人は必ず老化します。それには、体を酸化させる活性酸素が関わっていると考えられています。「酸化する」ということは、言い換えると「サビつく」という意味です。体が酸化することは、細胞や組織の機能が衰える原因になります。活性酸素をできるだけ増やさない生活ができると、老いの速度を和らげることになります。

最近私は出会う人、テレビで見る人、誰を見ても「○○歳くらいだな」と考えるようになりました。「この人、私より年下なのに老けてるー!」って思って優越感に浸りたいだけなのかもしれません(笑) だからといって、何がどうってこともないのですが、60歳くらいになると、見た目年齢の差に大きな違いが出てくると思いませんか?

それは単なる見た目だけの問題と、体の中身の問題の二つに分けられると思います。見た目=オシャレなどに関しては、実は私は疎いのでよく分かりません。ただ、服は少しでも生地にゆるみが出てきたら捨てるようにしています。今は安くて良い品がいっぱい販売されていますから、昔の服はすべて捨てて買い替えています。

今日は体の中身の話をします。

活性酸素が増えすぎると体を攻撃する


冒頭で書きました「活性酸素」は、もともと細菌やウイルスから体を守るために必要な物質です。ところが、増え過ぎると正常な細胞まで攻撃してしまう性質を持っています。その仕組みに関しては今日は省きますが、どうすれば良いのか、ということについて書いていきます。まずは原因から。

活性酸素を増やす原因


1、過度な運動
  
激しい運動をすると、体内に発生しやすくなる

2、精神的ストレス
  ストレスを受けると自律神経が乱れ、バランスを取り戻そうとして発生する

3、紫外線
  紫外線を浴びると皮膚の細胞に大量に発生し、メラニン色素がつくられる原因になる

4、大気汚染
  体が排気ガス、煤煙、黄砂などにさらされると、その刺激に反応して過剰に発生する

5、タバコ
  タバコの有害物質に反応して、多量に増加する

6、食品添加物
  食品添加物を摂り過ぎると、侵入した異物を排除しようとして増加する


これらの原因により活性酸素が増え過ぎてしまうと、免疫力が低下する恐れがあります。免疫力というのは、私たちの体を正常に保つための防衛力です。その力が衰えてしまうと、様々な感染症や病気、またはがんの発症を促す可能性もあるのです。ですから、活性酸素は正常範囲にする必要があります。そのためには、上で示した6項目の原因を少なくすればいいのです。

「酸化」「さび付き」という言葉の意味から察しても、なんとなく動きが悪くなると思いますよね。その言葉の意味のように、体の中ではさび付くようなことがあちこちで起こっています。だからまずは柔軟な体を作ることを心がけてほしいです。

やっぱり、ストレッチが必要!


体を柔軟に保つためには、やはりストレッチが一番重要だと私は考えます。活性酸素が多少増えたとしても、それを早く排出できればいいわけです。そのために食べ物も大切です。しかしなかなか毎日きちんとした食事をするのは難しいです。しかし、ストレッチは自分の心がけ次第できちんとできます。免疫力向上するための万能選手なんですよ。でもできない人のために、食べ物で活性酸素をコントロールしましょう!

活性酸素を抑える=抗酸化

こう
〖抗〗 コウ(カウ) あらがう
まけずにはりあう。さからう。てむかう。

代表的な抗酸化成分と多く含まれる食材


ビタミンE
強い抗酸化力があり、ビタミンA・Cと一緒に摂るとより効果的。
(植物油/ナッツ類/ほうれん草 など)

ポリフェノール類
活性酸素を無毒化する働きが優れている。アントシアニン、カテキンなど。(ブルーベリー/緑茶・紅茶/チョコレート など)

カロテノイド類
活性酸素の発生を抑え、除去する働きがある、赤・黄色の色素。アスタキサンチン、リコピンなど。
(トマト/柑橘類/エビ・カニ など)

β-カロテン
体内でビタミンAになって働き、強い抗酸化作用を発揮する。
(にんじん/ほうれん草/小松菜 など)

ビタミンC
抗酸化力が強い。体内ではつくられないので毎日摂取する必要がある。
(パプリカ/ブロッコリー/イチゴ など)

最近よく耳にするのが、ナッツ類、チョコレート、トマト、小松菜、ブロッコリーですが、うまく上の5項目すべてが入っています。私が若々しくて元気なのは、もともとこの食材が好きで、ずっと食べ続けてきたからかもしれません(笑) あなたもぜひお試しを!

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。