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郵便局で我に返る

雨が上がり気温が上昇してきたお昼ごろ
家の近くにある郵便局に行った。

小さな室内にお客は5人ほど。
機械から番号札を出し
人と距離を保って待つ。

局員さんの話に戸惑う

10分ほどで呼ばれた。
男性局員さんの窓口へ進む。
窓口に張られたビニールが心理的な緩衝材になっているようで
ほどよい距離感を感じつつ要件を告げた。

 -口座を解約したいんです。

すると局員さんは
「複数口座をお持ちでいらっしゃいますか?」
と訪ねてきた。

 -いいえ。

「いまですね、口座を作るのが難しくなっているんです。
だから作り直しをしたくなっても作りづらいといったことが起こる可能性があります。」

 えっ!

 -そうなんですか?新型コロナの影響ですか?

「いえ、口座をつくるときに顔写真付き証明書が用意できないとか紛失されたというかたは作ることが難しくなるんです。」

 -はあ。(私はマイナンバーカードも免許書もあるから大丈夫)

「ゆうちょだけではなく他行様も作りづらくなっているんです。
ゆうちょなら全国どこでもATMがあるので、お引越しされたときに他行様で作れなかったとしても使えるので安心かと。」

 -なるほど…(引っ越しはするから持っていたほうがいいのかな。)

「それに今後もっと(作るのが)厳しくなってくるかもしれないんです」

 -そうなんですか!?

そんなやりとりの末
一瞬迷ったけれど結局解約した。

迷ったら初心に返ろう

なぜなら
15年近く前に作ってからほとんど使っていないし
金利が安いからお金を入れておくほうがもったいない、
と思って解約するのだから。

今後厳しくなるかもしれないけれど
そのころにはネットバンクが主流になるとか
別の何かが生まれるとかしているとかで
確実にいろんなことが変わるわけだから
しがみつく理由がない。

そういった理由で先月からたくさん持っていた口座を解約している。
いま私は無職化しているのでリスクはとりたくない。
ローリスクはローリターンだけど
やり方によってはわずかでも増やせる。

自分で調べて賢く生きる。
もうそういう時代なんだ。

▼たてものと暮らしのエッセイです▼

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