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アーユルヴェーダ

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2020年2月の記事一覧

自立してこその人間関係

人間関係の悩みは一生つきまとうものですね。

家族や子どもやパートナー
仕事関係や友人関係など

人との関係では
ついつい
相手が自分の思いや期待に
どこまで応えてくれるか、

自分が相手の期待や希望に
どこまで応えられるか、にあると
思いこみがちになります。

けれどもそれをしている限りは
絶対に私たちの心は
満たされないことに気づきます。

人との関係とは
相手に自分の期待通りの
動きをしても

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コロナ対策も「自律神経」をととのえることから

コロナウィルス対策にと
手洗い、うがい、マスク、
人の多い場所などに行かない、
ストレスを溜めない、
疲れを溜めない、などを心がけている人も
多いと思います。

健康な人が病気になる理由は
「免疫系のトラブル」もしくは
「血管系のトラブル」の
どちらか、と言われていますが

風邪をひきやすい人、
ひきにくい人がいますが、
これも「免疫力」の高さの違い、が
大きな要因のひとつになっています。

また

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鼻血、皮膚のかゆみ、月経過多、血尿には

アーユルヴェーダでは
外傷以外の不正出血のことを
「ラクタピッタ」といいます。

ラクタ(血液組織)
   +
ピッタ(火のエネルギー)の
組み合わさった言葉。

血尿、血便、鼻血、月経過多、などなども
ラクタピッタになります。

ラクタピッタがあるのは、
アーユルヴェーダでは
ピッタが体内に
増加してしまっている状態と考えます。

鼻血が出やすい人や
皮膚の炎症や、
肌のかゆみがでやすい人、

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なんとなく「満たされない」の原因

特に、
何、というわけではなくても、
なんとなく
「満たされないな」
「空しい」と感じる時って
あると思います。

満たされていない時というは、
今、ここに意識がない時。

しっかりと
「今」を「体験」していないとき
私たちは満たされない感覚になります。

逆に
意識が今、ここにあって
五感が働いている時、

私たちは今をしっかりと体験していることになり、

満たされない、空しい、という
感覚には

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【今できることをやるのみ】

【今できることをやるのみ】

なにかと不安になるニュースの多い
今日この頃ですね。

周りから
聞こえてくる言葉に流され過ぎず、

自分が
今、できることをやるのみ、だなと
つくづく思います。

あこれこと騒いでしまうのは、
不安や心配が
自分の内側にあるから。

なんとなくそわそわとして
心静かにしているのが
いたたまれないのは、

やっぱり自分の内側が
不安や心配でいっぱいだからなんだとおもい

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バナナを食べるとき

ここ数日
バナナをよく食べていた息子が
なかなか鼻詰まりが良くならないので

どうもバナナに原因があるのでは、と思い、
3日間、バナナをやめさせたところ、
鼻詰まりがすっかり収まりました。

バナナは季節問わず、
年中、スーパーに並んでいます。

手軽なので、おやつに、と思って
買うこともよくあります。

バナナはインドでも
よく食べられていますし、
アーユルヴェーダの料理にも良くでてきます。

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「思考」の中で生きることをやめる

「思考」の中で生きることをやめる
「瞑想をはじめると思考がわいてきます」と
よく言われます。

私も同じです。

静かに坐はじめた途端に、

今日の夕食は何にしよう、とか
あの時のあれはどうなったかな、、、などなど
思考がどんどんわいてきます(笑)

本当は私たちの頭は
常にこうした思考でいっぱいなのですが、
瞑想をすると、
その思考が目立つので

「瞑想をはじめると思考がわいてくる」と
勘違いし

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そもそも全体だったことを思い出す

普段、私たちは

「こうすべき」
「こうであってはいけない」

という思いを抱くことで
勝手に不幸になっています。

逆にすべてにおいて
「これでいいんだ」
と思えたら、幸せです。

まさに、
天才バカボンのパパ、
「これでいいのだ」の世界(笑)

私たちは、
起きる出来事に対して、

「こうすべき」
「こうであってはならない」と
ジャッジしていますが、

それはいったい
誰に向けて行っている言葉

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セサミオイルで疲労回復と老化を遅らせる

急に寒くなりましたね。
お身体が急に冷えて、緊張し、
身体が疲れているな、
疲れが取れないな、と
感じたら、

セサミオイルを使ってセルフケアを。

アーユルヴェーダの古典医学書である
「チャラカ・サンヒター」には

オイルマッサージの大切さを
次の用に記しています。

「つねにオイルマッサージを行っている人は、
身体に外傷や打撲を受けても、
重労働をしても、
決して、大事には至らない。

常にオ

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一番大事な仕事

どんな仕事も尊い仕事ですが、
この世で一番大切な仕事は、

自分自身のバランスをとって、
自分をいつも気分よくさせていること、
自分をご機嫌よくさせてあげること

なんだと思います。

この世界にあるほとんどの仕事は、

人を
気分良くさせるような物をつくる仕事だったり、
気分良くなってもらうものを販売する仕事だったり、
気分良くなってもらうためのサービスだったりしますが、

そんな風に
誰かに何

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花粉症に向けて今から準備を

春の訪れももうすぐかな、と思えるような
気候が続きますね。

春になると
なんとなく眠くなったり、
花粉症に悩まされたり、
頭がぼーっとしたりという
症状がでてくるものです。

これは、
体内に溜まっていたカパが
悪化(表にでてくる)ため、
とアーユルヴェーダでは教えています、

冬には、
脂質の多いものや甘いものが
食べたくなる上に、

生理現象が眠りに入る時期(冬眠の時期)で
いつもよりも運動

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満足を得るには

満足を得るには
何者かになろうとしたり、
何かを得ようとして、

常に何かを追い求めていないと
気が済まないのが私たちなんだと思います。

でも、実際は
その者になったとしても、
それを手に入れたとしても、

一時の満足感があるだけで、
またすぐに、

「足りない」
「もっともっと」と

なるのが私たちです。

それも全部わかっているのに、
同じことを繰り返しているのも
私たちです。

外側になに

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「性格」も食べるもので変化する

「性格」も食べるもので変化する
性格はなかなか変えられない、と言われますが、

たとえば
「食べるもの」を少し気を付けてみるだけでも、
変えられる部分はたくさんあります。

アーユルヴェーダでは、
心の状態と
食べ物はリンクしていると考えます。

私たちの身体や心は、
取り入れる食べ物によってできていますから、

何を食べるか、
どのように食べるか、は
とても大切になります。

イライラしやすく、

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人間と動物・植物の違い

アーユルヴェーダでは、
自然に起きては消えていく
あらゆる自然現象を

ヴァータ(風)
ピッタ(火)
カパ(水)

の3つの要素を使って説明しています。

ヴァータ(風)は「動き」を起こす要素。
たとえば、
筋肉の運動や
体内に入った食物の流れ、神経の伝達、
心の動き、などなどは
すべてヴァータがつかさどっていると説いています。

ピッタ(火)は「変化」を起こさせる要素。
食物を消化、吸収する働き

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