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忘れてはいけない話

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#子どもに教えられたこと

一見奇妙な行動の裏にある「子どもの論理」を理解する 事件簿④

一見奇妙な行動の裏にある「子どもの論理」を理解する 事件簿④

「聞く」ポイント2。「え?」「なぜ?」と思う奇妙な行動があった時は、必ず子どもの意図を確認する。その行動を導いた「子どもの論理」を確認する。

「何をしたかったの?」

それを子どもに聞く。
その例がこちら。

え? なぜ?
なぜ、バッグを捨てた?

きレンジャーの行動を知った時、私はそう思った。大勢の子ども達も、そう思ったに違いない。(事件の全容はこちら。)
だから、きレンジャーに聞いてみた。

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「あの先生は、どれだけ俺のことを馬鹿にすれば気がすむんだ」と その子は言った 反省文の害⑩

「あの先生は、どれだけ俺のことを馬鹿にすれば気がすむんだ」と その子は言った 反省文の害⑩

高校受験の二日前、不登校の男の子が言った。

「いつもいつもいつもいつも思ってた、あの先生は、どれだけ俺のことを馬鹿にすれば気がすむんだ」
「俺のことを、どれだけダメな人間だと思ってるのか」

これは、受験票を受け取るために中学校に行った彼が帰宅した時の言葉だ。彼は担任から侮辱の言葉を受けて帰ってきた。

受験を控えた面談の席では、同席していた母親の前で担任は男の子にこんなことも言っていた。

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「不登校支援策」が教師を追い詰める 反省文の害⑨

「不登校支援策」が教師を追い詰める 反省文の害⑨

「不登校の児童を車に乗せ無理やり学校へ 教諭に厳重注意」
え? 何があった? どうした?
新聞記事の見出しに驚いて記事に目をやる。新聞で報道された内容は以下の通り。

 不登校の傾向がある低学年の男子児童を無理に学校に連れ出したとして、愛知県半田市教育委員会が市立小学校の校長と担任の女性教諭を口頭で厳重注意していたことが11日、明らかになった。厳重注意は昨年12月24日付。

 市教委によると、女

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私からは 見えない世界で
あの子は 毎日 頑張っている。

私からは 見えない世界で あの子は 毎日 頑張っている。

【今日の 聴き屋】~191日目~

一番上の子の 保護者会で 高校に行ってきた。

昨年3月終わりの 入学前制服採寸以来。
1年数か月ぶりの 学校訪問。

一番上の子は 人生初の受験で 不本意な結果に終わり
不本意な高校に 通っている。

結果 いろいろ 文句をいったり あんまり楽しそうな話を聞かないし
昨年は ちょこちょこ 学校を休んだりもしていた。

私も 親として初めての「受験生の親」を

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