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自由律俳句 #138

【深夜に開ける冷蔵庫の眩しさ】


真夜中に目が覚める。
正確には、7割寝ており、3割起きているような状態。

トイレに行きたい。

眠たい、めんどくさい、寒い。
眠たい、めんどくさい、寒い。

頭の中で、
夢と混じりながら、これを7回くらい唱えた。
もう行かないとやばい。

眠気をこぼさないように起きる。
このまま、またすぐ眠れるように。
完全に目を覚さないように。
起きているけど起きてません。

喉も渇いている。
何か飲んでから布団に戻りたい。

暗闇の中、冷蔵庫まで歩く。

開けた冷蔵庫の明かりが眩しい。
わかっているけどやっぱり眩しい。
そして冷たい、容赦ない。

目が覚めてしまう。
ダメだ、やめてくれ。

布団に戻る、あったかい。
楽園だ、天国だ。

さっき飲んだ水分が、お腹のところで冷たく感じる。
どこらへんにあるのかがわかるなぁと思いながら、
次の瞬間、寝ていたようだ。

眩しさだけの印象が、起床と同時に残っている。


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