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詩|COLORFUL

詩|COLORFUL

あかるい
いろたちが
うたいだす

えいえんに
おぼえていたい

カラフルで
キラキラとかがやく
くちずさみたくなる
ケーキのようにあまい
このメロディーを

さわやかなかぜにのって
しあわせのおとがきこえる

すこしだけせすじをのばしたみどりいろが
せなかをおす

そそくさと
たちさるように
ちょっとはずかしがりやの
つめたいみずいろが
てをつなごうとささやく

とまりたくないんだよと
なにより

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詩|波乗りジャジー

詩|波乗りジャジー

寄せて
は返す波
に、僕はい
つ乗ることが
できるのだろうか
寄せた時か返す時か僕
にはそれすらわからない。波
に乗り気持ちよさそうに泳ぐ人達
を眺めながら、僕は一人砂浜に佇
むだけなのだ。しかし、この
場所に長くいすぎた。
足が埋もれて動く
ことができな
い。僕は波
にも乗
れず、
どこに
も行くこ
とができない。
水平線を見つめ、
波がない海があるこ
とに今さら気づく。こん
なに穏やかな海もあ

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詩|Candy

詩|Candy

飴細工みたく
生きてみたかった

宇宙をアメに閉じ込めて
えいやと噛じったら
おなかいっぱいに
悲しみが広がって
綺麗な涙が
空気に溶けちゃうような

結晶化した悪夢をアメに閉じ込めて
こなごなに砕いたら
サーカスが現れて
シュールな曲芸中に
スコールが降って
世界が水浸しになっちゃうような

底なしに
楽しそうなことだけアメに閉じ込めて
ちょっとずつ舐めてたら
つまらなくなって
手がベタベタにな

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詩|THE END

詩|THE END

朝から君が上機嫌
悪戯に復元されない不機嫌
後ろに束ねた髪も跳ねる
笑顔を噛み殺して何を考えてるの

おざなりになったトースト
考える間もなくそれは突然に
君と僕との間に打たれる句点
クチナシが白々しく香る

決意表明?いや強制終了?
コードを至急解析せよ
五月雨式に0と1が整列する

真実はこれだ
すなわち
正解はここだ
そしてそしてそうだ

楽しげなコードの行進
散らかった思考を更新

詰まる

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詩|枠の中には、いたくない。

詩|枠の中には、いたくない。

枠に収まるのを嫌がって自由なフリをする。でも案
外、枠に収まりながら、枠の中で遊べる人が自由じ
ゃないかって思ったりする。だって彼らの心はいつ
も、枠の中に  はなく思考も
心も枠の外に あって。だけ
どあえて枠の

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詩|parade

詩|parade

明後日のホウに
色トリどりのネオン
ウサギおどる
エンドロール
おしゃべりな
仮面たち
キラキラの
靴で
ゲートをクグッたら
コンチェルトに乗せてダレカが
囁いた

死んでもユメは終わらないよ
捨てられないオモイを
セカイの真ん中にしちゃイケない
そんなモノは
タナにあげときな

チッタカター
ツッタカター
テッテケテー
トットコトー

ナマエはどこにいった
ニーチェにきいてみようか
盗まれたなら

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詩|RAIN

詩|RAIN

雨が
彩る世界に
歌が舞う

エチュードの
終わりに
風に
キスして
靴音とともに
喧騒さえも
越えていく

さっきまでの
静けさは
砂にしみて
世界が
そっと目を覚ます

ダンスを踊りましょう
チークに淡い青色をのせて
つま先から
手の先まで
とっておきの服を着て

流れる泪は
にわか雨とお友達
塗りたての
ネイルの上を
ノクターンが
走り出す

一人きりの夜に
ふたり
隔たりを感じた日を思い出

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詩|たまごのはなし

詩|たまごのはなし

卵が先か鶏が先か
なんて神様しか知らな
いんじゃないの?なんて彼
女に言ったら、そんなしょうも
ないこと聞きたくないと怒りだすも
んだから、ダーウィンの進化論の話をし
たら、また怒り出す彼女。あなたと会話が
したいのよ、と言うがこれは会話じゃなかっ
たのだろうかと、好きな卵料理の話を振ってみ
た。あなたまた私の卵料理が固すぎるって文句
言うつもりねと怒る彼女に僕は何と声をかける
のが正解だろうか。

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