里井

読書会の記録です。たぶん。

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最近の記事

2024.6.15おはなしポスト覚書

絵本紹介。 『がっこうにまにあわない』ザ・キャビンカンパニー 最近話題の二人組アーティストによる ユニークでシュールな絵本。まさかのオチでしたが、よく見るとページのあちこちに匂わせが。絵柄のインパクトが絶大。 『わすれていいから』大森裕子 大人(親)のための絵本かな。猫だからいいけど、これが母親だったらマズいよね、という感想も。 『あんなに あんなに』ヨシタケシンスケ これも親のための絵本かな?私はあんまりそうは思わないけど。 『世界の民話』『しあわせのテントウムシ』

    • 2024.6.9リソグラフ体験会覚書

      秋田市文化創造館で定期開催しているリソグラフ体験会。本来の目的はリソグラフという印刷機の活用を促すことですが、今回のテーマが「おすすめ本〜小説編」だったので、これは実質推し本読書会、ということで参加。もちろんメインはリソグラフによるZINE製作なので、基本的に参加者は黙々とページを作成してましたが、出来上がり後持参本の紹介をし合ったので、私の目的も果たせました。 紹介された本 『4時のオヤツ』杉浦日向子 『わくわくサイエンス』ベネッセ? 『モモ』ミヒャエル・エンデ 『響け!

      • 2024.6.1小さなつどい「写真をよむ」覚書

        2024.6.1 写真の日。喫茶交点にて「小さなつどい 写真集の読書会」に参加。 一冊もかぶることなく、写真家の本もあればファッション、風景、日常、アマチュアのZINEまで、様々な写真集との新たな出会いとなりました。 写真というのは、写っているものだけではなく、時間だったり、空気だったり、気配だったり、そこに無いものも見えてくるものなんだなぁと改めて思います。 被写体の物語が見えてくるのだけど、同時に写真家の思想も見えてくるような。どの写真も、その人でなければ撮れないもの

        • 2024.5.18おはなしとどけ!覚書

          今日は毎月第3土曜日の読み聞かせ「おはなしとどけ!」活動日でしたが、小学校運動会日だそうで参加者0。集まったメンバーで、「これ読んでなかったな」という本をセレクトして読み合いました。 昆虫図鑑を読み聞かせに使う方法を披露された方がいて、これは!面白い!と新たな発見。 会場の利用者の年齢が小さく、赤ちゃん絵本が多く選ばれますが、繰り返しのリズムのよさ、擬音の豊かさ、絵から受け取るものの多様さ(匂い、風、温度、手触り…)を感じ、いい本がたくさんあるなあと思う1日でした。 続く

        2024.6.15おはなしポスト覚書

          2024.5.6出戸浜の本やさん

          今日は本屋さんの話。 秋田の出戸浜海水浴場に無人古本屋がある。 出戸浜の本やさん。 ロケーションが素晴らしく映画のセットのよう。こじんまりしていて、店内の本はくまなく見ることができる。ちょうどよい加減。 選書が、変わっている。いわゆるベストセラーものは微妙に外している。文学、芸術、哲学、実用書、絵本、写真集、専門書…ジャンルは多岐に渡っているのに、確実に誰かの目線で選ばれている感。 波の音だけを聞きながら、じっくりゆっくり本が読める。現実離れした、不思議な空間。 季節が変わ

          2024.5.6出戸浜の本やさん

          2024.5.5本庫読書会覚書

          課題本 小川未明『のばら』。 同じ物語を読んでも感想は実に多種多様で、それが小川未明の魅力なのだなあ、と感じる読書会だった。それほど参加者が持った感想がバラバラだった。 私はとても好きな物語で、詩的な表現ながらストレートに反戦(非戦)と解釈していたので、様々な深読みがあることに驚き、感心しきり。 本庫の読書会はいつもそうですね。「そういう解釈もあるのか!」(バラバラと目から鱗が落ちる音)という体験の連続。 課題本がある読書会の醍醐味と言えましょう。 毎回児童文学を取り上げます

          2024.5.5本庫読書会覚書

          2024.4.20おはなしポスト覚書

          おはなしポスト絵本紹介の回。テーマは「はじまり、スタート、新学期に読みたい絵本」 「しんすけくん」谷川俊太郎 詩/大久保千広 写真 サンリード 昭和40年代の日本の写真がすでに歴史資料。 「あひるのたまご」さとうわきこ 福音館書店 「おこる」中川ひろたか 作 /長谷川義 史 絵 金の星社 怒りの感情について、認め受け入れコントロールしていく過程を描く。哲学では、との感想も。 「うごきません」大塚健太 作/ 柴田ケイコ 絵 パイインターナショナル ハシビロコウの生態。最

          2024.4.20おはなしポスト覚書

          2024.3.30小さなつどい「本にふれる」覚書

          喫茶店交点さん主催 装丁(ブックデザイン)がお気に入りの本を持ち寄る読書会。 これは実物を見て触れてこそその魅力が伝わるもので、参加して本当によかったと思う。 紙質、製本、カバー、帯、栞紐、大きさ、色、手触り………実に豊かでロマン溢れる本の世界で、紙の本でなければ味わうことのできない体験だった。 本は写真を参照されたし。

          2024.3.30小さなつどい「本にふれる」覚書

          2024.3.30小さなつどい「本にふれる」紹介本

          2024.3.30小さなつどい「本にふれる」紹介本

          2024.3.16絶望読書会覚書

          雨晴文庫さん主催。「命綱になった本」を持ち寄る読書会。対話内容は他言無用ですが、紹介された本を掲載する許可をいただいたので記録。 『現象学入門』竹田青嗣 『放浪記』林芙美子 『AV女優』永沢光雄 『声をなくして』永沢光雄 『ペスト』カミユ 『今夜、すべてのバーで』中島らも 『永遠も半ばを過ぎて』中島らも 『まぶた』小川洋子 『そこに工場があるかぎり』小川洋子 『心的外傷と回復』ジュディスLハーマン 『聞くこと、話すこと。』尹雄大 『心と体がラクになる読書セラピー』寺田真理子

          2024.3.16絶望読書会覚書

          2024.3.16 絶望読書会紹介本

          2024.3.16 絶望読書会紹介本

          2024.3.23読書会あなたと推し本覚書

          せっかくnote登録したので、自分企画じゃない読書会の記録も書いておこう。 「あなたと推し本」という読書会。もう何度か参加している。ゆるいお題があり、自分の推し本を持参してプレゼンする形式。 自分の推しを話すので、作品に対する愛がある。その人自身も垣間見え、さらに作品の魅力に加算される、あなた「の」ではなく、あなた「と」推し本。すてきな読書会である。 今回のゆるいお題は「普段読まない人におすすめの本」。あくまでゆるいお題なので、基本好きな本を持っていけば大丈夫。そんな包容

          2024.3.23読書会あなたと推し本覚書

          2024.3.23あなたと推し本紹介本

          2024.3.23あなたと推し本紹介本

          2024.3.9短歌の本読書会 紹介本

          2024.3.9短歌の本読書会 紹介本

          2024.3.9短歌の本の読書会覚書

          2024.3.9短歌の本の読書会 10:30〜11:30 秋田市文化創造館2階にて 参加者9名 紹介本とメモ 『サラダ記念日』俵万智 1987年から現在に至るまで短歌集のベストセラーであり続ける唯一無二の金字塔。1987年版と最新版が持ち込まれ、改めて売れ続ける本であることを実感。今短歌を読む人はもれなく通る道。 『わたくしたちの短歌記念日』俵万智 俵万智編集の一般読者投稿短歌集。普通の暮らしをしている人たちが当たり前に短歌を詠むようになったのは俵万智の功績なのだなぁ。

          2024.3.9短歌の本の読書会覚書