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じいじと私の甘いもの放浪記
「おい、ソフトクリーム食わだ」
遠出をしてSAエリアに立ち寄るたびに、じいじは笑顔でこう言ってくる。
自分一人だけ食べるのは罪悪感を感じるのだろうか。必ず仲間を作りたがる。
ここで私が断るとこの人は食べることを諦めてしまうので、私は毎回付き合いのつもりで一緒に食べる。まぁ、奢ってもらえる私にとっては棚ぼたな出来事なのだけれど。
私が“じいじ”と呼んでいるのは母方の祖父のことで、父方の祖父母と区別
等身大で語る恋愛のエトセトラ
カラダだけの関係、都合の良い擬似恋愛、朝になればあっさり帰らされることがわかっているのに相手の元へ向かってしまうどうしようもない夜。それらを儚くエモいものとして歌っている邦楽やあるある動画がSNSを眺めていると流れてくる。正直もうお腹がいっぱいになってきた。私が保育園生の頃はテレビをつければモーニング娘。が「一生懸命恋、しました」と歌っていて、アニメのエンディングではうさぎちゃんが「どんなピンチの
もっとみるマリー❤︎my Love
朝練がある日でも毎日雑誌でみたヘアアレンジをして登校していたのは、
中学生になって初めて同じクラスになった男の子のことが気になり始めたからだった。
みんなと同じ制服を着ていても、彼の視界に少しでも入れるように。毎月欠かさず買っていたファッション雑誌「ラブベリー」は当時の私の恋のお守りだった。
結果としてその恋が実ることはなかったけれど、
「あのときは自分なりに頑張っていたんだよな〜」と思い出すと
【ep0】はじめまして🌻私たちが KakoMishe です
好きなファッションも音楽も、タイプの男性も全く違う。
仲良くしている友達や、お休みの日の過ごし方だって正反対。
会うたびに話す共通の話題といえば
「最近太っちゃってやばい」
「わかる、私もダイエットしなきゃ」
しかも恐ろしいのが毎回なんとなく口に出してるわけではなくて、割と本気でそう思ってるってこと。
つまり2人はいつまでたってもダイエットに成功していないし、もしくはちょっと痩せても気を抜く
マックの150円コーヒーが冷めないうちに
さっき頼んだコーヒーは、もうすっかりぬるくなってしまっている。まだわずかに残る温かさを、カップを包んだ両手に感じながら私はふと考えた。
「もし今会えたら何を話そう。」
ちょうど一週間前、「コーヒーが冷めないうちに」という映画を観た。
とある喫茶店の特定の席に座ると、カップに入ったコーヒーが冷めるまでの間だけ、自分が望んだとおりの時間に戻ることができるというストーリーだった。
ありえないことだと