セサミオイルで疲労回復と老化を遅らせる

急に寒くなりましたね。
お身体が急に冷えて、緊張し、
身体が疲れているな、
疲れが取れないな、と
感じたら、

セサミオイルを使ってセルフケアを。


アーユルヴェーダの古典医学書である
「チャラカ・サンヒター」には

オイルマッサージの大切さを
次の用に記しています。

「つねにオイルマッサージを行っている人は、
身体に外傷や打撲を受けても、
重労働をしても、
決して、大事には至らない。

常にオイルマッサージを行うことにより、
優れた触覚の行きわたった身体になり、
体力を得て、老化が遅くなる」


アーユルヴェーダではセサミオイルでの
マッサージを行います。

セサミオイルは数ある
オイルの中でもオイルの女王と呼ばれ、

身体を温める作用や、
体内に溜まっているアーマ(毒素)を
溶かし出す作用や、

ゴマの成分であるセサモールの抗酸化作用によって、
活性酸素の害を防いで、
老化防止や皮膚を丈夫にするなどの幅広い効果が
あるとされています。


セサミオイルは、
高級なものでなく大丈夫です。

スーパー等で売っている
太白のごま油(焙煎されていない無味無臭のごま油)で
結構です、
加熱処理してご使用してください。

加熱処理は、
瓶の中のセサミオイルを一度お鍋に全部あけ、
火にかけてて行います。

セサミオイルを100℃まで加熱したあと、
火を止め、自然に冷めるまで待ち、
冷めたら瓶に戻して、
それを使うようにします。


ご自身でセサミオイルを塗布される際には、
お風呂やシャワーを浴びる前に、

足や耳、肩回りや腰周り、
頭などに
擦りこむようにマッサージをしてください。

生理痛や生理不順に悩まれている方は、
お腹周り、腰回りも。


セサミオイルの塗布のあとは、
できれば浸透させるために10分程度置いたのち、
温かいシャワーやお風呂に入って
発汗を行ってください。

また、発汗が終わったあとは、
リラックスをしてゆっくりと休むことが大切になります。


サロンにお越しいただき、
アヴィヤンガ(オイルマッサージ)、
スヴェダナ(発汗法)が終わったあとも、
ゆっくりすごすことを心がけてください。


オイルマッサージ、発汗が終わったあとは、

・冷たい飲み物はのまず、温かい飲み物を飲む
・昼寝はしない
・消化に負担のかからないものを食べる
・お腹いっぱい食べず、腹八分目にしておく
・五感を刺激するものをさける
(テレビの見すぎ、PCの見すぎ、
大音量での音の聴きすぎ、
おしゃべりのしすぎ、などをしない)
・過剰な労働や運動はしない
・怒りや悲しみなど激しい感情を引き起こすものから
 遠ざかるように心がける。

オイルは塗布すればよい、というものではなく

オイルマッサージのあと、
胃腸をはじめとした内臓をやすめ、
五感をやすめ、
あらゆる刺激を避けて、
心を穏やかに過ごすことが大切になります。


「つねにオイルマッサージを行っている人は、
身体に外傷や打撲を受けても、重労働をしても、
決して、大事には至らない。
常にオイルマッサージを行うことにより、
優れた触覚の行きわたった身体になり、
体力を得て、
老化が遅くなる」

チャラカサンヒターの
この言葉通り、

普段から、オイルマッサージの習慣をつけておくことで、
老化防止にもなり、
疲れにくく、怪我もしにくい身体に、

不安や心配や鬱々とした
気分からも遠ざけてくれます。

まずは週に1回からでも、
できるところからはじめてみませんか。

(write by アーユルヴェーダ専門サロンMyCocoon)

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