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連動する世界情勢と消費。

■縫製業界は回復の兆し。
・最近のニュース、「ベトナム縫製業界は回復の兆し、2024年Q1(第1四半期)輸出額は前年同期比10~15%増、Q2、Q3の受注状況も順調」。
・関係者は「アメリカのマーケットから注文が戻り、当社の2024年Q1売上高は前年同期比でプラス成長になりました」と話す。

■輸出目標値は達成可能。
・ベトナム縫製協会(VITAS)は「マーケットには明るい兆しが見えており、昨年よりも受注量が増加し縫製関連企業の回復が進み、2024年の縫製業界の輸出目標6.68兆円は達成可能な数字」との見解を示す。
・税関の最新データーは「2024年Q1の縫製業界全体の輸出額は1.45兆円に達し2023年から9.62%の増加」となる。

■世界情勢に左右される市場。
・またある関係者は「世界情勢の変動で多くの企業は高い期待をし過ぎないようになった、紅海ではボトルネックが塞がれ輸送コストが上昇、さらに各企業はグリーン化、製造企業の責任拡大、ESG(環境-社会-企業統治)、デジタルトランスフォーメーション等、各ブランドが求める要望を満たすための増資がプレッシャーになる」と言う。
・余談、縫製業界は回復の兆しを見せるも多くの企業は依然、昨今の紛争、ロシアとウクライナ問題、国家間貿易摩擦等に将来の不安を抱く。企業の懸念事項はそう簡単に拭う事は出来ないが、ベトナム国内の労働市場はマーケット成長に伴い活況を呈し、国内消費も回復基調になる事を期待する。

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