白井太一朗

グッドメロディとポエトリーリーディングを掲げ、関西を中心に活動しているミュージシャンで…

白井太一朗

グッドメロディとポエトリーリーディングを掲げ、関西を中心に活動しているミュージシャンです。 誰でも知ってる言葉で、誰にも書けないものを書きたい。 リアルとフィクションの間を行ったり来たり。リアル多め。固め。濃いめ。

記事一覧

固定された記事

note、始めました。

みなさま、はじめまして。 シンガーソングライターの白井太一朗(164cm/60kg)と申します。 本日より、note、始めてみます。 そんなに頻繁に更新するかと問われるとそうでも…

20

フォロースルー

路上ライブというものをしてきた。 結果から言うと特に何かが起きたわけではなかった。 過去を振り返ってみると、 5年ほど前に、ママチャリで大阪から東京へ向かい、道中…

白井太一朗
18時間前
2

「コント、会社員」

スマホから完全にSNSアプリを消した。 さすがにLINEだけは消せないけれど。 午前中はスマホをおやすみモードにして通知が来ないようにした。 多分SNSが良くないんじゃなく…

4

胸元に投げろ

誰でも発信できる時代になって 誰でも情報を受け取れる時代になって 玉石混交の中から ある程度確からしい情報をつかみ取れるようにテクノロジーは進化した。 無限に増え…

白井太一朗
1か月前
1

街。

たくさんのツケを払って生きている。 何も気付いていなかった。 努力や挫折や小さな成功、そしてその積み重ねだったり。 やりたいようにやってきたことには何の後悔もない…

白井太一朗
1か月前
2

all i wanted

4月。世間は祝日。 学生の頃はピザのデリバリーで休みなどはなく 時給1,200円でスタジオ代を稼ぐために アクセルを回し続けていた季節。 高校時代の友人が東京に来ていた…

白井太一朗
2か月前
1

ベッドの周りに。

下駄箱を開けるとサンリオのキャラクターが描かれた桜色の封筒があった。 上履きの上に置かれたそれを手にとって 自分の名前が宛名に書かれていることを確認し あたりをキ…

白井太一朗
2か月前
3

ささやかなひかりを分け合って。

うーん、と唸って 捻り出すことが制作の殆どで、 でもそれらの殆どは誰にも触れることなく 自分でゴミ箱に捨てる。 そんな中でスルスルと出てくる瞬間が ほんとうにごく稀…

白井太一朗
2か月前
2

そんなわけないのにね。

この瞬間に出会うために生まれてきたんやろうなと思えた日がいくつかある。 それはひとえにおれがそういうことを信じてしまう痛いやつだからというのが理由なんやと思うね…

白井太一朗
3か月前
1

執着するほどの今を。

日常生活がただただ流れていき 生きてるのか死んでるのかもよくわからなくなったりする。 ただ実際のところ、退屈と引き換えにメンタルは安定していて 概ね楽しく暮らして…

白井太一朗
3か月前
3

W.5436

月一しか更新しなくなってしまった。 ふざけるな。もっと書きたい。 とは言えど、 心にも無いことをさも本心ですよ、みたいに書いてしまうのは良くない。 何が良くないっ…

白井太一朗
3か月前
1

afterword

近所の駄菓子屋でチェリオの安い炭酸を買って BIGチョコという板状の長いチョコのお菓子も買った。 なんとなくそこにいると、 なんとなく友達が集まってきて、 なんとなく…

白井太一朗
4か月前
3

2024.01.06

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。 年末年始の10連休が折り返しておりまして まだ今日を含めて3日休みがあるというにも関わらず 仕事初めの…

白井太一朗
4か月前
2

さよなら2023

今年最後の更新になるかな。 色々あったなー。 いや、事象としてはそんなに多くはなかったのだけど、 環境の変化に適応するために 心があっちへ行ったりこっちへ来たり、 …

白井太一朗
4か月前
5

背中。

2023年。全てのライブが終わった。 両手で収まる数しかできなかった。 ほんの少し寂しい気持ち。 数をこなせば良いかと言われると決してそんなことはない。 けれど、場数…

白井太一朗
5か月前
5

限られた自由を。

最低な平日を終えて 最高の土日を。 なんて言葉に共感なんてしたくなかったのだ。 だってそうやないの。 どういう状況であれ、 それは自分で選んだ道のりの結果であるので…

白井太一朗
5か月前
2
note、始めました。

note、始めました。

みなさま、はじめまして。
シンガーソングライターの白井太一朗(164cm/60kg)と申します。
本日より、note、始めてみます。
そんなに頻繁に更新するかと問われるとそうでもないかもしれませんし、もしかしたらめちゃくちゃ更新するかもしれません。
みなさまの丁度良いペースでお付き合い頂ければ幸いです。
有料記事も書くつもりなので、「お、こいつ、良いやんけ」と思ってくださる方はご支援いただければ幸

もっとみる

フォロースルー

路上ライブというものをしてきた。
結果から言うと特に何かが起きたわけではなかった。

過去を振り返ってみると、
5年ほど前に、ママチャリで大阪から東京へ向かい、道中で路上ライブをする、と言う謎極まりない企画をした以来の路上ライブだった訳ね。

路上ライブっつうのは、公道を使っているので、
基本的に条例違反になる。
し、そもそも音楽は各々の好き嫌いがあるので、
公的な場所で誰かの気分を害する可能性を

もっとみる

「コント、会社員」

スマホから完全にSNSアプリを消した。
さすがにLINEだけは消せないけれど。
午前中はスマホをおやすみモードにして通知が来ないようにした。
多分SNSが良くないんじゃなくてスマホが良くない。
良くないっつうか、今の自分にはノイズが多すぎる。

物覚えが明らかに悪くなっていて、
きっとこれは年齢のせいなんだろうと思っていた。
どうにかして改善できないかと思って
記憶にまつわる書籍を読み漁ったところ

もっとみる

胸元に投げろ

誰でも発信できる時代になって
誰でも情報を受け取れる時代になって
玉石混交の中から
ある程度確からしい情報をつかみ取れるようにテクノロジーは進化した。

無限に増えていく情報の中で
何が真実かを見極めないといけなくなったのだけど
あまりにも情報が増えすぎて
きっと発信している当人も
よく理解しないまま発信していることがある。

これはまだ良いとして
最近は感情に訴えかけて人を動かす技術が発達し過ぎ

もっとみる

街。

たくさんのツケを払って生きている。
何も気付いていなかった。
努力や挫折や小さな成功、そしてその積み重ねだったり。
やりたいようにやってきたことには何の後悔もない。
お金を借りているわけではないけれど、
実はたくさんの人から色んなものを借りて生きていたんだと思うようになった。
前々から借りたものは利息付きで返すぞ、と意気込んでいたけれど、
本当にいよいよ返していきたい。
返せなくなってしまった人も

もっとみる

all i wanted

4月。世間は祝日。
学生の頃はピザのデリバリーで休みなどはなく
時給1,200円でスタジオ代を稼ぐために
アクセルを回し続けていた季節。

高校時代の友人が東京に来ていたので遊んだ。
男二人で上野動物園。
これは一体どういう状況やねん、と思いはしたものの、
パンダを見たり、ハシビロコウを見たりして
ペンギンがやたらと生臭かっただけで
無駄に笑えたり。
夕方、ゴリラとライオンのいるエリアに向かったの

もっとみる

ベッドの周りに。

下駄箱を開けるとサンリオのキャラクターが描かれた桜色の封筒があった。
上履きの上に置かれたそれを手にとって
自分の名前が宛名に書かれていることを確認し
あたりをキョロキョロと見回した。
誰にも見られていないことを確認し封を開けた。

それが人生で初めてもらったラブレターだった。

小学5年の頃だったので
詳しい内容は覚えていないけれど、
僕のことが好きだと書いてあり
放課後、どこかに呼び出してくれ

もっとみる

ささやかなひかりを分け合って。

うーん、と唸って
捻り出すことが制作の殆どで、
でもそれらの殆どは誰にも触れることなく
自分でゴミ箱に捨てる。

そんな中でスルスルと出てくる瞬間が
ほんとうにごく稀にあって
それは十中八九、本当の言葉だ。

本当の言葉ってなんやねん
って言われると説明ができない。
けど、本当の言葉なのだ。

まだ出せた。
バンドの頃も含めると
もう50曲くらいは人前でやっているのだけど、
まだ出せた。
まだ出せ

もっとみる
そんなわけないのにね。

そんなわけないのにね。

この瞬間に出会うために生まれてきたんやろうなと思えた日がいくつかある。
それはひとえにおれがそういうことを信じてしまう痛いやつだからというのが理由なんやと思うねんけども。

33歳になった。
誕生日バーガーキングは最高。世も末。

概ね人生は良好。
それなりの波乱万丈もありつつ、
「あ〜これはもうヤバいね、まじで笑えないね。人生終わったね」と思ったりした日もあった。
けんども、「そんな日もあったね

もっとみる

執着するほどの今を。

日常生活がただただ流れていき
生きてるのか死んでるのかもよくわからなくなったりする。
ただ実際のところ、退屈と引き換えにメンタルは安定していて
概ね楽しく暮らしている。

しかしだな、
やはりヒリヒリしていたい。
その時、私は生を感じる。
皆もそうだろう、と
投げつけるつもりはさらさらなく、
私がそうである以上、
そうあり続ける道を模索し続けるしかないのだ。

自分の時間が終われば
黙って透明人間

もっとみる
W.5436

W.5436

月一しか更新しなくなってしまった。
ふざけるな。もっと書きたい。

とは言えど、
心にも無いことをさも本心ですよ、みたいに書いてしまうのは良くない。
何が良くないって、それが当たり前になってしまうことだ。

人間にも慣性の法則はあると思ってる。
雰囲気でなんとなくやっていることが
いつの間にか習慣になって
それが運命になり、人生になる。

思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから

とマ

もっとみる
afterword

afterword

近所の駄菓子屋でチェリオの安い炭酸を買って
BIGチョコという板状の長いチョコのお菓子も買った。
なんとなくそこにいると、
なんとなく友達が集まってきて、
なんとなくの流れで公園に行って
野球して、疲れたら友達の家でゲームして
17時になったら帰って
そろばん教室に行って、
1〜2時間過ごして
家に帰ってご飯とお風呂。

忙しいと最近の記憶からポロポロと抜け落ちていくらしい。
確かに最近のことはす

もっとみる

2024.01.06

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

年末年始の10連休が折り返しておりまして
まだ今日を含めて3日休みがあるというにも関わらず
仕事初めのことが頭にチラついてきついです。笑

今年は、とにかく制作。
2曲は完成しております。
年末年始もパソコンと向かいあったり
ギターをポロポロ爪弾いたり
「うわぁ、ちゃんと音楽やってる人みたいやぁ」
なんて思いながら悪戦苦闘しています

もっとみる
さよなら2023

さよなら2023

今年最後の更新になるかな。

色々あったなー。
いや、事象としてはそんなに多くはなかったのだけど、
環境の変化に適応するために
心があっちへ行ったりこっちへ来たり、
忙しなかった。

心が亡くなると書いて
忙しい。し
忘れる。

率直に言って嫌ではある。
だけども誰かに背負いきれないほどの負担をかける音楽活動はしたくない。
傷付けるための音楽ではなくて
背中をさすっていける人でありたいのだ。
その

もっとみる
背中。

背中。

2023年。全てのライブが終わった。
両手で収まる数しかできなかった。
ほんの少し寂しい気持ち。

数をこなせば良いかと言われると決してそんなことはない。
けれど、場数でしか埋めることができないことがあるのも事実。

来年以降のスケジュールも空いている。
正直、とても寂しい。
あまり自分のライブ映像を見たりすることはしないのだけど、
先日のライブの映像を繰り返し見ている。
それなりに場数をこなした

もっとみる
限られた自由を。

限られた自由を。

最低な平日を終えて
最高の土日を。
なんて言葉に共感なんてしたくなかったのだ。

だってそうやないの。
どういう状況であれ、
それは自分で選んだ道のりの結果であるので、
取捨選択したものを
「最低な」なんていう形容詞を付ける。

それは自分が望んだ未来なのか。
いや、違うやろ、と。

のめり込むくらいやってるか?と問う。
時間を忘れるほどそれに熱中できれば
なんだって楽しくなるのだ。
バランスを取

もっとみる