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肩甲胸郭関節を安定させるための考え方と運動療法をする際のコツ!

肩甲骨と胸郭は関節となっており、皆さんのご存じの通りで肩甲胸郭関節という関節になっています。

この肩甲胸郭関節は、ジョインド・バイ・ジョイント理論などでは、可動関節ではなく安定関節とされており、可動できることも重要ではありますが、それ以上に安定性がありきの可動性が必要な関節になってきます。

今回は、この肩甲胸郭関節の関係性として、、

肋骨サイドから見た時の肩甲骨の関係性と胸郭サイドから見た時の肩甲骨の安定性について解説をするコラムにしていこうと思います。


上記にエクササイズの動画を添付していますが、こういったエクササイズも一部分に過ぎないため、まずはエクササイズをするためには肩甲骨と胸郭との関係性を理解しておく必要性があります。


肩甲骨から見た時の胸郭

肩甲骨から見た時の胸郭

肩甲骨から見た時の胸郭の関係性ですが、、

肩甲骨サイドから胸郭に張り付く様な状態を保ったまま可動することが肩甲胸郭関節の構造として重要になってきます。


肩甲骨サイドから胸郭に対して張り付く様な状況を作るためには、、

・前鋸筋
・僧帽筋中部
・僧帽筋下部

この辺りが外れないマストの筋群になってくるケースが多いです。


以下でも紹介をしますが、、

胸郭の動きに合わせて肩甲骨が可動することが必要になってくるわけなので、肩甲骨に関しても決まった方向の動きしかできないというのは問題があるわけです。

僧帽筋中部・下部の役割について

僧帽筋の中部・下部線維が働くことによって、肩甲骨が内転+下制させる方向に可動することができます。


胸郭の伸展における肩甲骨の動き

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