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日本シリーズの「前哨戦」。きょうからセ・パ交流戦。各リーグの上位勢がいきなり激突。3週間各18試合の戦いが開幕

日本シリーズの「前哨戦」。きょう28日からプロ野球のセ・パ交流戦が3週間にわたって行われる。開幕カードには、いきなり各リーグの上位勢がぶつかる対戦も。序盤からギア全開でないと、チームの失速につながりかねない。各チーム18試合ずつ。ペナントレースに勢いを生むチャンスでもある。苦境にいるチームにとっては反転攻勢への起爆剤だ。

セリーグでトップを走る阪神は、開幕カードでパリーグ2位の日本ハムと対戦する。昨季38年ぶりに日本一となった阪神。一方の日本ハムは2年連続リーグ最下位。対照的な結果の2チームが、今季は共に好調。開幕カードを制した側が一気に波に乗る可能性大だ。

日本ハムの新庄剛志監督にとって指揮官3年目のシーズン。現役時代に阪神と日本ハムでプレーしていただけに、思い入れの強いカードだろう。

そしてパリーグ首位を快走するソフトバンクは、セリーグ3位の巨人との開幕カード。ソフトバンクにとって、交流戦はペナントレースを制するための試金石だ。

2021年シーズンが忘れられない。ソフトバンクは交流戦で5勝9敗4分けと11位に終わった。パリーグの試合に戻っても失速したまま、このシーズン、リーグ4位とポストシーズン進出を逃した。

巨人は2年連続セリーグ4位。伝統球団復活へ、パリーグ首位のソフトバンクを下して勢いに乗りたい思いだろう。

気になるのは、各リーグ最下位に低迷するヤクルトと西武だ。昨季の交流戦でヤクルトは7勝11敗で12球団中11位。西武は6勝12敗で最下位だった。

昨季同様に交流戦で不調な結果となった場合、「ペナントレース終了」となりかねない。しかし、交流戦で好結果を出せば、一気に波に乗るケースもある。ヤクルトは開幕カードがロッテ。西武は中日と対戦する。

ヤクルトと西武は1990年代の日本シリーズでしのぎを削り、一時代を築いた。それだけに、各リーグの最下位を沈んでいるのは悲しすぎる。ぜひとも交流戦が復活の起爆剤となってほしい。

直近3シーズンのうち2シーズンはセリーグが勝ち越している。一方、全18シーズンで見るとパリーグの勝ち越しが15と圧倒している。日本シリーズの「前哨戦」という視点でも楽しみだ。

3週間の戦いで、どのチームが勢いに乗るか。各チーム18試合の戦いぶりに注目だ。

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