【短編作品】365日連続投稿の夢
朝と夜の狭間で目が覚めて早々に嫌な予感がした。
背中の汗がその気持ちの悪さに拍車をかける。
仕事を終え、帰宅してからメイクも落とさずに寝落ちしてしまった。
幸いポイントメイクで済んでいたので肌への負担はまだマシだろう。
スマホに手を伸ばし、時刻を確認した。
9月17日。午前4時。
そっか。
noteを投稿しそびれたんだ。
とてつもない悲しみが襲ってきた。
4月1日に
「noteで毎日投稿をします」
と宣言してからかれこれ165日ほど連続して投稿していた。
365日連続投稿を目指して毎日毎日投稿した。
書く内容も短編小説である必要性はなかったのだが、自分をストイックに追い込んだ結果、そのような形になった。
「よくネタ切れないね」
と言っていただけたが、noteのみんなのギャラリーに写真や絵を投稿してくださっている方からほとんど着想を得ている。
皆さんいつも素敵なイラストや写真をありがとうございます。
見て浮かんだものを書いているのでネタはきれなかった。
もちろん本業は舞台女優、脚本家、演出家であるので、舞台関係の記事が良いのかもしれない。
しかし、物語は小説の形式がもっとも量産しやすいのでこの形になった。
おかげさまでフォロワーさんも増えてnote公式にも記事を取り上げて頂けたりした。
本当に継続って力になるんだななんて感心した。
自分という人間は大変続けるのが苦手で継続は力なりから縁遠い人生を送ってきた。
とにかく何かを毎日コツコツやるのが苦手で、基本的には夏休みの宿題も、部屋の掃除も、仕事も、一気に集中して片付ける方が性に合っている。
しかし執筆というのは筆を1日手にたらないと3日分腕が落ちるもので、武器も何もない自分はとにかく継続してでも能力をつけねばならないと思っていた。
とにかく量をこなす。
そこから自分の武器を見つければいい。
子供の頃からゲームに報酬があると大変やる気が出るたちで、noteの毎日投稿するとバッジがもらえる仕組みは大変ありがたかった。
正直90日連続投稿の次が365日バッジであるのはモチベーション維持が難しかったが、習慣にすることでなんとか乗り切った。
毎日執筆配信もした。忙しくなった時は頻度を減らしたが、毎日noteだけは投稿し続けた。
睡眠とは昔から犬猿の仲だ。
自分が悪いと言えば悪いのだが、この世でもっとも無駄な時間は睡眠だという考えは幼い頃から変わっていない。
大人になってやはり子供の頃に比べて体力は減っていったので睡眠にお世話になるが、それでも世間ではショートスリーパーの方だろう。
何が言いたいのかわからなくなってきてしまった。
まとめると365日連続投稿を目指していた人間が疲れから165日目で寝落ちをし、記録が途切れてしまった、ということだ。
それだけ聞くと、で?と言いたくなる内容だ。
しかし当人にとってはとてつもないことだ。
なにせ、毎日継続することを苦手とする人間が165日も同じことを続けられたんだ。少しは自分を褒めよう。
ここから毎週投稿に切り替えて無理をしないか、1からまた連続投稿をするかは悩ましいところだ。
一旦メンタル回復に努めるかもしれない。
どうするかは明日起きた時の自分が決めるだろう。
それまでは
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雑なまとめになってしまって申し訳ない。
いつも読んでくださってありがとうございます。
もうひと眠りしたらまた明日も筆を手に取ります。
それまでは、少々おやすみなさい。
ではでは。
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