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朝食は南国の果実

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「朝の果物は金」 ベトナムで朝食は南国の果物だけの生活を送る筆者が日々の朝の食卓にのぼるベトナムのフルーツを紹介する。
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ドリアンの好き嫌いを見極めるには…

ドリアンの好き嫌いを見極めるには…

果物の王様ドリアンは名前だけは知られていて、話題には事欠かないが、話を聞いただけで尻込みして、実際に食べたことのない人も少なくないのではないだろうか?
あるいは、仮に食べる機会があったにしても、恐る恐る一口口にして、それきりという人もいると聞く。
私自身のドリアン初体験を振り返りながら、そうした未体験の人たちに向けて「ドリアン手ほどき」を記してみた。

シンガポールでの教え果物の王様ドリアンを私が

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今年最初のマンゴーは大当たり

今年最初のマンゴーは大当たり

昨日の朝、いつもの市場に行くと、馴染みの果物屋のおばさんがマンゴーを買っていけと言う。
ぱっと見たところ、まだ早そうなので、その場を去ろうとすると、旨いから買いなよとしつこく奨める。
このおばさんは私の中ではドリアンおばさんなのだが、たしかにマンゴーも悪くなかった。
それで、つい、じゃあと買うことになった。
でも買った後、帰り道でちょっと後悔。
(2kgも買うことなかったよな)
久しぶりの買出しで

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赤身のグアバにぞっこん

赤身のグアバにぞっこん

近頃は赤身のグアバがお気に入りで、街で見かけると、つい買ってしまう。

いつも出かける市場で売られているのは、身の赤くならない品種が多くて、これはこれで美味しいのだが、私個人としては物足らない。

食べたいのは赤身だ。

それで、散歩がてら出かけたときに、行商が出ているとそこで買う。

今の時期だと、18000vnd/kg。日本円では100円もしない安さだ。

グアバは採りたては青々しているが、し

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ビタミンたっぷり グアバは美白効果抜群

ビタミンたっぷり グアバは美白効果抜群

最近、路上の行商でよく目につくのがグアバ売り。

日本ではあまり見かけないだろうけど、南国ではどこでもあるトロピカルフルーツの代表だ。

誕生果なるものがあって、8月2日はグアバだそうな。

果肉は酸味が強くて、個人的にはジュースにして飲むのが好きなフルーツ。

カクテルで飲むのも人気があるらしい。

グアバはアセロラに次いでビタミンCの豊富な果物で、他にもビタミンEやミネラル、カリウムなど栄養成

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楊貴妃もビックリ!ベトナムでは今ライチ食べ放題。

楊貴妃もビックリ!ベトナムでは今ライチ食べ放題。

6月に入って雨季も本格的で果物がますます美味しくなってきた。

今、旬の果物といえば、ライチ。レイシとも言うし、漢字では茘枝とも書く。

産地は北部で、バクザン省がとくに有名。

サイゴンには北部から入ってきているということか。

走りの6月初めは値段もやや高めだったが、今ではずいぶん下がって、今朝市場で買った時は1kg3万5千ドン(160円くらい)だった。

世界三大美女の一人、楊貴妃が早馬で華

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朝からドリアンを食べられる幸せ

朝からドリアンを食べられる幸せ

いつものグエンバンチョイ(Nguyen Van Troi)市場に行って、どっさり買物をしてきた。

今朝、目についたのが、マンゴやマンゴスチンを蹴散らすように、ドカンと山になってかまえるドリアンの群れ。

土曜日で他人に会うこともないし、ちょうどいいと1個買った。

旨いのとそうでないのと区別ができるほど通じているわけではないが、あれこれ吟味した挙句、勘を働かせてエイ、ヤーで選んでみる。

美味し

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巷で言われるマンゴーの切り方に習ってみた。

で、今朝もマンゴー。

いつも皮を向いて、さらに果肉をそぐようにしてカットしていき、残った種にかぶりついて、周囲の果肉を味わっていたのだが、今日は巷で知られたマンゴーの切り方に習ってみた。

ありがたいことに、ググれば写真入りでいくらでも出てくる。

自分で確認はしてないけど、Youtubeにもたくさん出ているらしい。

実際に自分で切ってみると、実に簡単。

小皿を返して、その上に載せるとうまく

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旬たけなわ。今、マンゴーを食わずしていつ食うのだ!

旬たけなわ。今、マンゴーを食わずしていつ食うのだ!

ベトナムのマンゴーがオーストラリアに輸出されるという昨日のニュース。

マンゴーといえば、フィリピン産やタイ産が各国に輸出されて、世界的には有名だが、ベトナム産も負けておらず、今後TPP各国を中心に輸出されていくことになるはずだ。

ベトナムではマンゴーがちょうど今、旬たけなわを迎えている。

市場でも頻繁にも見かけ、たいていは人だかりができている。

そこで、今朝はマンゴーを買って食べることにし

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赤身のドラゴンフルーツを食べるとどうなる?

赤身のドラゴンフルーツを食べるとどうなる?

ベトナムという国が日本でも知られるにつれ、ドラゴンフルーツもかなりふつうに知られるようになってきたような気がする。

イガイガだらけの真っ赤な外皮を真っ二つに割れば、中からは黒ゴマ粒を撒き散らしたかのような白い果肉が現れる。初めて見る人はきっとその色彩のコントラストに驚くだろう。

日本にはこんなに鮮明な色の対比を持つ果実はないから。

味はあっさりとしたキウイといったところか。あっさりして厭味が

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マンゴはこうやって食べろ〜〜これが今サイゴンで一番人気の食べ方だ!

マンゴはこうやって食べろ〜〜これが今サイゴンで一番人気の食べ方だ!

私の朝食のスタイルは新鮮なフルーツを買ってきて、ものによっては適当に熟すのを待って、冷やして切って食べるだけという極めて単純。

マンゴにしても、食べ方は同じ。

でも、このマンゴという果物はいろいろな食べ方があって、関心は尽きない。

ちょっとした中華レストランなどでの食後のデザートだったら、マンゴプリンを出すとたいてい誰からも喜ばれる。日本からのお客さんなら、まず間違いない。

でも、最近、サ

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見るからに南国の果実〜〜バンレイシの季節がやって来た

見るからに南国の果実〜〜バンレイシの季節がやって来た

3月に入ってバンレイシを市場で見かけるようになってきた。

バンレイシは漢字で書くと蕃茘枝だが、釈迦頭という異名も持つ。

釈迦頭という名は、果実の表面が仏像の頭部の螺髪に見えることから付けられた名前だというのは容易に想像できる。

ベトナム語では、南部と北部で呼び名が違う果実の代表だ。

南部ではふつう「Mãng cầu(マンカウ)」と呼ぶが、北部では「Na(ナー)」と呼ぶのが一般的らしい。

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ぼくの朝食は南国の果実だけ

ぼくの朝食は南国の果実だけ

もう4,5年になるだろうか。朝の食卓で果物だけを食べるようになってから。

仕事漬けで不健康な生活を抜けだせないでいた頃だ。

当時の体重は今より20kg近くもあった。文句のつけようのない完全なる肥満体だった。

しかも、高血圧のために病院通いし薬をもらって飲んでいた。

少しでも健康な躰にしたいと思い、朝運動を始めたりしていた。

あれこれ試みる中で、「朝の果物は金」という言葉に巡りあった。

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