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酒と飯の日々

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実録!日々の酒と飯。その時期に何を安く手に入れ、どう料理したかがわかるよう細かくタグをつけています。
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豊かな煮物

豊かな煮物

実家の畑でとったフキは佃煮にしたかったのに父が皮を剥いてしまい
煮物にするしかなくなった。皮が口に残るのが嫌だろうとなんだろうと
佃煮用のフキの皮は剥かないものなのだ。以上。

友人が摘んでくれたコゴミ、別名クサソテツという事を知るが「クサソテツの天ぷら」とか「クサソテツのおひたし」とか、聞いた感じ耳にゴツいよなぁ。ここはやはりコゴミでいいだろう。以上。

自分で茹でた竹の子は、またもヌカを一緒に

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若竹ラーメン(過去記事)

若竹ラーメン(過去記事)

仕事の合間の雑な食事にも季節感を持たせたい。

というのは全くの嘘で、たまたま冷蔵庫にあった具を乗せたらこうなった。
そこで木の芽を乗せて若竹ラーメンとこじつけてみたが、
立ち上る麺臭と山椒の鮮烈な香気の相性が抜群に悪く、
撮影のあと木の芽は即除去。そして廃棄する。

「いいね!」の為なら人の靴の裏すら舐める。
そんな根性が自分の中にもあるかもしれない。
シンクに散らばった木の芽を眺めながらそう思

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焼き竹の子を白湯でいただく朝

焼き竹の子を白湯でいただく朝

竹の子を買えばヌカなんて只で付いてきたものだけど、近年はすっかり別売りになっておりつくづく世知辛い世の中になったものだと思う。よって1シーズンの初回茹ではヌカを買い忘れてしまい丸腰状態で茹でる不本意な流れになり、結果アクで舌がビリビリする竹の子を味わうハメになるが、それも風物詩の一つとして前向きに捉えたい。

茹で上がった竹の子は、先端部分の姫皮を温存しながら皮を剥くので写真のようなユニコーン状の

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私の鯵

私の鯵

https://www.youtube.com/watch?v=dP6IlQnf4zY

大阪の農業高校で行われている「命の授業」についてのドキュメンタリーを見ていた。

合鴨農法用に鴨を雛から育て、成長したら生徒自らの手で屠畜し、その肉を料理して他人にふるまうまでの授業だ。

鴨の雛は初めて見た動くものを親と認識する。自分の後をトコトコついて来る鴨は愛らしいが行く末を知っているから名前は付けない

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今日のフレッシュな朝飯

今日のフレッシュな朝飯

実家近くの魚スーパーで格安だったコウイカと、配偶者が「おどや」(千葉のご当地スーパー)で買ってきたタイとヒラメ(たぶん格安)。昨晩のうちに昆布〆にしてもらったこれらで朝食だ。

配偶者は海鮮丼と潮汁で。自分は刺身の盛り合わせにして日本酒(群馬牧野酒造:大盃)を。

最近朝食の米飯代わりに日本酒をグビリとやるのが癖になってしまったが
今のところさしたる問題はないので問題ないのだろう。

庭に生えてい

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【来週絶対】鰆の卵【カラスミにしてやる】

【来週絶対】鰆の卵【カラスミにしてやる】

スーパーで売っているマダラやシャケのナマ魚卵。数回買ったものの生臭かったりグロかったりで扱いが今ひとつわからない食品だった。配偶者に至っては怒張感みなぎるビジュアルを目にしただけでその場を立ち去る勢いだ。
家庭導入にはややハードルが高いか。

昨日行った吉池では珍しく「鰆の卵」なんてのが売っていた。む・・・鰆か・・・。毎月15日は報酬が振り込まれる日なので気が大きくなっていたのだろう。ちょうど粕漬

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義母は2度干す(過去記事)

義母は2度干す(過去記事)

89歳で一人暮らしをしている義母は自炊をしている。老齢で色々ままならないようだが、それでも工夫して毎食毎食自分の口に合った食事をこしらえているようだ。

先週は、ベランダにホッケが干してあった。
なんでも、スーパーで売っている干物は必ず干し直しているようだ。確かに
その方が美味そうな気がしてならない。

義母は海の側で育ったため、市販の干物にはあまり満足できないようだ。
子供の頃から食べつけた干物

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干物女と家の関係

干物女と家の関係

干物女、なんて失礼な言葉が流行った事があるが干物女で結構、と言う感じだ。

90で亡くなった北茨城出身の義母も市販の干物をわざわざ干し直して食べる超干物女だった事を思い出す。

実母の干物愛については何度も語っている「干し太郎」事件でその異常なまでの熱量を確認する事ができる。あれから四半世紀経ったはずだがいまだ「干し太郎」の姿はみない。後で聞いてみて存在するようならもらってみようか。

そんな世代

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某蕎麦店の二八蕎麦(もりそば)

某蕎麦店の二八蕎麦(もりそば)

鹿児島に「酒寿司」という寿司がある。名前の通り飯に酒がかけてあるもので(日本酒だったか焼酎だったかは忘れてしまったので後で調べます)。

食べた人のコメントも「微妙‥」みたいな感じだったし、♯下手物♯心臓破り♯肝試しというタグが並ぶような寿司なのだろう。

ところが今朝、冷たい蕎麦と日本酒少しの朝食をとっていたところ、汁をつけない素蕎麦と日本酒は案外合うのだと気がついた。酒の味がそばの甘みを引き出

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心の中に土足でズカズカ上がりこんでくるカニ飯

心の中に土足でズカズカ上がりこんでくるカニ飯

例年通り、母の故郷からカニが届いた。

この毛ガニが来た時に必ず作るカニ飯というとこうだ。
身を剥いた後の殻を酒の入った水で煮出す。こうして出来た蟹出汁に醤油や生姜で味をつけて飯を炊き、炊き上がり直前にむき身を入れて、蒸し終わった後かき混ぜて完成。

この定番のカニ飯も良いのだが、昨日は忙しかったので大幅に手順を省略したかった。まず蟹出汁には味を付けずに飯を炊く。匂い消しの酒や生姜も入れないので加

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【酒】豚田酒粕漬け【持ってこい】

【酒】豚田酒粕漬け【持ってこい】

田酒の酒粕で漬けた豚肉を焼いたもの、それが豚田酒粕漬けだ。

OKストアで買った1cm弱の豚スライスを使用。二泊三日ほどの漬け具合が丁度良かった。当たり前だがとんでもなく酒に合う味なので、飲酒時は生ハムのように少しずつ削り食いするといい。もちろん飯にも合う。

粕漬けの粕の味の、旨いも不味いも正直わからないのだが(何でも同じだろうと思っている)、とりあえず頂き物の田酒の酒粕があったのでそれを使って

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