saigonowaruagaki

決して再度アップしたものには日付が書いてあります 目標は自費出版

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記事一覧

学生時代大好きだった人が結婚した①

あの頃の私は確かにキモかった。 願書提出の日、わたしは電車を乗り継いで、県内でも田舎と呼ばれる場所にある学校へと向かった。 想像通り、駅からは遠いし周辺にはマク…

saigonowaruagaki
4か月前
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【2023/9/8】キラキラしてるって何?

周りからよく「夢を叶えててすごい」「キラキラしてて羨ましい」とか言われる機会が多いけれど、自分ではそんなことなくて、むしろ好きなことをやってきただけで別にキラキ…

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4か月前

【2023/4/18】駄文

友人や知り合いから「私っぽい」とか「変わらないね」と言われると、ずっと成長できていないのかなと思い塞ぎ込みがちだったけれど、元々のアイデンティティが確立している…

saigonowaruagaki
4か月前

【2023/8/1】“艶”めかしさとは

高校生の頃、書道の授業で私が選んだ文字が「艶」だった。 艶かしさ、艶めき。 あれから10年。今でも「艶めいていたい」という気持ちは色褪せない。当時の私、我ながらセ…

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4か月前

【2023/3/6】言葉を紡ぎたい

言葉が溢れ出しそうなのに、いつになってもまとまらないから、とりあえず思うがままに書き出すことから始めてみた。 「ものにしても、人にしても、自分にその用意ができた…

saigonowaruagaki
4か月前

【2023/3/6】波の音を聴きながら眠りたい

私は海が好きだ。 潮風の匂い、波の音、水しぶき、澄みきった青。 うまくいかないときや気持ちが晴れないときは決まって海に出かけることにしている。 都内から2時間ほど…

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4か月前
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【2018/3/24】旅の記録

サンローランの世界、うっとりして立ち尽くした。ただかわいいっていうので終わらせちゃもったいないなって。 学生証忘れちゃったって言ったのに、レシート見たら学生料金…

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4か月前

【2023/1/8】余白をつくるということ

小さい頃、絵を描くことが好きだった キャンバスには好きなものを目一杯描き込んだ 余白があることが勿体無く感じていたからだ ある時、美術館で観た絵画が余白だらけだっ…

saigonowaruagaki
4か月前
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ウミノクルシミ

筆を執ることがあんなに辛かったのに、今こうして自らの意思でちゃんと日記を書けていることが奇跡

saigonowaruagaki
4か月前

【2018/10/10】志望動機②

服飾関係の仕事に就いていた母の影響で、幼い頃からファッションに興味がありました。 大量のファッション雑誌を読んで、こんな服が欲しい、次のお出かけはこのコーディネ…

saigonowaruagaki
4か月前

【2018/10/10】志望動機①

新卒の履歴書に書いた「好きなこと」について※以下原文ママ 私は一人旅が好きです。知らない土地で、知らない文化に触れることが楽しくて、時間があればいつでも行きたい…

saigonowaruagaki
4か月前

【2023/9/11】思考体力について

よく家族とかに「疲れるくらいなら考えるのやめなよ」とか「考えた先に何があるの?」って言われるけど、延々と思い巡らすことが好きなだけで、正解に辿り着くことを目的と…

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4か月前

【2023/8/7】ハーゲンダッツが溶けるスピードより早い

言葉は生ものであり、声や文字にして出さない限りいつかは溶けて無くなってしまう。 そう気づいたのは27の夏。文筆業をしている割に、自分の文章に自信がないのが悩みだっ…

saigonowaruagaki
4か月前
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心の拠り所、秀明館での出来事

朝7時に最寄りを出て、小田急線に乗り換え小田原駅へと向かう。 箱根にある温泉保養施設、秀明館へは小田原駅からバスで1時間。午前中の大涌谷方面のバスは空いているので…

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知りたくて、知らずにいたくて

人に頼るのが苦手で、唯一甘えられるのは家族くらい。幼い頃からいい子のふりをするのだけは得意で、学校から帰っては不満があるたびに家族に当たり散らかしていた。人に本…

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学生時代大好きだった人が結婚した①

あの頃の私は確かにキモかった。

願書提出の日、わたしは電車を乗り継いで、県内でも田舎と呼ばれる場所にある学校へと向かった。

想像通り、駅からは遠いし周辺にはマクドナルドもスタバもない。魅力的なのは校舎だけ。

中学の同級生の誰とも被りたくない。私のことを知らない人たちだらけの場所で、以前の真面目で人見知りなイメージだった私から脱却したいという強い思いだけで受験勉強に励んだ私は、1人で受付へと向

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【2023/9/8】キラキラしてるって何?

周りからよく「夢を叶えててすごい」「キラキラしてて羨ましい」とか言われる機会が多いけれど、自分ではそんなことなくて、むしろ好きなことをやってきただけで別にキラキラしてない、泥臭いこともたくさんやってきたと思っている。

↑結局のところ、好きなことをしているのは事実だけど、キラキラしたように見せているのも自分、そう見られていることを自覚することで自尊心を満たしているのもまた事実である。

【2023/4/18】駄文

友人や知り合いから「私っぽい」とか「変わらないね」と言われると、ずっと成長できていないのかなと思い塞ぎ込みがちだったけれど、元々のアイデンティティが確立していると捉えると、それはそれで良いことなのかもしれないと思えるようになってきた。

【2023/8/1】“艶”めかしさとは

高校生の頃、書道の授業で私が選んだ文字が「艶」だった。

艶かしさ、艶めき。

あれから10年。今でも「艶めいていたい」という気持ちは色褪せない。当時の私、我ながらセンスいいなと思う

【2023/3/6】言葉を紡ぎたい

言葉が溢れ出しそうなのに、いつになってもまとまらないから、とりあえず思うがままに書き出すことから始めてみた。

「ものにしても、人にしても、自分にその用意ができた時に、ようやく出会えるものではないかと思う。」(三國万里子著『編めば編むほどわたしはわたしになっていった』)

最近読んだ本の一節に、こんな言葉があった。
わたしはいつも、出会いや物事は然るべきときにやってくると信じているが、その時がくる

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【2023/3/6】波の音を聴きながら眠りたい

【2023/3/6】波の音を聴きながら眠りたい

私は海が好きだ。
潮風の匂い、波の音、水しぶき、澄みきった青。

うまくいかないときや気持ちが晴れないときは決まって海に出かけることにしている。

都内から2時間ほど電車を乗り継ぎ向かう先は決まって葉山。
サーフボードが立てかけられている住宅街をすり抜け、地元の人たちに愛されているであろうカフェを横目に、人気の少ない砂浜を探して、ただただ表情を変える水面を眺める。

眺めるという行為には終わりがな

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【2018/3/24】旅の記録

【2018/3/24】旅の記録

サンローランの世界、うっとりして立ち尽くした。ただかわいいっていうので終わらせちゃもったいないなって。
学生証忘れちゃったって言ったのに、レシート見たら学生料金になってた。お兄さん優しすぎ...スタッフみんな神対応で感動した。ディズニーランドか。

初めて感じた、幸せすぎて怖くなるってこういう感覚なんだって。今まで悩んでたこととか全部大したことないじゃんって思えた。勿論、見た景色が綺麗だったとか、

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【2023/1/8】余白をつくるということ

小さい頃、絵を描くことが好きだった
キャンバスには好きなものを目一杯描き込んだ
余白があることが勿体無く感じていたからだ

ある時、美術館で観た絵画が余白だらけだった
当時の私にはその美しさがわからなかった

あれから幾多の作品を鑑賞するようになり、
余白の美について考えるようになった

私には余白に見えていても、作り手にとってそれは“余り”ではなく必要なスペースなのかもしれない

忙しない日々、

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ウミノクルシミ

筆を執ることがあんなに辛かったのに、今こうして自らの意思でちゃんと日記を書けていることが奇跡

【2018/10/10】志望動機②

服飾関係の仕事に就いていた母の影響で、幼い頃からファッションに興味がありました。
大量のファッション雑誌を読んで、こんな服が欲しい、次のお出かけはこのコーディネートを真似していこう、なんて考える時間が至福のひとときでした。

しかし、ファッションから距離を置いた時期もありました。着たいと思う服が似合わなかったり、自分のコンプレックスである体型が浮き彫りになってしまったり。
そんな私を救ってくれたの

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【2018/10/10】志望動機①

新卒の履歴書に書いた「好きなこと」について※以下原文ママ

私は一人旅が好きです。知らない土地で、知らない文化に触れることが楽しくて、時間があればいつでも行きたい思っています。
最近では、ロンドンに行きました。
ファッションが大好きな私は、コレクションが行われている場所に居ることがとにかく嬉しくて、街行く人が皆モデルに見えました。

ロンドンでは、ほとんどの美術館が入場無料です。住んでいたら間違い

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【2023/9/11】思考体力について

よく家族とかに「疲れるくらいなら考えるのやめなよ」とか「考えた先に何があるの?」って言われるけど、延々と思い巡らすことが好きなだけで、正解に辿り着くことを目的としてないんだよなぁと思いつつ、自分の物差しで相手の心中を推し量らず、お互いの意見を尊重すべきだと痛感した(私もついやりがち)

※状況によっては、その言葉に救われる可能性だってあるからイコール悪ではない

【2023/8/7】ハーゲンダッツが溶けるスピードより早い

【2023/8/7】ハーゲンダッツが溶けるスピードより早い

言葉は生ものであり、声や文字にして出さない限りいつかは溶けて無くなってしまう。

そう気づいたのは27の夏。文筆業をしている割に、自分の文章に自信がないのが悩みだった。どうしたらうまく伝えることができるのか、相手に届けられるのか。文章術の本やネットの記事を読んでは、自分の身になってないようなモヤモヤとした気持ちだけが残っていった。

そんな時にふとiPhoneのメモを見返していたら、学生時代に書い

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心の拠り所、秀明館での出来事

朝7時に最寄りを出て、小田急線に乗り換え小田原駅へと向かう。

箱根にある温泉保養施設、秀明館へは小田原駅からバスで1時間。午前中の大涌谷方面のバスは空いているので心地よい。

秀明館には食料がないので、バスへ乗る前に駅弁やお菓子を買っておく。前回は駅弁と水のみしか買っておらず読書への集中力が落ちてしまったので、今回は反省を生かして、空腹にならないようナッツや甘栗、どら焼きも併せて購入した。

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知りたくて、知らずにいたくて

知りたくて、知らずにいたくて

人に頼るのが苦手で、唯一甘えられるのは家族くらい。幼い頃からいい子のふりをするのだけは得意で、学校から帰っては不満があるたびに家族に当たり散らかしていた。人に本心を見られるのも苦手だし、自分の心だけに留めておきたいことは山ほどある。

それでも誰かを好きになることはできるし、恋愛に大きなトラウマがあるわけでもない。もちろん傷つくことはあったけれど、今ではあんまり覚えていない。好きになる気持ちを忘れ

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