理動画シリーズです。 以前僕が歌碑の写真を載せた、柿田川公園を紹介しています。 こんなにサワガニいたのか…

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林家こん平師匠もお若い! 笑点の「ちゃらーん! こん平でーす!」大好きだったなあ……。本をくださった島田市・仲書店さんに心から感謝。

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橘家圓蔵師匠(当時・月の家円鏡)が若すぎて涙が出そうになる。

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俺のかわりに事務作業やってくれー

後藤師珠馬
10日前
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七夕の 暑さで猫も ダレている

後藤師珠馬
2週間前
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砂浜で足跡見学会

後藤師珠馬
2週間前
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叔父と一緒に「チェコスロバキアって漢字でどう書くんだ」と悩む夢を見た。まんがタイムの日常系4コマにありそうなネタだなあ。で、ネットで調べてみたら「捷克斯拉仏克」。合ってるかどうか確証がない。だが、なんだかお経みたいだ。「夜露死苦」的なアッパー印象はあまりしない。東欧の貫禄か。

後藤師珠馬
2週間前
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【私の感傷的百物語】第三十五話 蛾

蛾。巨大な「ガ」です。 山間部の町で、時に驚愕する大きさの蛾と出くわすことがあります。僕の記憶に残っているのは岐阜県の郡上八幡と、愛媛県の四国中央市の辺りで見た…

後藤師珠馬
3週間前
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【私の感傷的百物語】第三十四話 電車怪談考

電車とは、本来ならば怪談とは縁遠い乗り物ではないでしょうか。もしも自動車ならば、目的のコースから外れて、暗い路地、山奥、墓場などに移動し、怪異に巻き込まれるとい…

後藤師珠馬
4週間前
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たまたま仕入れた中にあった本だが、浮島や愛鷹の伝説も載っており、たいへん勉強になった。地方に残る、荒削りだけれど忘れられぬ、喜怒哀楽の物語。
浮島河童の恩返し、かなしい沼のばんばあのお化け、改心した三俣淵の人食い大蛇、川魚や猪肉を横取りする天狗たち、等々……。
心の栄養になった。

後藤師珠馬
1か月前
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【私の感傷的百物語】第三十三話 黒瀬

沼津市を流れる狩野川に、「黒瀬」と呼ばれる場所があります。沼津警察署の前辺りにあって、文字通り真っ黒で急流の瀬が続いています。普通、河川の下流域は川幅が広くなり…

後藤師珠馬
1か月前
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【私の感傷的百物語】第三十六話 ガード下

【私の感傷的百物語】第三十六話 ガード下

一時期、週に何度も自転車で町のガード下を通っていました。当時の僕は精神的にかなり不安定なところがあったのですが、この場所を通る時、僕はそういった揺れ動く気持ちを、じっと確かめていたのでした。

ガード下は、上を線路が走っており、歩行者用通路からさらに掘り下がった部分を車が往来しています。両方の出口付近はどちらも坂になっていて、印象としては一度、地下へと潜り、再び上がっていくといった感じでした。壁全

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着物をたたもうと思ったけれど、こうなるともうダメだ(養老孟司風に)

真打落語家さんの落語会をお手伝いさせていただく。貴重な体験ができた。

大雲・せいじの坊僧ラジオ(KBS京都)

千原せいじ(靖賢)さん、僧侶になっていたのか! 怪談和尚の三木大雲さんとの掛け合いもたのしい。自分はお坊さんの話を聞く(聴く)のが好きなんだなあと再認識。毎週の楽しみがまた一つ増えた。
京大・藤井聡教授の「あるがままラジオ」もYouTubeに公式アップされるのでちょくちょく聴くが、いい刺激をもらえる。
今、KBS京都がアツい!!

今週土曜日、古本屋が落語を演ります。どうぞお気軽にお越しください。

【サワガニ日記シリーズ】雨降ったらカニ探し(柿田川公園)

サワガニをこよなく愛する友人による、ゆったりとした旅や料理動画シリーズです。
以前僕が歌碑の写真を載せた、柿田川公園を紹介しています。

こんなにサワガニいたのか……しかも青い!
アメリカザリガニに毎日サバを食べさせると青くなるといいますから、餌の影響? そういえば、高校時代に読んだ「極道一直線」という漫画で、組長が毎日サバを食べ続けた結果、青色のアメリカザリガニになってしまう回がありましたね。あ
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林家こん平師匠もお若い! 笑点の「ちゃらーん! こん平でーす!」大好きだったなあ……。本をくださった島田市・仲書店さんに心から感謝。

橘家圓蔵師匠(当時・月の家円鏡)が若すぎて涙が出そうになる。

俺のかわりに事務作業やってくれー

七夕の 暑さで猫も ダレている

叔父と一緒に「チェコスロバキアって漢字でどう書くんだ」と悩む夢を見た。まんがタイムの日常系4コマにありそうなネタだなあ。で、ネットで調べてみたら「捷克斯拉仏克」。合ってるかどうか確証がない。だが、なんだかお経みたいだ。「夜露死苦」的なアッパー印象はあまりしない。東欧の貫禄か。

【私の感傷的百物語】第三十五話 蛾

【私の感傷的百物語】第三十五話 蛾

蛾。巨大な「ガ」です。

山間部の町で、時に驚愕する大きさの蛾と出くわすことがあります。僕の記憶に残っているのは岐阜県の郡上八幡と、愛媛県の四国中央市の辺りで見た蛾です。前者はコンビニの壁に張りつき、後者は街灯の周囲を飛び回っていました。いずれも近くで目の当たりにした僕はギョッとしてしまい、しばらくその場から動けませんでした。

僕は昆虫に明るくないので、この世に巨大な蛾がどれ位いるのか分かりませ

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【私の感傷的百物語】第三十四話 電車怪談考

【私の感傷的百物語】第三十四話 電車怪談考

電車とは、本来ならば怪談とは縁遠い乗り物ではないでしょうか。もしも自動車ならば、目的のコースから外れて、暗い路地、山奥、墓場などに移動し、怪異に巻き込まれるというパターンがあり得ます。船の場合でも、バミューダトライアングルのような異界と繋がる海域へと迷い込んでしまえば、即座に怪談が成立する訳です。

しかし、電車はというと、路線の上を車両が走るだけで、迷いようがないのです。停車時間も、走る電車の本

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たまたま仕入れた中にあった本だが、浮島や愛鷹の伝説も載っており、たいへん勉強になった。地方に残る、荒削りだけれど忘れられぬ、喜怒哀楽の物語。
浮島河童の恩返し、かなしい沼のばんばあのお化け、改心した三俣淵の人食い大蛇、川魚や猪肉を横取りする天狗たち、等々……。
心の栄養になった。

【私の感傷的百物語】第三十三話 黒瀬

【私の感傷的百物語】第三十三話 黒瀬

沼津市を流れる狩野川に、「黒瀬」と呼ばれる場所があります。沼津警察署の前辺りにあって、文字通り真っ黒で急流の瀬が続いています。普通、河川の下流域は川幅が広くなり、こうした場所は少なくなるのですが、狩野川においては、黒瀬の部分だけ例外的に流れが速くなっているのです。なぜ黒く見えるのかはよく分かりません。水深が深いせいかもしれません。一般的な瀬は浅い場所にあり、川の流れが水面近くの岩などのに当たって白

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