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ソシオニクス タイピングの設問と回答
14,575文字あるようです。ご興味ある向きに置かれましては、お時間のあるときにお読みください。性格類型論のうち、ソシオニクスにおけるタイプが精密に炙り出せるという設問が周囲で流行っているので、回答してみました。
From Over the Sea
前提
GEKIKARA(Socionics) : Fi-IEE(NC)
Quadra : Delta
Double Subtype : Nor
視座の熱変性──詩篇
四肢がそれぞれに欲望を持つという
その十指ひとつひとつに兆した
狂おしきまでの苛立ちと
煩うばかりの疑いの雨
古びた詩集の四隅に
雑踏を溢れかえる夕日影
長いだけで取り留めのない話のような
止めどなく流れゆくせせらぎの
咲き乱れた向日葵の眩しさを君は訝しみ
夏は年ごとその速度を上げてゆく
顧みる余白を翳りと慈しんで
ここはいつの夏であったか
飴、のうなった。 ─短歌連作
ひとりでに明けていくんもしんどいな吊られるまでの夜を数えて
吐くための深酒やった。それだけで夕暮れが来ることのやさしさ
伏せた思いに雲が膨らみかけとんな。もう永い日が影を濃くして
疑いの雨が止まへん。咲いてすぐに曝れゆく紫陽花が憎らしい
なんやもう知らん、黙れや関わんな。月は沈みよう時がええねん
己ひとりの怖いぐらいの愚かしさ俺たぶん人やあらへんかった
背を向けてばっかり最後の悪あがき
思い返すこと─4w5の個性を持つ者として─
以下は心理学的な性格類型をある程度知っている方向けに書かれていますが、知らなくても大意は取れるように配慮しています。暇潰しにどうぞ。
僕の父親は体育会系を地で行くESTJで確かにいわゆる「頑固者」で「強硬派」かつ「神経質」だが、かつてバイクによるツーリングを好んだりスキーが異様に得意だったり、かなり最近まで素潜りによる銛突き漁(筆者としてはこれを推奨しない)を行っていたりと、体を使うこととそれを
改行詩「静寂の色彩」
重心を詠歌に置いていながら、ときおり詩を書きたい気分になる。昨日即興で手書きしたものをいくらか推敲したこの一篇は、ここ一二か月の長期的な感情を反映していると推察する。ご笑覧ください。
静寂の色彩
昼食のだし巻き玉子の
思ってもみない美味しくなさに
ひと日はたやすく闌けてゆく
六月の雨はしたたかに降り
辟易している紫陽花の群れ
どこまでも曝れていき
どこまでも褪せていく
境界を風に晒して綻ぶ萼を