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昔からよく噛んで食べましょうと言われます。最近では、それが数字まで出てきて、「一口で30回噛みましょう」とも言われます。なので、自分が何回噛んでいるのか数えてみました。

私は、60回~70回噛んでます。

これを人に言えば、驚かれます。確かに自分でもびっくりしました。

私は昔からよく噛んで食べていました。それは私にとって「一種のクセ」です。子供の頃は肉が大嫌いでした。今みたいに柔らかい肉ではなかったのだと思います。噛んでも噛んでも口の中で小さくならないのです。だから嫌いでした。味が嫌いだったのではなく、噛み切れないから嫌いだったのを思い出しました。それは、大人になって柔らかい肉を食べたことがきっかけでした。子供の頃は「長々クチャクチャせずに、呑み込み!」と、言われたことがあります。口の中で小さくならないから、呑み込めなかったのを覚えています。それがきっかけで、よく噛んで食べる習慣がついたと考えられます。

アルバイト先で仕事が終わってから「まかない」をいただいていた時のこと。オーナーから言われた一言で、自分のクセに気付きました。

「この子、変な子ね~。一口入れるたびに、箸を置いてるよ」
「お前、食べるの、遅いんや!」
「食べるのが遅いと、戦争行ったら、食べ損ねるよ」

他にも、引っ越しのアルバイトに行った時のこと。お昼ご飯は定食屋に入るのですが、私だけ食べるのが遅くて、人の倍の時間がかかっていました。ある日、食べ終えて外へ出たらトラックがないんです。置いて行かれました。次の現場が1kmくらい先だったので、走って行ったことがあります。「食べるの、遅いんじゃー!」と、チーフから怒鳴られました。

噛むことを「咀嚼(そしゃく)」と言います。

私は今でも食べるのは遅いです。ゆっくり食べているつもりはまったくありません。自分にとって、いたって普通です。咀嚼60回だから時間かかっているだけのことです。一般に日本人の咀嚼回数は、10~20回と言われています。それを30回咀嚼しましょうと言われているわけですが、それに対して私は、60~70回咀嚼しています。食べ終わるまでに、人の倍以上の時間がかかるのは当たり前です。

そんな私の欠点とも見られていた「食べるのが遅いクセ」ですが、今となっては私の勝ちです。太っている人はほとんど噛まないそうです。「カレーライスは飲み物」なんて言う人もいます。だから太るんです。太って病気になって困っている人がいっぱいいます。そんな人が「もっとよく噛んで食べましょう」と言われても、クセだからそう簡単には治らないです。そこへいくと、私はいっぱい噛んで食べます。今は時間に追われることもありませんので、自由によく噛んで味わって食べています。

◆よく噛むメリット
1、胃の負担が軽くなる!
2、虫歯の予防になる
3、美容効果がある
4、外見がスマートになる
5、ストレス解消になる

◆咀嚼回数を増やすコツ
1、口に入れる食べ物の量を見直す
2、調理方法から工夫してみる
3、食事の時間をしっかりととる

よく噛んで食べると、胃への負担が軽くなるのは自分でもよく分かります。便秘知らずです。また、お腹が空くのも早くなります。ということは、代謝も良くなります。あまり噛まない人は、一度にたくさん口の中に入れている傾向にあると思います。そうすることがクセなんですよね。「兄弟が多かったから、早く食べないと食べ損ねる」と言っていた人がいました。どんな環境で育ったか、食べ方に現れるとも言います。私は、ガサツに食べる人と一緒に食事をするのは好きではありません。落ち着いてゆっくり食べることが好きです。これからも味わって食べたいと思います。

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★整体師/りょう★ピンピンコロリのいきかた(認知症予防と健康寿命を延ばす方法)
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