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私は寿司屋になりたかった
彼女と私は本気だった。
店員が全員可愛い女の子の「ギャル寿司」を本気で海外でやりたいと思っていたし、恵方巻きに「フォーチューン寿司」と名付けて本気で海外で売り出そうとしてた。
どれもこれもあの頃を振り返るには充分すぎる思い出だ。
あの頃未来は無限大で、私達にできないことなんてひとつもないと思ってた。
彼女との出会いは17のとき。
私は2週間に渡るニュージーランドへの短期留学へ向かうため、
運命の家と出会った話
酒を飲むのが好き
人と話すのが好き、
そう豪語しておきながら
私という女には
ひとりの時間もそれなりに必要だ。
派手な場所に派手な格好で
出掛けるのが好きな反面、
イベント事が終わった翌日は
ベットの中でひとり
ゆっくりと本を読んだり
文章を書いたりしていたい。
バランスが全てだ。
人とばかりいても疲れるし
自分とばかり向き合っても疲れる。
通っているスクールが休校日な今日、
私がする
お洒落な皮肉が言えなくて
最悪の気分だ。
私のティーポットをシェアメイトの誰かが
勝手に使って一生返却されないので
犯人だと予想される人物に
かなり強めに当たってしまった。
犯人だと予想されるというか、
使っているところを目撃したので
私の中に確信はある。
けどまあただのティーポットだし、
適当に返しておいてくれるなら
別にいいかと思ってそのときは
あえて突っ込まなかったのだ。
ティーポットは私専用のスペースに
し
ブラインドを壊してしまったという話
私は我ながら自分のことをポンコツだと思っている。
今日も引っ越してまだ日が浅い部屋のブラインドを思いっきり引っ張って壊した。
ただ少しブラインドを下げたかっただけなのに、まさかブラインドそのものが壁から外れて私めがけて落ちてくるなんて。
まずい。これはオーナーに申告せねばならない。
けど今廊下ですれ違ったオーナーにそれを言い出すことはできず、「雨がすごいですね」なんていう世間話でやりすごし