新乃麻みこ

百色乃彩(かずいろのさい)コンサルティング代表。 人生の色は人それぞれ。そして悩みや迷…

新乃麻みこ

百色乃彩(かずいろのさい)コンサルティング代表。 人生の色は人それぞれ。そして悩みや迷いもまた人によって違います。その悩みや迷いを未来志向の「気づき」に変えて、彩り豊かな笑顔あふれる未来を共に創る会社を運営。主に終活・相続の相談を受けて感じたことを書き留めています。

記事一覧

親の終活への配慮~終活の話⁡

スダ様のお話⁡ ⁡ 父は90歳近くになり、⁡ 母も80代後半に差し掛かる。⁡ 年なりだが元気にしている。⁡ ⁡ とはいえ、世の中の情報には疎く⁡ 「終活」にも関心がない。⁡ …

新乃麻みこ
1か月前
2

相談事例:親から受け継いだ財産の行方

相談者:カワセ様 先妻との間に子どもはなく、 離別した後、歳の離れた若い妻をもらった。 後妻との間に息子がいるが、 80歳を目の前にして、 財産の行方を考えるようにな…

新乃麻みこ
1か月前

終活の話:実家のお墓に入らない選択⁡

ツシマ様のお話⁡ ⁡ 私は3人きょうだいの末っ子で 長兄とは10歳も離れている。⁡ その長兄は既に亡い。⁡ ⁡ 姉は嫁いでいるが、 こちらは没交渉だ。⁡ ⁡ 実家は北海道に…

新乃麻みこ
1か月前

相談事例:おひとり様になった事情⁡

相談者:ツノ様 ⁡ 一人息子は、30代に早世した。⁡ 働き盛りに働き過ぎての過労死だった。⁡ ⁡ 夫は5年前に自宅で看取った。⁡ 私の腕の中で静かに息を引き取り、⁡ 私も…

新乃麻みこ
1か月前

相談事例:4人きょうだいの長女と三男⁡

相談者:カワサキ様⁡ ⁡ 私は4人きょうだいの長女で⁡ おひとり様である。⁡ ⁡ 弟3人のうち⁡ 長男、次男は家庭を持っているが、⁡ 三男は私同様おひとり様だ。⁡ ⁡ 両親…

新乃麻みこ
1か月前

財産を増やしたい夫と減らしたい妻~終活の話⁡⁡

サトウ様のお話⁡ ⁡ 夫は若い頃から株をやっていて⁡ 80歳を越えた今も続けている。⁡ ⁡ 最近は株価が上がっているので、⁡ 面白さもあるようで、⁡ まだまだ資産を増や…

新乃麻みこ
1か月前

相談事例:遺言はほんとうに必要???

相談者:タナカ様 子どもがいない夫婦なので、 遺言を書いた方がいいと聞いた。 主人はその気になっているが、 私はいらないようにも思う。 主人が亡くなった時には 弟が…

新乃麻みこ
2か月前

相談事例:自分の年齢が信じられない90歳⁡

⁡ 相談者:フカノ様⁡ ⁡ 夫は7年前に亡くなり、⁡ 私も今年90歳になる。⁡ ⁡ 自分の年齢が信じられないくらいで、⁡ まだまだ自分のことは自分でできるし、⁡ かかりつけ…

新乃麻みこ
2か月前
1

相談事例:私は誰の相続人?

⁡相談者:サチオカ様⁡ ⁡ 妻が一人っ子だったため、⁡ 結婚する時に婿入りして、⁡ 妻の姓を継いだ。⁡ ⁡ 私には兄が2人いるので、⁡ 実家の姓を継ぐことに⁡ 執着してい…

新乃麻みこ
2か月前

相談事例:趣味が高じて作品が高額商品に

相談者:ナガノ様⁡ ⁡ 若い頃からテディベアが好きで、⁡ 暇を見つけては作るようになった。⁡ ⁡ 幸いというか、独り身だったので⁡ 自由な時間はたっぷりあった。⁡ ⁡ …

新乃麻みこ
2か月前

相談事例:相続人だと思っていた叔母の相続

相談者:マナカ様 1年前に父が亡くなった。 両親は離婚していたので、 父の相続手続きは一人っ子の私がすべて行った。 父の手続きが落ち着いた 今年になって、叔母が亡く…

新乃麻みこ
2か月前
1

超老老介護でも楽しい毎日~終活の話

オガワ様の話⁡ ⁡ 妻とは⁡ お互い元気なことが自慢の夫婦で、⁡ それぞれ違う趣味を持って、⁡ 楽しい老後を過ごしていた。⁡ ⁡ 妻は料理が上手で⁡ 栄養バランスの良い…

新乃麻みこ
2か月前
1

相談事例:事前準備に忙しいおひとり様

相談者:ハタケ様⁡ ⁡ 3年前に26年介護した母を見送り、 1年前に弟を見送った。⁡ ⁡ 独身だった弟は 私が一人になるのを⁡ 心配してくれていたが、実際、⁡ 弟が亡くなっ…

新乃麻みこ
2か月前

相談事例:おひとり様であるという自覚

相談者:マザキ様 妻とは離婚して数年になる。 息子はいるが、妻の籍に入っているし、 会うこともないので、 自分のことは頼めない。 きょうだいとしては姉が2人いるが、 …

新乃麻みこ
2か月前

夫婦そろって献体に登録~終活の話

⁡ ⁡ シロイ様のお話⁡ ⁡ 70歳を過ぎた頃、⁡ 妻と二人で、母校の大学の献体に登録した。⁡ ⁡ 子どもがいないし、⁡ 先祖代々のお墓を⁡ 守っているわけでもなかったの…

新乃麻みこ
2か月前
1

相談事例:病気がちな夫の看病に疲弊する妻⁡⁡

相談者:タイラ様⁡ ⁡ 私たち夫婦には子どもがいない。⁡ 夫とは5つ違うので、⁡ 自分の方が残るのだろうと覚悟はしている。⁡ ⁡ 75歳頃から、⁡ 夫が病気がちになった。…

新乃麻みこ
3か月前
1
親の終活への配慮~終活の話⁡

親の終活への配慮~終活の話⁡

スダ様のお話⁡

父は90歳近くになり、⁡
母も80代後半に差し掛かる。⁡
年なりだが元気にしている。⁡

とはいえ、世の中の情報には疎く⁡
「終活」にも関心がない。⁡
あまり理解もしていないようだ。⁡

エンディングノートを書かせようと、⁡
あれこれ聞き出しているが、⁡
言葉を濁したり、⁡
急に面倒な素振りになったりする。⁡

さすがに、息子に直接は⁡
言いにくいこともあるのだろうなと思

もっとみる
相談事例:親から受け継いだ財産の行方

相談事例:親から受け継いだ財産の行方

相談者:カワセ様

先妻との間に子どもはなく、
離別した後、歳の離れた若い妻をもらった。

後妻との間に息子がいるが、
80歳を目の前にして、
財産の行方を考えるようになった。

子どもは成人して間もないので、
一旦、後妻に財産を継がせ、
ゆくゆく息子に渡るように
遺言を書けるかな?

☆未来に繋がる気づき

遺言で書けるのは、
一代先の行先までです。
つまり、奥様⇒息子さんという内容で
遺言を書

もっとみる
終活の話:実家のお墓に入らない選択⁡

終活の話:実家のお墓に入らない選択⁡

ツシマ様のお話⁡

私は3人きょうだいの末っ子で
長兄とは10歳も離れている。⁡
その長兄は既に亡い。⁡

姉は嫁いでいるが、
こちらは没交渉だ。⁡

実家は北海道にあり、⁡
上京してもう40年になるし⁡
長兄がいなくなって⁡
実家に帰ることもなくなっている。⁡

実家のお墓には⁡
両親と兄が入っているが⁡
遠方であるし、⁡
自分たちは子どもがいないので、⁡
今の住まい近くのお寺に⁡
樹木

もっとみる
相談事例:おひとり様になった事情⁡

相談事例:おひとり様になった事情⁡

相談者:ツノ様

一人息子は、30代に早世した。⁡
働き盛りに働き過ぎての過労死だった。⁡

夫は5年前に自宅で看取った。⁡
私の腕の中で静かに息を引き取り、⁡
私もあんな死に方をしたいと思うが、⁡
もはや家族がいないので、⁡
そうはいかなくなった。⁡

幸い3人の姪っ子たちが⁡
よくしてくれるので、助かっている。⁡

ただ、亡くなった後の⁡
手続きの大変さを知っているので、⁡
それは専門

もっとみる
相談事例:4人きょうだいの長女と三男⁡

相談事例:4人きょうだいの長女と三男⁡

相談者:カワサキ様⁡

私は4人きょうだいの長女で⁡
おひとり様である。⁡

弟3人のうち⁡
長男、次男は家庭を持っているが、⁡
三男は私同様おひとり様だ。⁡

両親の相続が終わった当たりから⁡
長男、次男とは折り合いが悪くなったが、⁡
同じ境遇でいるためか三男とは⁡
仲が良い。⁡

おひとり様の場合、⁡
遺産の相続人はきょうだいになると聞いた。⁡
三男だけに相続させることはできるだろうか

もっとみる
財産を増やしたい夫と減らしたい妻~終活の話⁡⁡

財産を増やしたい夫と減らしたい妻~終活の話⁡⁡

サトウ様のお話⁡

夫は若い頃から株をやっていて⁡
80歳を越えた今も続けている。⁡

最近は株価が上がっているので、⁡
面白さもあるようで、⁡
まだまだ資産を増やそうとしている。⁡

私は、今住んでいる家を売って、⁡
持ち物も最小限に減らして⁡
老人ホームに入りたいと思っている。⁡

子どももいないし、お金を残すことより、⁡
今後の安心を得たい。⁡

☆未来に繋がる気づき⁡

財産に

もっとみる
相談事例:遺言はほんとうに必要???

相談事例:遺言はほんとうに必要???

相談者:タナカ様

子どもがいない夫婦なので、
遺言を書いた方がいいと聞いた。

主人はその気になっているが、
私はいらないようにも思う。
主人が亡くなった時には
弟がいるが、
財産はいらないと言われている。

私が先に逝った時には
妹たちが
気を利かせてくれる気がするが、
どうなんでしょう?

☆未来に繋がる気づき

遺言の目的は、
希望通りに財産を分けることの他に、
争いごとが起きないようにす

もっとみる
相談事例:自分の年齢が信じられない90歳⁡

相談事例:自分の年齢が信じられない90歳⁡


相談者:フカノ様⁡

夫は7年前に亡くなり、⁡
私も今年90歳になる。⁡

自分の年齢が信じられないくらいで、⁡
まだまだ自分のことは自分でできるし、⁡
かかりつけ医にも⁡
「要介護はつけられない」と言われた。⁡

息子が2人いるが⁡
どちらも離れて暮らしている。⁡

長男は私を気にして⁡
月に数回訪ねてくれる。⁡
もう少し年を取ったら、
お金のことなど⁡
長男に任せたりできるのだろう

もっとみる
相談事例:私は誰の相続人?

相談事例:私は誰の相続人?

⁡相談者:サチオカ様⁡

妻が一人っ子だったため、⁡
結婚する時に婿入りして、⁡
妻の姓を継いだ。⁡

私には兄が2人いるので、⁡
実家の姓を継ぐことに⁡
執着していなかった。⁡

定年も間近になって、⁡
親たちも高齢になってきた。⁡
終活の話の中で⁡
「親の相続」というフレーズが出てきたが⁡
私は誰の相続人になるのだろうか?⁡


☆未来に繋がる気づき⁡

サチオカ様は⁡
奥様の姓を

もっとみる
相談事例:趣味が高じて作品が高額商品に

相談事例:趣味が高じて作品が高額商品に

相談者:ナガノ様⁡

若い頃からテディベアが好きで、⁡
暇を見つけては作るようになった。⁡

幸いというか、独り身だったので⁡
自由な時間はたっぷりあった。⁡

年齢を重ねるごとに⁡
材料にもお金を掛けるようになり、⁡
一度、オークションに出したら⁡
10万円の値がついた。⁡

これまで、あえて売らずに来たが、⁡
作品はすでに100体を越えている。⁡
これも私の財産だろうか。⁡


☆未

もっとみる
相談事例:相続人だと思っていた叔母の相続

相談事例:相続人だと思っていた叔母の相続

相談者:マナカ様

1年前に父が亡くなった。
両親は離婚していたので、
父の相続手続きは一人っ子の私がすべて行った。

父の手続きが落ち着いた
今年になって、叔母が亡くなった。
独身の叔母だったため、
代襲相続人として再び相続手続きを
することになった。

相続手続きを進める中で、
父と叔母の関係が明らかになり、
私は相談人ではないことがわかった。

これは、どういうことだろう?

☆未来に繋がる

もっとみる
超老老介護でも楽しい毎日~終活の話

超老老介護でも楽しい毎日~終活の話

オガワ様の話⁡

妻とは⁡
お互い元気なことが自慢の夫婦で、⁡
それぞれ違う趣味を持って、⁡
楽しい老後を過ごしていた。⁡

妻は料理が上手で⁡
栄養バランスの良い食事を⁡
作ってくれたおかげで、⁡
80歳になってもフルマラソンが⁡
出来たのだと思う。⁡

その妻が登山中に転倒して、⁡
高次機能障害で寝たきりに⁡
なってしまった。⁡

私は自宅で妻を介護している。⁡
世に言う超老老介護だ。

もっとみる
相談事例:事前準備に忙しいおひとり様

相談事例:事前準備に忙しいおひとり様

相談者:ハタケ様⁡

3年前に26年介護した母を見送り、
1年前に弟を見送った。⁡

独身だった弟は
私が一人になるのを⁡
心配してくれていたが、実際、⁡
弟が亡くなってからは⁡
“おひとり様”の自覚が生まれた。⁡

同年代のいとこやその子どもの⁡
世話にはなりたくないし、⁡
あれこれ準備に躍起にはなっているが、⁡
なかなか進まない。⁡

相続人がいないので、⁡
遺言が必要だと聞いて、⁡

もっとみる
相談事例:おひとり様であるという自覚

相談事例:おひとり様であるという自覚

相談者:マザキ様

妻とは離婚して数年になる。
息子はいるが、妻の籍に入っているし、
会うこともないので、
自分のことは頼めない。

きょうだいとしては姉が2人いるが、
こちらもボツ交渉である。

自分の終活に
どんなことを考えたらいいのかな。

☆未来に繋がる気づき

マザキ様はおひとり様ではありますが、
相続人には息子さんの名前が上がってきます。
どんなにボツ交渉でも血縁は
切ることができない

もっとみる
夫婦そろって献体に登録~終活の話

夫婦そろって献体に登録~終活の話



シロイ様のお話⁡

70歳を過ぎた頃、⁡
妻と二人で、母校の大学の献体に登録した。⁡

子どもがいないし、⁡
先祖代々のお墓を⁡
守っているわけでもなかったので、⁡
医療の発展に役立ててもらった後、⁡
大学の共同墓地に⁡
入れてもらえることもあって、⁡
それを選択した。⁡

大学の同級生だった妻も⁡
すんなり賛成した。⁡
思わぬことに、妻が先に逝ってしまったが、⁡
アチラで待っていて

もっとみる
相談事例:病気がちな夫の看病に疲弊する妻⁡⁡

相談事例:病気がちな夫の看病に疲弊する妻⁡⁡

相談者:タイラ様⁡

私たち夫婦には子どもがいない。⁡
夫とは5つ違うので、⁡
自分の方が残るのだろうと覚悟はしている。⁡

75歳頃から、⁡
夫が病気がちになった。⁡
風邪と言われて、⁡
下がらなかった熱は、⁡
肝臓付近のがんのせいで、⁡
それがわかるまでは、⁡
おちおち寝てもいられなかった。⁡

その後、腎臓も悪くしたし、⁡
ここ2年ほどは落ち着いているが、⁡
認知症にでもなって、⁡

もっとみる