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アタマのカーソル

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自分の中で起こったことを、カーソルで辿るように綴ります。
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キールタンの不思議な体験

キールタンの不思議な体験

6/21は国際ヨガDayだった。
日本とインドをzoomでつなぎ各地でヨガの中継が行われた。
参加者は家にいながらにして様々なヨガができる。
オンラインならではの体験だ。

各種プログラムの終盤、
高野山のお寺で慈悲の瞑想が行われる。
ガイドであるmomoさんの声がゆっくりとしていて
私は途中で眠くなり横たわった。

キールタンで見えた景色その後、いつの間にか堀田義樹さんによるキールタンが始まって

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話を心から聞いてもらえた体験~聞こえない中での関わり~

話を心から聞いてもらえた体験~聞こえない中での関わり~

ある日、とあるzoomセッションに参加した。
一対一で話す。
(プライバシーを厳守するため内容の記述は控えます。
わかりづらいかも。すみません。)
しばらく順調に話していたのだけど
途中で突然アクシデントが発生した。
私とペアで話をしていた相手のスピーカーが
聞こえなくなったのだ。

一方私は聞こえている。
セッションの内容的に、私の声が相手に聞こえなくても実務的な面での支障はない。時間が限られて

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郵便局で我に返る

郵便局で我に返る

雨が上がり気温が上昇してきたお昼ごろ
家の近くにある郵便局に行った。

小さな室内にお客は5人ほど。
機械から番号札を出し
人と距離を保って待つ。

局員さんの話に戸惑う10分ほどで呼ばれた。
男性局員さんの窓口へ進む。
窓口に張られたビニールが心理的な緩衝材になっているようで
ほどよい距離感を感じつつ要件を告げた。

 -口座を解約したいんです。

すると局員さんは
「複数口座をお持ちでいらっし

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辞書は読み物

辞書は読み物

昨日届いた新明解国語辞典を開いて
まず目に飛び込んでた文字がある。

解説がものすごく長い。
周辺の字の5倍くらい長い。
解説の一部を取り出してみる。

「あつりょく【圧力】」
ある物が他の物を押す力。
[物理学では、単位面積当たりの押す力を言う]
「-をかけて油を絞り出す/上から-を加える/接地・燃焼」

以下省略。
説明は普通。

次いで例文。

「司法当局が捜査に-をかけたというようなことは

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辞書で味わうカラダの記憶

辞書で味わうカラダの記憶

今朝、郵便屋さんがお届け物を持ってきた。
手には紙袋にくるまれた小包が。
ありがとうございますと受け取る。
ずっしりとした重さが手首に集まった。

重さと分厚さにわくわくしながら、
紙袋にぐるりと巻かれたガムテープを勢いよくはがす。
紙袋がびりびりと破れる。
中には真っ赤な地色にシルバーの箔押し文字で
新明解国語辞典がお目見えした。

なじみの動きはカラダが覚えている箱から辞書を取り出す。
さっと

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自分の中のコトバを取り出す-1

自分の中のコトバを取り出す-1

考えすぎて眠れぬ夜を越え
いつしか眠りについた朝
窓から見える朝の光が昼の色を帯びて輝く。

カラダは起きようとしている。
けれどもアタマはそれを拒む。
仕方がないので布団の中でスマホを触る。

ここ数日アタマの中のカーソルは
捉えどころのない意識を行ったり来たりしてる。

そのカーソルの矛先は私の腹にある声なのか
それとも他人の声を無理やり自分へ重ねているのか
よくわからぬままそれでもおそらく

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声をきく

声をきく

頭の声
心の声
腹の声
すべてが異なると感じるときは
どれを採用しようか迷う。

そもそもどれが本当に心の声なのか
実際のところわからない。
全ては「空」だと言われるように
全ては幻想であり現実でもある。
だから正解なんてないのだろう。

それでも自分にとっての正解に触れたいと
人は自分なりの道を道を歩く。

ペースやスペースを度外視して
周りの声を基準にし続け生きてきたら
自分にとってのちょうど

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