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この夏は、本の世界で過ごす

今年の夏も、帰省はできなそうだ。もちろん旅行も、お出掛けもなし。

ということで、お盆の間に読もうと思って何冊か本を用意した。

この夏、読もうと思っている本

シルクロード~流沙に消えた西域三十六か国 中村清次

長女たち 篠田節子

この国のかたち1 司馬遼太郎

求めない 加藤祥造

詩と短歌

求めない」は、気が滅入っていた時、タイトルを見て発作的に手にした詩集。パッと開いたページに書かれていた言葉が、どん底に落ちていた気持ちにそっと寄り添ってくれた。全部読もうと思って手に入れた。

詩集や短歌は若い頃そんなにたくさん読んでこなかったのだが、この歳になって改めてその良さが分かるようになってきた。短く削ぎ落とされた言葉に込められた想いを読む楽しさ、その時の年齢や状況によって感じ方が異なる「生物」的な面白さ。難しく考えず、さっと読んで思わずクスリと笑わせてくれるものもある。最近、読むのが小説に偏っていたので、詩や短歌の世界も積極的に覗いてみようと思っている。

感想を共有する、最高の贅沢

先日読んだ「ぼくの短歌ノート」があまりにも面白くて、母にも勧めた。ちなみにこの夏読もうと思っている「長女たち」は、母に勧められた本だ。

本好き同士で本をお勧めし合い、読んだ感想を共有するのは最高のに贅沢な時間である。本当はもっと沢山、本好きな友達がいたらなぁと思うのだが…。

読書会なども興味はあるのだが、まだ未体験である。

思えば高校生の頃、友人と本の貸し借りをしてよく感想を話し合っていたのだが、あれは本当に贅沢なことだったのだなぁと思う。どこまで読んだ?と経過まで共有できたのだ。読んでいる最中なら、ほぼ毎日。

大人になって本の話ができる友達が減ったなぁと思う。ちょっと寂しい。




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