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京都人の密かな愉しみ|The Secret Funs of Kyoto
京都の町家滞在も10日目となる。錦市場に食材を買いに行ったり、近所の美味しいイタリアンを見つけたりと暮らすように過ごすことができた。その中で2015年のNHKのBSテレビ番組「京都人の密かな愉しみ」はとても面白かった。一つの番組でドラマ、ドキュメンタリー、料理教室ありと、四季の京都の楽しみが伝わってくる。1本が2時間という長さを感じない構成で、お酒を飲みながら明日何をしようかとアイデアが膨らむ。番
もっとみる百聞は一見にしかず|Seeing is Believing
厚焼き玉子のサンドイッチは前から認識していたけれど、パサパサしたイメージがあって敬遠していた。しかし今回せっかくだからと思い頼んでみた。お待たせしましたと出てきたモノはボクの想像とは別物だった。出汁でふっくらした玉子が厚切りのパンに挟まれている。パンにはマスタードとデミグラスソースが片方ずつに塗ってある。精一杯大口を開けるけれど、到底入らない。ほのかなマスタードの香りとプルプルの玉子。ああ、百聞は
もっとみる住みやすい街ランキング|Popular City Ranking
よくニュースなどで住みやすい街ランキングや人気の街ランキングなどが発表される。ふーんという程度しか考えていなかったけれど、最近市町村での違いが感じられることが多くなってきた。ムスメの誕生によって、出産、育児から保育園に至るまでのサポートが区レベルで違うことを初めて知った。またコロナによるワクチン接種の手続きなども異なる。緊急事態宣言やまんえん防止等重点措置も行政区分で出される。どのエリアや沿線に住
もっとみる明るい接種会場|Bright Vaccination
ワクチンの接種の第一回目が終わった。採血も注射も嫌いなボクは睡眠不足などの理由で延期を試みたが、何の不具合もなく仕方なく近所の病院へ出かけた。重い雰囲気の中で長蛇の列を覚悟していたから拍子抜けだった。問診の初老の先生からは「テレビとかで怖い話がいろいろやってるからみんなビビってしまうんだよねー。なんともなかった人は何も言ってくれないし」なんて世間話っぽく話しかけてくる。隣の部屋で注射をするのだが、
もっとみる会社の伝説|Company Legend
「誰もが無理と思っていたプロジェクトをあの人が一人でやり切ったから、今のこの会社があるんだよ」「震災の時に、当時の部長が陣頭指揮をとって物資を運び、地域の人がとても感謝して、それから地域とのつながりが深くなった」など、会社にはいろいろと過去の伝説的な話がある。昔は仕事の後の飲み会のたびに先輩から話を聞いたり、後輩がらしくない対応をした時などに話をしたものだった。ある意味それらのストーリーが会社のビ
もっとみるテルマエロマエ|Thermae Romae
京都のウェスティンに久しぶりに泊まった。京都の中でもちょっと奥に位置し窓からの景色もきれいだ。山の緑の中のお寺のシルエットがとても風情を感じる。最近スパもリニューアルして大浴場ができたと聞いてとてもワクワク。モノトーンの石に木と緑の素材の美しいお風呂をイメージする。夜の時間に間に合わなかったので、朝早起きをしていざスパへ。一瞬目を疑った。予想のイメージは真逆。明るい雰囲気に大理石で、ここはローマ?
もっとみる視野の広げ方|Widen the View
大学の授業のために動画制作をしている人に話を聞いた。ずっと制作をしていると、画面にのめり込んで徐々に視野が狭くなってしまうという。集中も大切だけど、度を越さないようにしているらしい。その時はふらっと街歩きをするという。近景はごちゃごちゃした街だけど、見上げると緑に青い空が広がっていたり、地下道を抜けたところにまた街の別な顔があったりする。そんな時間が視野を広げ、新しい発見を生むという。ちょっとアッ
もっとみる大義名分|Justification
昔は好きなことを好きにやればいいと思っていた。それに共感してくれる人にわかってもらえればいい。大義名分なんてカタチだけで馬鹿みたいと。あれから数十年。大義名分って大事だなぁとつくづく思う。カタチだけのものは相変わらず不要と思っているけれど、「何のために」はついつい考えてしまう。衝動だけでなく論理的にも成長したのか、パッションをなくしたつまらない大人になったのか。前者であることを祈りつつ、好きなこと
もっとみる25年前のスターバックス
アメリカのコーヒーはうすかった。日本の番茶のような存在で、1日何杯も飲むからだと思っていた。25年前、ユナイテッド航空の飛行機の中で飲んだスターバックスがボクの最初の一杯だった。「We Proudly Serve Starbucks」とカップに書いてあったのが印象的だった。アメリカ人は薄いコーヒーが好きだと思っていたからビックリした。その後日本に店舗ができたのだけれど、もともと日本には美味しいコー
もっとみるフルーツタブレット|Fruits Tablet
表参道にあるジャンシャルルロシューのフレッシュなイチゴのチョコレートの美味しさは去年であった衝撃だった。通常は季節に合わせたフレッシュな果物のフルーツタブレットを期間限定で販売している。今はアメリカンチェリーだ。甘みの深いジューシーなアメリカンチェリーにパリパリのチョコがコーティング。旬な今がそのまま閉じ込められている。この感覚は串揚げに似ている。季節の素材が半生の状態でサクサクの衣に閉じ込めれら
もっとみる知育おもちゃ|Educational Toys
ムスメに知育おもちゃをいただいた。ボール型をしていてゴムで伸び縮みする。さらにカシャカシャ音が鳴ったり、小さなボールが動いたりする。ムスメはまだハイハイできないけれど、このおもちゃを取ろうと手を伸ばす。そうするとおもちゃは手の先に転がる。またそれを取ろうと前に進もうとする。また、手でつかんで音が鳴ると喜び、繰り返しつかんでみる。なるほど子供の成長に合わせてその少し先の動きを誘導するとはよくできてい
もっとみる20年前のアウトレット|Outlet 20 Years Ago
今では当たり前となったアウトレットも20年前に御殿場の遊園地の後できるという計画を聞いたときには「なぜここで?」と思った。アメリカではビジネスモデルとして確立された新しい商業施設は、既存のブランドショップとの競合を防ぐために都心から車で2時間離れた場所に立地していた。アメリカではフリーウェイは無料だが、日本だと高速道路の料金が往復でも4000円くらいかかる。安い価格のものを求めに高い高速料金を払っ
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