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【重版情報】籾山明『増補新版 漢帝国と辺境社会』

【重版情報】籾山明『増補新版 漢帝国と辺境社会』

 重版情報です。
 籾山明『増補新版 漢帝国と辺境社会 長城の風景』(志学社選書)の2刷を決定いたしました。
 まだごく若干の市場在庫がございますが、復刊からちょうど2年で初版が売り切れたことになります。

 漢簡をもちいた研究とはどのようなものなのか、あるいは衛青や霍去病によって漢王朝の領土となった河西ではどのような生活が営まれていたのか……初学者向けの入門書・概説書でありつつ、読み物としてもす

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『例解学習国語辞典』(小学館)のお手伝いをしました

『例解学習国語辞典』(小学館)のお手伝いをしました

 こんにちは、本日は他社さんでのお仕事のお知らせです。
 現在、小学生向け国語辞典でシェアNo. 1の小学館『例解学習国語辞典』第十二版が発売となりました。
 こちら、弊社でもお手伝いをさせていただいております。

 これからの季節、プレゼントにも最適な一冊となっております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

 特設サイトも!

『神武天皇伝承の古代史』が発売になりました

『神武天皇伝承の古代史』が発売になりました

 志学社選書第九弾となる平林章仁『神武天皇伝承の古代史』が発売となりました。
 神武天皇は皇統譜の初代に位置づけられ、記紀には日向から大和への「東遷伝承」が記録されています。本書は、このヤマト王権の「始祖王」にまつわる伝承が、いかにして形成されたかを探る論文集です。
 大和のみならず、日向(かつての日向は大隅・薩摩を含んでいました)の地域史でもあります。
 また、富雄丸山古墳出土蛇行鉄剣など、最新

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論集『巫・占の異相』が発売となりました

論集『巫・占の異相』が発売となりました

 このたび、弊社初の論集となる『巫・占の異相』が発売されました。
 日文研で行われた共同研究会、通称「占い班」の成果論集ですが、班員でない先生方にも加わっていただき、幅広い分野から11本の論考を寄せていただきました。
 この手の論集は一万円を超える価格となることも多いのですが、弊社では「学生さんでも手が届く価格帯」をモットーにしておりますので、だいぶ頑張りました。
 もちろん、図書館へのリクエスト

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『完訳 華陽国志』、重版のお知らせ

『完訳 華陽国志』、重版のお知らせ

 こんにちは、平林です。
 3月末に刊行したばかりの中林史郎先生による『完訳 華陽国志』、早々と重版の運びとなりました。
 ひとえに、熱心な三国志ファンをはじめとする読者の皆さまのお陰です。

 こちら、重版は4月の下旬にできあがってくる予定です。
 初版の在庫は、市中在庫に加え、弊社にもまだ少しございます。
 全国の書店さん経由のご注文、ネット書店からのご注文、そして図書館へのリクエスト、いずれ

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『漢文の学び方』、重版ができました

『漢文の学び方』、重版ができました

 こんにちは、代表の平林です。
 おかげさまで『漢文の学び方』の在庫がなくなり、重版いたしました。
 発売から10ヶ月足らず、返品もほぼゼロで、ありがたい限りです。
 これからの入学シーズン、東洋史・中国文学・中国哲学はもちろん、日本史や日本文学を学ばれる方にもおすすめの一冊です。
 引き続きよろしくお願い申し上げます。

 なお、重版にあたり、巻末の著作目録/著者プロフィール写真等、一部追加を行

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『増補新版 通州事件』が発売になりました

『増補新版 通州事件』が発売になりました

 志学社選書第八弾、広中一成『増補新版 通州事件』が発売となりました。
 弊社としては初めての近現代史分野の本となります。
 今年は日中開戦、そして通州事件から85年となります。この機に、実証的立場から書かれた本書を手にとっていただけましたら幸いです。

 弊社出版物はすべて、全国どちらの書店さんからでもお取り寄せ可能です。店頭に見当たらない場合は是非ご注文くださいませ(専門取次である八木書店さま

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年頭のご挨拶(2022)

年頭のご挨拶(2022)

 あけましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、まだまだ疫病の収束せぬ昨今ではございますが、昨年は弊社にとって実に稔りの多い年となりました。
 まず、志学社選書を四点(うち一点は書き下ろし)刊行することができました。
 中国史にとどまらず、日本古代史分野に進出を果たせたことも念願が叶い嬉しく思っています。

 刊行した四点はいずれも好調な売れ行きであり、なか

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『雄略天皇の古代史』が発売となりました

『雄略天皇の古代史』が発売となりました

 志学社選書第五弾、『雄略天皇の古代史』が発売となりました。
 これまでの四冊は、増補ありの復刊でしたが、今回は初の書き下ろしとなります。

「進化論的古代史観」を克服した先に現れる、新たな雄略天皇像

 雄略天皇の治世は、おおよそ5世紀後半に比定される。
 中国史書に「倭国」として登場するこの時代の日本は、各地で巨大な前方後円墳が営まれる古墳時代であり、豪族たちによる激しい権力抗争が繰り広げられ

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『藤原仲麻呂政権の基礎的考察』、発売です。

『藤原仲麻呂政権の基礎的考察』、発売です。

 志学社選書第四弾となる、木本好信先生の『藤原仲麻呂政権の基礎的考察』が発売になりました。
 今回は日本古代史、そして論文集とかなり専門性が高いのですが、入手困難になっていた名著の復刊です。

天平宝字八年(764)九月、孝謙上皇によって御璽と駅鈴を奪取された藤原仲麻呂(恵美押勝)は失脚・滅亡し、ここに仲麻呂政権は終焉を迎える。最終的に皇権者との対立によって滅び去ったが、そのことはとりもなおさず、

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中国史史料研究会 第一回セミナー「文書としての中国史史料」

中国史史料研究会 第一回セミナー「文書としての中国史史料」

 【追記2】
 アーカイブを下記にて配信開始しました。
 なお、シンポジウムにつきましては、本年発行の『中国史史料研究』に掲載予定です。

 【追記1】
 おかげさまで本セミナーは無事に終了いたしました。
 報告・講演のアーカイブ配信は現在準備中です。

 中国史史料研究会は第一回セミナー「文書としての中国史史料」を開催します。
 今回はオンライン(zoom)での開催となります。会員・非会員にかか

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『不老不死 仙人の誕生と神仙術』、発売です

『不老不死 仙人の誕生と神仙術』、発売です

 代表の平林です。
 志学社選書第三弾となる、大形徹先生の『不老不死 仙人の誕生と神仙術』が発売になりました。

古代中国において、死は単純な「終わり」ではなく、「再生のはじまり」であった。精神は「鬼」となり、生き続けた。しかし、肉体は朽ちる。この肉体を不滅のものとしたのが不老不死の「仙人」である。本書では肉体の保存法にはじまり、仙人の誕生、不老不死を求め狂奔する皇帝たち、ときに猛毒をも含んださま

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新年のご挨拶(2021)

新年のご挨拶(2021)

 みなさま、明けましておめでとうございます。
 代表の平林です。
 新年のご挨拶、ということで、昨年の振り返りも含めた記事をアップいたします。

昨年の志学社選書

 おかげさまで、第一弾『侯景の乱始末記』に重版をかけることができました。
 二刷ぶんも快調に出庫が継続しており、弊社の目標である「名著を長く売っていく」の入り口に、ようやく立てたかなと感じております。

 また、年末には第二弾となる『

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『木簡学入門』、好評発売中です

『木簡学入門』、好評発売中です

 こんにちは、平林です。
 新刊が出たのにここでお知らせするのがすっかり遅くなってしまいました……。
 コロナを乗り越え、ようやく出せた新刊ですので、遅れましたがちゃんと紹介します。

大庭脩先生ってどんな先生? まずは、本書の著者であるところの大庭脩先生について、簡単にご紹介したいと思います。

 大庭先生は1927年のお生まれで、生後間もなく京都市から大阪市に移られました。
 1950年に龍谷

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