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明日はもっと遠くへ


なんというか、ここ最近は
ブログを書く熱が少し自分の中で冷めていた。

音楽とか絵とかもきっとそうだと思うけど
自分の内側にあるものを外へ吐き出すって
なんとも骨が折れる作業だ。

そのくせせっかく書き上げた文章も
時間が経ってから読み返すと
今の自分のニュアンスと
あまりにもかけ離れていて
恥ずかしくなったりする。

だけど私は好きなのだ。

自分が書いた下手くそな文章も
それはそれで全部愛おしい。

「ねえ!!!!!!ママ!!!!!
見て!!!!!!!
これ全部私が作ったの!!!!!!!
見て!!!!!!!!!!!!!!
ママ!!!!!!!!!!!
見てえええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

って叫んでる子供みたいな文って
我ながらそう思う。

結局全部ラブレターなのだ。

たったひとりに気付いてもらいたくて
きっと私はこれを書いてる。

そのたったひとりが誰とかそういう話じゃなくて、

私の中の変わらないテーマがずっと
「あなたへ」だってこと。

村上春樹は
「出口はあるかもしれない」って
自分の作品を通して誰かに伝えたいらしい。

それって私がいつも言ってる
「明日はもっと遠くへ行けるかも」
と一緒じゃん。

私も村上春樹も
「希望は残っているよ、どんな時にもね」
とつまりは自分の言葉でそれを叫んでいるのだ。

そしてそうなると、
渚カヲルも仲間というわけだ。

私と村上春樹と渚カヲルは
全員同じことを各々の言葉で説いている。

素晴らしいではないか。

ライター志望の私が
日豪プレスのインターンに応募したとき、
恥ずかしげもなくデカデカとこのブログの
URLをメールに貼り付け、

「街と共に人はあるとか、
食と共に人はあるとか、
日々のなんでもない暮らしに
ときめきのヒントを、
明日はもっと遠くに行ってみたいと
読者が思ってくれるような文が書きたい」

と意味のわからない声明文を添えて提出した。

採用担当だった方は
こんなブログを読んでよく
「よし、こいつで行ってみよう!」
と思ってくれたなと思う。

ありがたい限りです。

まあ結局今はオンライン関連のお仕事を
メインでしているので
自分の記事を書かせてもらえるのは
まだまだまだまだ先だと思うんですけどね。

けど私は村上春樹であり
渚カヲルなので大丈夫です。

日々疲れ果てていて
一瞬で時は過ぎてしまうんですけど、

素敵だったこととか
素敵じゃなかったこととか

全部拾い上げてネタにしていきたい。

みんなに読んでほしいというよりかは、
ただあなたへ届けたいのだ。

今目の前にいるあなたへ、

希望はあるかも、とか
出口はあるかも、とか
明日はもっと遠くへ行けるかも、とか

ただそういうことが言いたいだけ。

あなたが心豊かに穏やかに暮らしていけるなら
それ以上はなんにもいらないです。


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