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Δίας(ディアス)@ギリシャ趣味人
2021年12月26日 11:47
ギリシア独立200周年である2021年ももうすぐ終わりですね。今年もまたコロナのせいでギリシア旅行は叶いませんでしたが、来年には海外旅行が復活してくれることを願うばかりです。ペリクレスが下記で弁じている通り、現代日本人にも重労働から休息できる場所が必要なのです…!ペリクレス葬礼演説解説の第1回目はこちらペリクレス葬礼演説解説の第16回目はこちら原文(Thuc. 2.38)と翻訳:17文目
2021年8月25日 19:05
今回から葬礼演説の本題に入っていきます。まずは国威発揚の定番である祖先賛美から始まります。特にアテナイはαὐτόχθων(土地生え抜き)であることを誇りにしていたので、祖先に対する想いもひとしお強かったのかもしれません。ペリクレス葬礼演説解説の第1回目はこちらペリクレス葬礼演説解説の第6回目はこちら原文(Thuc. 2.36)と翻訳:7文目ἄρξομαι δὲ ἀπὸ τῶν προγό
2021年8月16日 12:37
今回で葬礼演説の長い前置き部分が終わり、次回からは遂に本題に入っていきます。「能ある鷹は爪を隠す」と言いますが、本題に入る前に演説の困難性を巧みに語ることで、次回以降の壮大な主題に説得力を付与しています。さすが、「恐ろしい雷を口の中に含んでいる」ペリクレスさんですね。ペリクレス葬礼演説解説の第1回目はこちらペリクレス葬礼演説解説の第5回目はこちら原文(Thuc. 2.35)と翻訳:6文目
2021年8月10日 22:01
今回は、訳者によってかなり意見の割れる箇所になりますので、なぜ私がその訳を採用したかについても説明していきます。ペリクレス葬礼演説解説の第1回目はこちらペリクレス葬礼演説解説の第4回目はこちら原文(Thuc. 2.35)と翻訳:5文目μέχρι γὰρ τοῦδε ἀνεκτοὶ οἱ ἔπαινοί εἰσι περὶ ἑτέρων λεγόμενοι, ἐς ὅσον ἂν καὶ
2021年7月10日 20:20
民主政の父として名高いペリクレス。彼の行った葬礼演説が、トゥキディデス『戦史』2巻35節~46節に収録されています。アッティカ散文としてはかなり難易度が高い文章として有名ですが、私の分かる範囲で解説していきます。1~2週間に1回更新を目標に、1文ずつ進めていきたいと思います。はじめにペリクレスの葬礼演説は、もちろん日本語訳では読んだことがありますが、今まで古典ギリシア語で読むことはありませんで