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赤身のドラゴンフルーツを食べるとどうなる?

ベトナムという国が日本でも知られるにつれ、ドラゴンフルーツもかなりふつうに知られるようになってきたような気がする。

イガイガだらけの真っ赤な外皮を真っ二つに割れば、中からは黒ゴマ粒を撒き散らしたかのような白い果肉が現れる。初めて見る人はきっとその色彩のコントラストに驚くだろう。

日本にはこんなに鮮明な色の対比を持つ果実はないから。

味はあっさりとしたキウイといったところか。あっさりして厭味がないところが人気の秘密だろう。

20年もベトナムに住んでいると、このドラゴンフルーツも食べ飽きて、新鮮味がなくなってくる。

それで、最近はこの白身のドラゴンではなく、赤身のドラゴンを買って食べることが多くなった。

赤身のドラゴンは流通量が少なく、希少価値がある。それに...

赤身のほうがほのかに甘みがあって、美味しく感じる。

この赤身はベタシアニンという色素によるものであって、強い抗酸化力を持ち、癌や動脈硬化を抑制する働きがあると言われているらしい。

白い服につくと落ちにくいので、食べるときは気を付けたい。

そして、この赤の色素がどれだけ強い色を持っているのかは、食べた翌日になるとよくわかる。

初めての時は翌朝トイレでびっくりするが、恐れるには及ばない。

これと同じ色素はテーブルビーツにも多量に含まれているので、本格的なボルシチを食べたときも同じことが起こる。

知っていて損はないだろう。

習得困難な #ベトナム語 を巧みに操り交渉事を纏める「ベトナムの達人」#サイゴン 在住23年を経て2018年から #ハノイ 住まい。本業は #アパレル #生産#ベトナム の今を呟く。