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なぜ、古い木造住宅は大地震で倒れなかったのか?
おはようございます。今朝も寒いですね。昨年末に電熱ヒーターの入ったズボンを買いました。あれは快適ですが室内なら、それだけ履いても快適で、なかなか電源を入れる機会がなく、ちょっと拍子抜けです。
さて、能登半島の地震で、古い建物が倒壊しとか、新しい建物は比較的無事とか、まあ、当たり前に近い内容の情報が飛び交っています。しかし疑問に思いませんか?大地震での統計データや現地の写真を見ると、多くの木造住宅
GWに木造住宅の2025年改正建築基準法の勉強をしよう
こんにちは。忙しすぎた昨年、記事がおざなりになったり連載を停止していたり迷惑をおかけしました。再開する目処がたちましたので、随時再開しますので、よろしくお願いします。
さて、あまり知られていませんが、3・4月には、改正法の情報がそれなりに出回っています。まあ昨年11・12月の情報とあまり変わりませんが、確度が高くなってきました。
3月15日~4月13日まで募集されたパブコメの意見回答結果が4月
省エネリフォームには、耐震リフォームもね
こんにちは。過ごしやすいシーズンに入りました。通常この時期になるとリフォームや戸建住宅の設計の案件が多く来るのですが・・・(涙)。はい。珍しく耐震診断だらけです。設計事務所としてはあまり良い傾向ではないのです。まあ耐震に強い設計事務所と言っていますが、通常の設計業務があってこそなので、何だかなぁという感じです。
さて、最近は設計事務所でもリフォーム会社でも省エネリフォームが多いですね。省エネリフ
今年は本当に大きな地震が多いのか?2024年4月までを振り返る
こんにちは。ずっと体調を崩しています。くすん。
ただ、いろいろとやらねばならないことが多く、ゆっくり休むこともできません。まあ仕方のないことですが・・・。
さて、今年は能登半島地震から始まり、大きな地震が多いと感じると思います。ただ印象だけ、という可能性もあります。今回は家屋が倒れる震度6強以上と、その手前だが被害がで始める震度6弱に絞って過去のデータを振り返ってみました。tenki.jpには過
ツーバイフォーの間仕切り壁
おはようございます。
先日、ツーバイフォーの耐震診断をしてきました。
きちんと設計されてれば、耐震性が高いツーバイフォーですが、耐震診断となると注意が必要です。
ツーバイフォーの間仕切り壁は、上部梁に到達していないものがあり、特に2階は注意が必要です。
上の写真は、ツーバイフォーの間仕切り壁の例です。この例では、石膏ボード壁とベニアの壁の立ち上がりは見えますが上部に梁がありません。一応枠材はつ
施工方法を間違っている筋かいの効能
こんにちは。昨日青梅市に行ってきたのですが、まだ雪が残っていましたね。結構積もったそうです。春が近くなって花粉も飛び始めていますが、これからも雪があるかもしれません。
今日は、木造住宅の筋かいの話。我々耐震診断をしている建築士は、昔の建物の筋かいの施工方法を間違っているケースを良く見かけます。診断では、耐力に加えないこともしばしば。特に、柱に付けず梁間だけで接続している筋かいは、評点に加えないで
制震金物だけでは繰り返しの地震に強くならない事実
おはようございます。能登の地震から一ヶ月ほど経ちました。様々な報道がされる中、熊本地震と同様に繰り返しの地震の怖さが報じられています。
建築基準法の基準で建築された建物は「最低の基準」をクリアしているのだから安心、とは思わなくなってきています。そこで耐震等級3とか、より上位の基準で安心を保とうとするのもわかります。しかしそこには絶対はありません。地盤などの影響、施工精度、地震の周期、強さなどでい
屋根に太陽光パネルなどを載せても屋根が大丈夫な理由
最近、木造二階建て住宅に太陽光パネルを載せても大丈夫か?という問い合わせが増えたような気がする。正直、以前なら何も考えずに業者が載せていたし、それを疑問に思うことはなかったはずです。太陽光パネルを載せてトラブルになるケースは、売電等の話は聞きますし、施工不良も聞きますが、屋根が傾いたとか落ちたという話は聞きません(少なくとも私の周囲では)。なぜでしょう?
構造計算をやる場合、屋根に積雪荷重を
冬の地震への備え3点 能登半島地震
こんにちは。まだ冬休みの方も多いかと思いますが、本年も始まっております。私も本日から仕事です。
さて、能登半島地震の影響で耐震診断の問い合わせも増えてきています。しかし建物が無事かどうかは、耐震性だけの問題ではありません。今回も火事や津波などがあります。建物の耐震性が高いからといって油断してはいけないのです。今回は避難所などの避難を想定した、寒い冬の地震の備え3点です。
寝袋
寝るときに必
謹賀新年 2024年
遅くなりましたが、新年のご挨拶をいたします。今年もよろしくお願いします。
年明けから有名人の結婚などの話題で今年は明るい年になる・・・と思いたかったのですが、1月1日に能登半島で最大震度7を記録する大地震が発生しました。また飛行機の衝突事故が発生するなど波乱の新年となってしまいました。被害を受けた皆様にお見舞い申し上げます。
私はというと、久々に年末年始をゆっくり過ごさせていただいております。
一級建築士試験合格発表2023年
2023年12月25日はクリスマス・・・だけでなく一級建築士試験の「設計製図の試験」の合格発表でした。
フタを開けてみれば、総合合格率9.9%と昨年、一昨年と同じ数値にまとまりました。学科試験は16.2%と厳しき門になりましたが、製図試験は33.2%と例年並みです。しかしながら、新制度になって受験者が増えていましたが、今年は激減。再び3万人を切りました。製図も1万人切りが見えてきました。
試験
2023年今年読まれた記事5選
メリークリスマス♪今年はイブが日曜日ということもあり、例年よりもクリスマスしやすい?日程でしたが、いかがお過ごしでしょうか?私も娘を囲ってクリスマスクリスマスしていました。でもクリスマスが終わると年末。年越しが見えてきます。今年も「Catfishなおうち」をご覧いただきありがとうございます。今年読まれた記事5選を紹介したいと思います。
5位 耐震等級3を信じるな
この記事は、一時期某サイトで