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適応障害休職からの復職⑥ カウンセリングデビュー

なるべく学校のことを考えないようにするために、色々な事を考えすぎないようにするために手芸をすることにしました。
クロスステッチです。
図案を見ながら、ただ、図案通りにするためによく見て、針を動かす。

そして、週イチは、カウンセリングに行くことにしました。教育委員会と提携しているカウンセラーさんです。80歳を超えている方。
カウンセリングというより、おしゃべりが大半でした。お互いの家族のこと、彼女の昔の話、旅行したことなどを1時間ほどおしゃべりしました。
カウンセリングの費用は、教育委員会が払いました。
学校の事をしゃべると、やっぱりとまらなくなりました。
涙も溢れてきました。
今となっては自分は大丈夫、頭がおかしくない、ということをアピールしに行っていた気がします。
教育委員会と繋がっている機関なので、話の内容が報告されたり、復職時の評価になるのかも、と、思っていました。
カウンセリングで教わってたことで今も実践していることは2つあります。 

①嫌な思い出は、壺に入れて、蓋をして、布でぐるぐる巻きにして土に埋める。掘り返さない!というイメージをもつ。
(解決しない、答えを求めない、考えない)
②誰かと話したり、関わる時は、その人と自分の間に川をイメージする。必要以上に近づかない。話をする時は、ペンを横向きに置き、一線を引くイメージを持つ。

カウンセリングとは別に、3000円くらいの認知行動療法のアプリを購入して、毎日していました。
ひとつの出来事でも、色々な味方があるよ。的な気づきがあるゲームで、宝石を集めていきます。これは、面白かったし、誰からも見られることなく、素の気持ちで取り組めました。


このころ、病院をかえました。
最初に行った病院のお医者さんは、何となく、威圧的な、患者さんをバカにしているような、、、否定するような、ハッキリとは理由は言えませんが、最初からそんな感じがしていました。

覚えているのは、1度、私が、特に深い意味がなく、
「面と向かって」
という言葉を使って話をした時に、(確か、面と向かっての後に、お礼が言いたい、か、説明したい、か続けたと思います)お医者さんが、「面と向かって」は、否定的なことで用いる。使い方が間違っている。と、「面と向かって」という言葉に、かなりこだわり、何度も何度も間違っていると言われたことがあり、(小学校の教員なのに、そんなことも知らないのか、とも言われました)頭の中が?でいっぱいになりました。
帰宅して、辞書やネットで調べても、否定的なことに用いるとは書いてなかったので、あの時間はいったい何だったんだろう、と、今でも疑問です。「面と向かって」は、私の中ではNGワードになってます。

新しく行った病院は穏やかな先生で、復職するまでと、復職した後も最後まで温かくサポートしてくださいました。薬の量も、こちらの希望を必ず聞いて頂き、必要に応じて調整したり、説明したりしてくださいました。復職に必要なプログラムも、もとの職場でするのが原則ですが、別なプログラムを提案していただき、校長とも話を話をしてくれました。
この先生も、「校長、かなりくせがあるね。学年主任と同じタイプだね」と、おっしゃいました。
最後にお会いして、7年位経ちます。
先生と出逢えて、本当によかったと、今でも感謝しています。


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