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つい、当然と思ってしまう客側目線

関東も梅雨明けとなり、暑さの序章はとっくにきていたものの、本格的な夏到来を実感しますね。
多くの方は、酷暑と言われても決められた時間に出勤せざるを得ないわけで、どれだけ暑さに気づかないように過ごすか。(私だけでしょうか)苦心されていることと思います。

屋外を歩くのは、日が落ちてから・・・なんて思っているうちに、億劫になることも多々あり、できるだけ用事をひとまとめに済ませようとしていることに共感してくださる方も多いと信じています。
となると、親類への夏のご挨拶やら、ちょっとした贈り物など、直接お会いできない方への配送もその場から依頼できるところが助かっています。

何となく、午前中に購入すれば当日中に出荷、夕方以降になれば翌日の出荷であろうと、年末年始や特別なことが無い限り対応してもらっているように思います。

比較的買い物をする方の感覚としては、お持ちになっている期待値だと思います。

私は、日頃からこちらのnoteでも「小売業のエキスパートに!」と小売業の皆さんと一緒に仕事をしているため、裏事情もよくお聞きしています。

先日も高齢の方を中心に、「包装してもらえるから、ここでいつも購入するのよ」という店舗選びの条件がある、「包装が綺麗だから、嬉しい」というお褒めの言葉を頂いたスタッフの話を聞いていると、値段や個数や大きさに関わらず、1点の商品を販売する中で、実店舗の手間がものすごい量であることを実感します。
お客様によって、異なるものの配送と一言に依頼する側の気軽さと請け負う側の手間は膨大だよな。と少々申し訳ない気持ちにすらなります。

もちろん、1人の消費者としては「配送料」のみ支払い、お礼をしてその場を去りますが、当たり前と思ってしまう当日の出荷やら、梱包が綺麗だとか、店舗の方々のご尽力があってこそなのですよね。

今週、とある老舗菓子店で夏限定パッケージに入った銘菓を見つけ、早々にお届けできたらと配送を依頼しました。
「配送が込み合っていまして、お届けまでに1週間から10日ほどお時間いただきますが、よろしいでしょうか。」
と確認されました。

ものすごい繁盛していることの表れでもあり、経営的には嬉しい結果だと思います。同時に、実店舗の皆さんはどれだけの出荷用梱包と確認作業があるのだろうか・・・と考えると、複雑な思いです。
以前、繁忙期以外の想定外の大量注文があった日に該当店舗の店長から「先生、今日は全員で残業です。終電まで帰れるかわかりません。」と、ばったり夜食を購入してきたタイミングで出会ったときにお聞きしました。

売れるって、嬉しいことですが、「売れる」に伴う色々があることを踏まえ、それでもにこやかに対応したり、感じ良く接客してくれている小売業をはじめとした対面の仕事をされている方って、素晴らしいですね。

どうか、暑さも厳しい中での作業も多々あると思います。身体に気を付けて、水分とってくださいね。



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