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パリ五輪開幕。開会式は雨中のセーヌ川。川のパレードは絵になる。阪神の日本一パレードを道頓堀でやってほしかった。五輪メダリストは東京・隅田川でパレードを!

パリ五輪が開幕した。開会式は雨中のセーヌ川。各国・地域の選手団は船に乗っての行進だ。川のパレードは絵になる。米国ではスポーツの優勝パレードで一部ルートが川を通ることもある。昨年38年ぶりに日本一になった阪神。道頓堀でパレードをしてほしかった。日本の五輪メダリストには、東京・隅田川でぜひ記念パレードを行ってほしい。

パリ五輪の開会式は26日(日本時間27日)に行われた。パリ中心部を流れるセーヌ川が会場だ。競技場外で開会式が行われるのは、夏季五輪では初めて。ファッションの発信地でもあるフランス。今回のアイデアに脱帽だ。

各国の選手たちは船に乗っての登場だ。選手団の多いアメリカや日本は大きな船に乗り込む。開催国フランスの船は軍艦ではないかと思わせる巨大さだった。一方で、選手団の少ないチームは1隻で複数の国の選手たちの乗り合いだ。

日本の選手団がテレビで紹介される頃には、雨脚も強くなり、透明の雨合羽に身を包みながら、岸にいる観客らに日の丸の小旗を振って応えていた。

スポーツと川のパレードは相性が良い。メジャーリーグではワールドシリーズを制して世界一となった記念パレードで、一部ルートに川を通ることもあるのだ。

強い記憶に残っているのは2013年。ボストン・レッドソックスが世界一になった。日本人選手の活躍が光った。上原浩治投手はクローザー、田澤純一投手はリリーフ投手として、ワールドシリーズ制覇に貢献した。

その際の優勝パレードでは、チームのメンバーたちは水陸両用車に乗り込んで、ボストン市内を流れるチャールズ川を進んでいった。

国内のプロ野球。昨年、阪神タイガースが38年ぶりに日本一となった。その優勝パレードの一部ルートに道頓堀を通ってほしかった。

2003年に阪神がセリーグ優勝を果たした際には、ファンら約5300人が道頓堀に飛び込んだという。ファンが飛び込むのはNG!でも、選手たちが船に乗ってパレードをするのは歓迎だ。

今回のパリ五輪。日本の選手たちは多くのメダルを獲得するだろう。記念パレードを、東京・隅田川の船上で行うのはどうだろう。

セーヌ川と隅田川の縁は深い。1989年に2つの川は姉妹川となった。友好河川提携を結んだのだ。隅田川に架かる中央大橋には、パリ市側から贈られたブロンズ像が飾られている。

これだけ縁の深い川だから、メダル獲得の記念パレードを隅田川で行ってもおかしくない。前回のオリンピックは東京で行われたわけだし。

「セーヌ川から隅田川へ」。日本選手たちの活躍、そして隅田川での記念パレードを切に願っている。

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