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【短編小説】ねこぱんをレンジでつくるねこ



ぱんがたべたい。




ねこは思った。



そうだ、ぱんをつくろう。




ぼくはねこだからねこぱんがつくりたい。




かわいいかわいいねこぱんがいいんだ。




そんでそれをたくさん並べてぱん屋さんになるんだ。




とりあえずねこをこねることにした。




ねこをこねるとパンになる。



ねこはねこを用意した。




「ボクはどうすればいいの?」

「横になってればいいよ。終わったらチンするから」



こねられるねこはチンされるんだ。と思った。



でもマッサージしてもらえるならまいっか。




ねこはねこをこねこねした。



ふみふみ



きもちいい



ふみふみ




今度はねこパンチをくりだした。



ねこぱんち



ねこぱんち



いたっ



ねこぱんち



ねこぱんち



いたっ



ねこはパンチしてパンをこねた。




いた気持ちいいマッサージを受けたねこは伸びて喉を鳴らしていた。



よし、あとは焼くだけだ。



ねこをこねて焼けばねこパンになると思ったねこはこねたねこをレンジに入れた。



ぶーん




ちん




レンジを開けたねこは言葉を失ったのだった。













































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