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2024.5.6出戸浜の本やさん
今日は本屋さんの話。
秋田の出戸浜海水浴場に無人古本屋がある。
出戸浜の本やさん。
ロケーションが素晴らしく映画のセットのよう。こじんまりしていて、店内の本はくまなく見ることができる。ちょうどよい加減。
選書が、変わっている。いわゆるベストセラーものは微妙に外している。文学、芸術、哲学、実用書、絵本、写真集、専門書…ジャンルは多岐に渡っているのに、確実に誰かの目線で選ばれている感。
波の音だけを聞
2024.5.5本庫読書会覚書
課題本 小川未明『のばら』。
同じ物語を読んでも感想は実に多種多様で、それが小川未明の魅力なのだなあ、と感じる読書会だった。それほど参加者が持った感想がバラバラだった。
私はとても好きな物語で、詩的な表現ながらストレートに反戦(非戦)と解釈していたので、様々な深読みがあることに驚き、感心しきり。
本庫の読書会はいつもそうですね。「そういう解釈もあるのか!」(バラバラと目から鱗が落ちる音)という体験
2024.4.20おはなしポスト覚書
おはなしポスト絵本紹介の回。テーマは「はじまり、スタート、新学期に読みたい絵本」
「しんすけくん」谷川俊太郎 詩/大久保千広 写真 サンリード
昭和40年代の日本の写真がすでに歴史資料。
「あひるのたまご」さとうわきこ 福音館書店
「おこる」中川ひろたか 作 /長谷川義 史 絵 金の星社
怒りの感情について、認め受け入れコントロールしていく過程を描く。哲学では、との感想も。
「うごきません
2024.3.30小さなつどい「本にふれる」覚書
喫茶店交点さん主催 装丁(ブックデザイン)がお気に入りの本を持ち寄る読書会。
これは実物を見て触れてこそその魅力が伝わるもので、参加して本当によかったと思う。
紙質、製本、カバー、帯、栞紐、大きさ、色、手触り………実に豊かでロマン溢れる本の世界で、紙の本でなければ味わうことのできない体験だった。
本は写真を参照されたし。
2024.3.16絶望読書会覚書
雨晴文庫さん主催。「命綱になった本」を持ち寄る読書会。対話内容は他言無用ですが、紹介された本を掲載する許可をいただいたので記録。
『現象学入門』竹田青嗣
『放浪記』林芙美子
『AV女優』永沢光雄
『声をなくして』永沢光雄
『ペスト』カミユ
『今夜、すべてのバーで』中島らも
『永遠も半ばを過ぎて』中島らも
『まぶた』小川洋子
『そこに工場があるかぎり』小川洋子
『心的外傷と回復』ジュディスLハーマ
2024.3.23読書会あなたと推し本覚書
せっかくnote登録したので、自分企画じゃない読書会の記録も書いておこう。
「あなたと推し本」という読書会。もう何度か参加している。ゆるいお題があり、自分の推し本を持参してプレゼンする形式。
自分の推しを話すので、作品に対する愛がある。その人自身も垣間見え、さらに作品の魅力に加算される、あなた「の」ではなく、あなた「と」推し本。すてきな読書会である。
今回のゆるいお題は「普段読まない人におすす
2024.3.9短歌の本の読書会覚書
2024.3.9短歌の本の読書会
10:30〜11:30 秋田市文化創造館2階にて
参加者9名
紹介本とメモ
『サラダ記念日』俵万智
1987年から現在に至るまで短歌集のベストセラーであり続ける唯一無二の金字塔。1987年版と最新版が持ち込まれ、改めて売れ続ける本であることを実感。今短歌を読む人はもれなく通る道。
『わたくしたちの短歌記念日』俵万智
俵万智編集の一般読者投稿短歌集。普通の暮らし