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【南信州】飯田市のソウルフード、飯田中華そば食べ比べ

都内から長野県内に移住してきて以来、長野市(長野県の北側にあります)に住み続けていたのですが、今年の4月に「南信州」というエリアの飯田市(長野県の一番南側にあります)へ転勤で引っ越してきて半年。

飯田市の、というか南信州の半年の感想などを書こうかと思っていたのですが、いきなり個別の中華そばの記事を書いてしまいました。
この食文化も南信州飯田市という地域の一つの特徴というか、面白いところなんですよね。

長野県飯田市には「飯田中華そば」の文化がある

さて、見出しの言い方であってるのかわかりませんが、長野県飯田市には昔から中華そばを出すお店が多く、飯田中華そばとか、飯田ラーメンとか言われていたりします。
とか言って、Googleでこの言葉そのまま検索しても出てこないので不安になってきたけど、確かにある。飯田のソウルフード、ご当地グルメなのです。

特徴はあっさり醤油スープと柔らかい麺。
麺の味わいというか、嚙んだ時の食感が普通とちょっと違うと思ったりしていたのですが、情報によるとかんすいではなく重曹を使ったりしているとか。

一番有名なのは「上海楼」

飯田市街地の銀座通りにある、上海楼。
飯田だとここが一番有名だと思う。
創業70年以上の老舗(でも移転したのでお店は綺麗)。ネットで検索するとブログでの食レポも多い。
よくお客さんが並んでます。

上海楼の中華そば 並盛720円。
ヒタヒタのスープとやや太めの柔らかい麺。
普通に大盛り分くらい量があるので僕は半盛500円を食べます。

醤油の味が強めの中華そば。
ヒタヒタのスープとやや太めの柔らかい麺。

餃子は揚げ餃子です。

上海楼の餃子450円は揚げ。
タレがかかっていて美味しい。

中華そば並盛は結構麺が多くて、女性や老夫婦などは皆さん半盛を注文してます。
半盛でも普通の中華そばくらいの量があるので、お腹いっぱいになりすぎず良いですよ。嫁さんは並盛食べきれず僕が食べ切りました。笑


駅前の「新京亭」も地元民に人気

上海楼と人気を二分している。上海楼が駅から10分くらい歩くのに対して、新京亭は1~2分。
創業50年以上。上海楼で修行した人が独立というか、暖簾分けしたんじゃなかったかな?
こちらも移転したのでお店は綺麗です(^^)
ちなみに、ご親族が経営するという支店が上郷黒田にありますが、本店の方がオススメ。

新京亭の中華そば 小盛550円。
上海楼のときはうっかり並盛を頼んで満腹すぎたため小盛を注文。

あっさり~
うどんを食べている感覚と言いましょうか。
上海楼よりスープが飲みやすくて好き。
個人的には小盛がちょうどいい感じ。
こちらも餃子は揚げです。

新京亭の餃子450円。キャベツは上海楼のほうが多い。


個人的に一番好きなのは「酔仙閣」

とくに有名ではないと思うが、意外と食べログの口コミとかは多い。
実は、飯田市には祖父母が住んでいて、祖父母の好きなお店でした。なので小さい頃は帰省のたびにここによく来ていました。
つまりは、小さい頃の刷り込み=ソウルフードになるというわけですね。
飯田ラーメンで「個人的に好きな味だ!」と感じるお店は、ここの味と似ていることが多い(「あっ酔仙閣に似てて美味しい!」という大変失礼な感想を小さな声で言っている。)

酔仙閣の中華そば600円。小盛とかはないが、そんなに多くないので大丈夫。

上海楼と新京亭と違って、少しスープが濁っています。
あと麺が細め。いつも完飲してしまう。

ただしお一人でやっているので、混んでいるときは結構待たされるので避けていくか、時間に余裕を持っていくと良い。
厨房の中で調理しているとお客さんが入ってきたことにも気づかないので、奥の厨房前の小さなガラス戸をガラガラっと引いて「中華そば一つお願いしまーす」と頼んでしまいましょう。

夜が空いているので狙い目かな。ただ事前にお客さんが一人も来ていないと、火さえついていないので時間がかかりますが笑
こないだも自分たちが一番客だったので20分くらい掛かったかな。(マスターが客席でスポーツ新聞熟読してた)


その他にも

いくつか紹介します。
GoogleMapはURL貼り付けますね。

東中軒
飯田市役所のすぐ横、市役所の方ご用達だと思う。
ちょっと酸っぱめなので個人的にはそこまで。嫁さんと母親は結構好きとのこと。
この店はカツ丼が好き。
Google Map:https://goo.gl/maps/ED97CDcj84nL1jkP6

東中軒の中華そば650円

時路屋食堂
天竜峡駅の前にある駅前食堂。
ここの中華そばは好き。麺はそんな柔らかいわけじゃないが、スープが美味しい。あとカツ丼がうまい。
Google Map:https://goo.gl/maps/EU14tbE9TziEJuyT6

時路屋食堂の中華そば700円。
ちと高い。

信濃屋 桜町店
焼肉屋さん。焼肉のついでに頼んだ中華そば(メニュー上はラーメン)。
もしかして厳密には他の飯田ラーメンとは違うのかしら。
飯田は焼肉の街ともいわれている。
Google Map:https://goo.gl/maps/yv4yeEKsr1stULDPA
公式HP:https://shinanoya-iida.com/
(メニュー全部載ってます)

信濃屋 桜町店の中華そば。
メニュー上はしょうゆラーメン600円

阿智村の大阪屋食堂
飯田市のお隣、昼神温泉や「日本一の星空」で有名な阿智村。
阿智村内では結構人気店だと思う。Googleストリートビューの撮影車が駐車場に止まっていた。
ここの中華そばも好き。あとカツ丼がうまい。

11時過ぎに行かないと混みそう。お店の前には駐車場が3台分しかない。
(商工会とかに停めるとかって言う口コミもありました)
Google Map:https://goo.gl/maps/egHDxQQwYtF6LPFb8
公式HP:https://achi-oosakaya.com/

大阪屋食堂の中華そば650円
関係ないがカツ丼がうまい。

コスパ良しのソウルフード

今も酔仙閣600円、上海楼の半盛500円、と結構安いですが、昔は酔仙閣も500円とか550円だったし、地元民には牛丼感覚でお腹を満たせるソウルフードですね。人気なのもわかる。脂も少ないから胃もたれしないし。
飯田に立ち寄った際は味見してみて。

中華そばとは関係ないけど、飯田ではカツ丼が卵とじなのにソース風味のタレで濃い目に味付けされていてうまいので、こちらもオススメ。

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