旅途

何処まで行っても目先も見えない私はまるで亡霊
疲れも知らずに死ぬまで休まず歩かずにはいられない

此処はジャングルでも砂漠でもないのに
自分の居場所が見つからない

一度ぐらい 惚れた人に抱かれたい
その腕の中が私の安らぎになるように
癖になった 夢を消しゴムで消して
書き直すこともできない未来への手紙は遺書

列車に乗っても 客船に乗っても 飛行機に乗り逃亡
知らない場所へと誰にも会いたくないから私は消える

投げた荷物さえも 沈めたお金さえ
私の心を埋められなくて

肌に 髪に 匂いが残ればいいと
惚れた人を私の思い出として輝けば
季節外れ 新しい花になりたい
そして枯れてしまえれば私の人生の幕閉じ

旅は続く 誰からと逃げる旅路が
私を追い込みながら 荷物を増やせれば
きっと思い出に愛を飾れる

山も谷も 死ぬ覚悟があるならば
裸足で南極を歩けるぐらい怖くなくて
愛の兆し 何処を探しても知らぬ
それでも旅を続けるのは いつか死ぬための遺書
それでも旅を続けるのは いつか私への遺書

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