Lullaby

自分の心を侵食してくる人間とは
是が非でも距離を取った方が良い。
言葉は本当に呪いになる。

はっきりと思い出してきた。
「できる」と思ったことしか出来ない。
どうしてこんな当たり前のことを
簡単に思い出せなくなってしまうのか。

もはや愛おしくもある。
別に無理やりポジティブになれって意味ではなくて
否定的なものを徹底的に排除するだけで良いのだ。

昨日のことを反芻している。
どうして誰も立ち止まらなかったのか。
たぶんだけれど、
前提として「止まるはずない」と心に予防線をしていたのだ。
だから立ち止まらなくてもノーダメージだった。
確かに傷つかなかったけど、
冷静に考えたら、めっちゃダサいな。

いや、だけど、この大事なこと思い出せて良かった。

ちょっとずつちょっとずつ
負け癖思考みたいなものを拾ってしまっていたみたい。
傷つきたくないだけの理由で。

マイクスタンドにギターアンプにギター本体と
その他備品を持って電車乗って、
駅から20分くらい歩いて。

正直に言えば
めちゃくちゃ疲れたんよ。
心臓もバックバクしたし、
水のペットボトルを持つスペースすらなかったから
どこかで「まぁ、ここまでどうにか辿り着いた訳やし」とか「チケット代とかが発生してる訳でもないし」とか思って
自分に言い訳してしまったんやろな。

挙げ句、メンタルが磨かれた時間でした、みたいな結論出して。
いやいや、違うやろ。と。

打席に立つ前から三振するのが決まってたんやわ。わかった。

なんかネガティブな感じで読まれかねない文面やけど、
こういう文面の時は大体心を奮い立たせてる時やのよ。

気合い入ったわ。
全然無駄なことなかった。
あんなに苦労して現場辿り着いたのに
何の成果も得られてないなんて
どう考えても悔しすぎるやろ。
倍返ししたらなあかんやん。

自分の心を侵食してくる人間が
まさか内側におったとは。
気付けて良かった。
昨日を意味のある負けにする。
勝つまでは負けてないという当たり前の真理。

磨かれるような魂ではなく
魂を磨く心持ち。
弾き語りはメンタルスポーツ。
負けたままで良い訳ない。

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