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2024.5.5本庫読書会覚書

課題本 小川未明『のばら』。
同じ物語を読んでも感想は実に多種多様で、それが小川未明の魅力なのだなあ、と感じる読書会だった。それほど参加者が持った感想がバラバラだった。
私はとても好きな物語で、詩的な表現ながらストレートに反戦(非戦)と解釈していたので、様々な深読みがあることに驚き、感心しきり。
本庫の読書会はいつもそうですね。「そういう解釈もあるのか!」(バラバラと目から鱗が落ちる音)という体験の連続。
課題本がある読書会の醍醐味と言えましょう。
毎回児童文学を取り上げますが、深読みするとどの作品も子どものための物語ではなく、大人にこそ読まれるべき作品なのでは、と思ったり。
作者を知ることも大切な鍵だなあと感じたり。
学びの姿勢を継続する気力を保ちたいですね(毎度の反省)。