辞書は読み物
昨日届いた新明解国語辞典を開いて
まず目に飛び込んでた文字がある。
解説がものすごく長い。
周辺の字の5倍くらい長い。
解説の一部を取り出してみる。
「あつりょく【圧力】」
ある物が他の物を押す力。
[物理学では、単位面積当たりの押す力を言う]
「-をかけて油を絞り出す/上から-を加える/接地・燃焼」
以下省略。
説明は普通。
次いで例文。
「司法当局が捜査に-をかけたというようなことは断じてない」
「工事発生に関して政治家から-があったのではないか、と追及した」
具体的。
場面が浮かぶ。
物語を読んでいるかのようだ。
もうひとつ。
学校の課題で「鍵」という言葉の意味、類語、熟語、対義語などを先日まで毎日調べていた。まだ辞書が届いていなかったので、ネットで。
けれどもせっかく辞書をかったのだ。
もう課題は終わったけれど辞書でも調べてみよう。
「かぎ【鍵】」
錠の穴にさし入れて開ける金属製の道具。
以下省略。
例文を見てみよう。
「離着陸失敗の原因解明の重要な-を握るボイスレコーダー」
「経済成長の秘密を解く-として世界の注目を集める経済分析のメス」
ボイスレコーダー!?
経済分析のメス!?
長くなるのでここでは紹介しないけれど
鍵にはまだまだ長文の例文がある。
辞書を買ったきっかけは学校の勉強のため。
新明解国語辞典はおもしろいと有名だそうで
短大卒業以来触ったこともない私でも
取り付く島があるかと思った。
いま私は無職同然なので
ひとつのものに2000円を払うのはなかなか覚悟がいる。
だから真剣に選び抜く。
その上でこの辞書を買った。
当分手放せなそうだ。
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