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タイトルについて考えています
作品のタイトルというのは、すごく大切なものですよね。
例えば「夜と霧」。ユダヤ人精神科医、フランクルによるナチス強制収容所の体験記ですが、その原題は直訳すると「心理学者、強制収容所を経験する」という、まったくそのままなタイトルだったってこと、ご存知でしたか? 私はそれを最近知って驚き、その超訳の妙にただただ感心してしまいました。
「夜陰に乗じ、霧にまぎれて人びとがいずこともなく連れ去られ、消え
番ねずみのヤカちゃん ~耳に残るは「たいへん、たいへん!」の声~
「番ねずみのヤカちゃん」(作/リチャード・ウィルバー 絵/大社玲子)との出会いも、地域文庫の先輩による「すばなし」でした。
なんと、20分以上の「すばなし」です。
おもしろさに、我を忘れてしまいました。
あっと言う間の20分です。
あるところに、おかあさんねずみと、四ひきの子ねずみがいました。
子ねずみたちのうち、三びきは、おとなしくて、しずかな子でした。
でも、四ひきめは、「やかましやのヤカち
うたうしじみ~しじみを救うためにとった魔女の驚くべき行動~
関東に住んでいた頃、地域文庫の活動に参加していました。文庫の本を貸し出したり、おはなし会を開いたり。
文庫の活動の中で、”すばなし”も学びました。
文庫を担っているのは、文庫活動30年以上のキャリアを持つ方々で、ほとんどの方がおはなしの名手。
本当に勉強になりました。
浴びるように聞かせていただいたおはなしの中で、衝撃と言っていいほど心を打たれたものが、いくつかあります。
その1つが、この『う
ふたりは ともだち~世界を照らすふたり~
本がますます売れなくなってきているんですってね。
うちのダンナさんに「子供の本を書く人になりたい」と言うと、「化石」と言われます。
でも、子どもたちには、わくわくしながらページをめくる体験をしてほしい。
デジタルの本じゃなくて。
どうか、紙の本よ、消えないで!
紙の本を守るために、私ができること、それは「これを読んだら、世界がもっと明るく見えてきますよー」という本たちを、ご紹介していくこと。
そ