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神宮球場は打撃戦がよく似合う。プロ野球オールスター。得点や安打数で新記録続出。高校野球でも打ちまくりの大激戦に。ワクワク感を生み出す舞台だ

パリ五輪が開幕する。開会式を前に一部の競技では試合が始まった。3年前に行われた東京五輪。メイン競技場となった国立競技場があるのは神宮外苑だ。ここには開場100周年に迫る野球場がある。明治神宮野球場。プロの球宴でも高校生の晴れの舞台でも、打撃戦が繰り広げられた。打って打って打ちまくる。これぞ野球と言わんばかりに。

24日に行われたプロ野球のオールスターゲーム第2戦。初回はセパともに無得点という静かな立ち上がりだった。

試合が動いたのは二回表。パリーグはこの回先頭の辰己涼介選手(楽天)が先制弾を放つ。打撃戦に向けた号砲だ。周東佑京選手(ソフトバンク)にも適時二塁打が飛び出し、この回パリーグは2得点。

セリーグも負けていない。2死満塁から坂倉将吾選手(広島)が逆転満塁ホームラン。試合を一気にひっくり返した。球宴での満塁弾は実に57年ぶりの快挙だった。

四回にはパリーグが一挙5得点のビッグイニングに。佐藤都志也選手(ロッテ)の適時三塁打が飛び出た。佐藤選手はこの試合で5安打。球宴の1試合最多タイ記録を生んだ。

そしてパリーグは六回からは毎回得点。七回には岡大海選手(ロッテ)が2試合連続となるホームラン。八回には紅林弘太郎選手(オリックス)から2ランも飛び出た。

前日の北海道での第1戦のようにホームランが飛び交う空中戦。五回にはセリーグのオースティン選手(DeNA)が2ランを披露する。

そして神宮をホームにするヤクルトの大砲が打たなくては様にならない。今季17本塁打とセパ通じてトップの村上宗隆選手にもソロが飛び出した。

最終スコアはパリーグが16-10で打撃戦を制した。両チームの合計26得点、パリーグの16得点はいずれも新記録だ。安打数でもパリーグの28安打、両チームの合計44安打は新記録。やっぱり神宮は華やかな舞台だ。

球宴第2戦の2日前。神宮では高校野球西東京大会の準々決勝が行われた。その第3試合では早稲田実と国学院久我山の強豪同士の一戦が行われた。

三回までに早実が11得点の猛攻。コールドゲームのペースで試合が進んでいたが、久我山も執念を見せる。五回に4点、七回に6点のビッグイニングを作り出し13-13と同点に追いついた。

最後は早実が八回に1点を勝ち越して、14-13で大激戦を制した。東京の高校野球における名勝負として語り継がれるだろう。

神宮では今後、ヤクルトの後半戦が繰り広げられる。高校野球では東・西東京大会の準決勝、決勝の舞台でもある。

この球場はワクワク感を生み出す舞台だ。野球観戦するなら神宮で。ぜひ足を運んで野球観戦を楽しんでもらえればと思う。

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