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省エネリフォームには、耐震リフォームもね

こんにちは。過ごしやすいシーズンに入りました。通常この時期になるとリフォームや戸建住宅の設計の案件が多く来るのですが・・・(涙)。はい。珍しく耐震診断だらけです。設計事務所としてはあまり良い傾向ではないのです。まあ耐震に強い設計事務所と言っていますが、通常の設計業務があってこそなので、何だかなぁという感じです。

さて、最近は設計事務所でもリフォーム会社でも省エネリフォームが多いですね。省エネリフォームは、太陽光パネルを載せる、断熱材を入れる、窓を断熱窓にする、などの方法で、施工はともかく設計は比較的平易で(きちんとやるのは大変ですが)、補助金も使えるし、光熱費が削減できて快適になるので人気です。しかし断熱材の入れ方など下手な業者もいますので、意外と業者毎の差も大きい工事でもあります。

さて、省エネリフォームは、太陽光パネルは屋根が重くなります。天井断熱材も同様です。壁の断熱材も建物重量が重くなります。断熱窓も通常窓より重いです・・・というわけで、建物の重量は重くなりがちのリフォームです。一般的に木造住宅は、建物重量が重くなればなるほど、耐震性は不利です。そのため耐震性を考えずに省エネリフォームを行うと、結果的に耐震性が低くなってしまうことがあるのです。

そこで、耐震診断を行い、最低でも省エネリフォームを行った分の補強を行いたいものです。特に古い住宅は、ただでさえ耐震性が低いものが多いので注意が必要です。一般的に省エネリフォームを行った後に、補強工事を行うと費用が多めにかかりやすくなります。なので、耐震工事と省エネ工事は同時に行った方が良いのです。もちろん耐震工事後の省エネ工事も非効率なのはいうまでもありません。

省エネリフォームは、非常に良いものですが、デメリットがないわけでもありません。やはりそのあたりも考えてきちんと行ってくれる業者さんに依頼したいものですね。

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