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さよなら2023

今年最後の更新になるかな。

色々あったなー。
いや、事象としてはそんなに多くはなかったのだけど、
環境の変化に適応するために
心があっちへ行ったりこっちへ来たり、
忙しなかった。

心が亡くなると書いて
忙しい。し
忘れる。

率直に言って嫌ではある。
だけども誰かに背負いきれないほどの負担をかける音楽活動はしたくない。
傷付けるための音楽ではなくて
背中をさすっていける人でありたいのだ。
そのうえでちゃんと陽の目を浴びたい。
いや、そろそろ浴びてもいいと思うのだ。
何も諦めきれない。

東京は冷たい街だなんてことは全くもって無く
むしろ関わる人はほとんどの場合において優しい。
ただ、大きく俯瞰して見てみると
確かに皆一様に生き急いでいるように感じることも多い。
人が多いことも大きく起因しているのだろうけれど、
目まぐるしいスピード感に生きづらさを感じたりもする。

そんなん言うて、おれは埼玉県民やねんけどな。

この前、休みの日に
明らかに詐欺まがいの訪問営業がうちに来たので
「こちとら現役ではなくなったとは言えど、コールセンター10年選手やぞ。あんたら営業マンが言われたら嫌なフレーズ200個は知っとるぞ」と思って
ごりっごりの関西弁でご対応差し上げて、無事に15分ほどの口論の後にお引き取り頂いた訳やけど、

彼もきっと何かを守るために(方法は良くないけど)戦っているのだと思うと、少しは優しくなれた気がする。
優しさのカケラも見せずに撃退したけど。

安定した生活が手に入れば何か変わるような気もしていたのだけれど、
何も変わらなかった。
基盤を固めて、おれは再びあなたに会いにいく。
結局自分は卒なく社会に溶け込めるほど器用ではなかったのだけれど、
もうそれで良いとすら思ってる。

嫌なものは嫌だ。
けれど、今はまだ認知が足りない。
実力はある。
どうやって広げるのか。
広がった結果、何も起こらないかもしれない。
けど、広げてみないと何も変わらないし、何もわからない。

足りないのは戦略だ。
そんなことをずっと思い続けた1年だった。

おれはおれのことを誰よりも信じていたけれど、
おれのことを信じてくれる人を信じようと思った。
あなた方の人生に少しでも影響を与えられたのであれば
その事実だけでおれはまだまだやれる。いや、ヤレる。
大丈夫。安心して待っていて欲しい。

折れたことしかないし、
負けたことしかないので、
何も怖いものなんてない。

撒いてきた種に、
来年は水をやって、
日を当てよう。
地中の栄養たっぷり。
芽吹かせるのだよ。

せっかく越してきた訳なので、かねてより密かに憧れを抱いていた鎌倉や湘南に遊びにいったのが一番記憶に残ってる。
晩年は沖縄か四国、淡路島あたりでゆったりと過ごしたいと考えていたけれど、
鎌倉も候補地としてかなり躍進した。文化の香りが色濃くてとても素敵なエリアだった。

同じくらいに関西が好きになる一年でもあった。
大阪・京都でライブするたびに、ここが自分の故郷なのだと強く感じた。幸せでいて欲しい人たちばっかりの土地だ。
当たり前すぎるけれど、どの町にも人がいて、生活があり、大切に想う人がいる。
夢見がちなことではなく、そういうありきたりにこそ覚悟や信念が灯っていたりするのかもしれない。
より人を大切にしたいと思った。

どうぞ、みなさま
良いお年をお迎えください。
どうぞ健やかに。
今年も本当にありがとう。
ラブです。

最後に、今年のクリスマスケーキの写真を。

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