見出し画像

危険だと言われる土地に住み続けることは、死を懸けた冒険だ!

能登半島地震で被災されました方へお見舞い申し上げます。

仮設住宅の建設が始まりました。また学生さんたちは、一時的に他県へ引っ越す集団避難も言われています。住み慣れた土地を離れたくないと言われる人がたくさんおられますが、緊急時ですから受け入れざるを得ない場合もあります。

今日1月17日、阪神・淡路大震災から29年が経ちました。あの時も同じでした。住み慣れた土地を離れて仮設住宅へ引っ越すことを多くの人が拒みました。

先祖代々、土地を守ってきた人は、とくに故郷への愛着は絶大です。そこを離れることは死に等しいくらい屈辱なことです。近所の人や友人知人と離れ離れになりたくないのもよく分かります。一度知らない土地へ行くと、戻れないのではないかと危惧します。通常の生活が崩されたわけですから、被災者には難しい課題がいっぱいです。

今は傍観者として見ている人たちに質問です。

首都直下型地震、南海トラフ地震は近いうちに必ず発生すると言われています。それなのに、地震の被害が大きいと想定される土地に今も住み続けている人は、なぜですか? 


それぞれに理由があることでしょう。

それは、死を懸けてもいい理由ですか?

それは、固定観念ではありませんか?


地震で被害を受けることを想定すれば、その場から早めに逃げることは、積極的選択だと私は思います。


「自分だけは大丈夫」という根拠のない自信が、きっとあると思います。私もありました。でももし外れた時、それは死を意味すると思ってください。命を懸けてまでその土地にこだわることがないのであれば、引っ越した方が良いと思います。

簡単ではないことは承知しています。私のように、震災で被害がありながらも、生き続けることができたのは、ラッキーだっただけです。運だけです。しかし運のせいで、亡くなった人もたくさんいます。自分ではどうすることもできなかった運です。

日本全国どこへ行っても、何をしてでも生きて行けます。ある意味、冒険かもしれません。勇気は必要でしょう。そのためにも、下調べをして、しっかり考えて行動すればきっと大丈夫です。危険だと言われている土地に住み続けることの方が、冒険としては大きいと私は思います。

早めに安全な土地へ引っ越す冒険を取るか、死ぬかもしれない冒険を取るか、二択だと私は思います。


いま能登半島で起きていることが、明日は我が身だと想像してください。これまで通りの生活は存在しません。あくまでも神戸で被災して、運よく生き延びた一個人の意見です。決めるのはあなたです。


サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。