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2023年がスタートしました。新年というのは、大きな区切りです。カレンダーが新しくなり、真っ白な人生のスタート。今年の抱負を掲げ、心機一転できる区切りの1月です。

正月には「初詣」と称して、神社やお寺へ参拝に行きますよね。そこで願い事をされると思うのですが、私は昔からずっと不思議に思ってることがありました。

「初詣」とは、年の初めに神社やお寺に参拝することだから、「初」という言葉が付いているわけです。「では、その後、一年間で何回参拝に行くのだろう? お正月しか行かない人が多いと思うけど、それって自分勝手ではないだろうか?」と、ずっと思っていました。

年の初めに願い事を頼みに行くでしょ? じゃあ、いつお礼に行くの? お願いするばっかりの人に、願い事なんて叶うわけないと思いませんか? お願いしたら、ちゃんとお礼しなくちゃ、神様だってソッポ向くような気がするんですよね。こんな私の疑問に答えてくれる、とても良い話を20年ほど前に聞きました。

神様にお願い事をする時、まず住所と名前を言います。そして、昨年のお礼を先に言ってから、今年の願い事をしましょう。

たくさんの人の願い事を聞くことのできる神様でも、どこのだれか分からない人の願い事は叶えてあげることができないそうです。そして、お礼も言わない礼儀知らずの人にも、願い事を叶えてあげるほど神様はヒマではありません。

私はこの話を聞いてから、必ず実行するようにしています。本当は、年の瀬に一年のお礼を言いに行くのが良いそうです。しかし行けない人もありますから、2択を教えていただきました。

1、年末に行く→今年のお礼を言ってから、来年のお願いをする
2、年始に行く→昨年のお礼を言った後に、今年のお願いをする

このどちらかを実行すると良い、と年配の人から聞きました。年末に行けば、お正月飾りはできているし、何より空いているのが一番良いと言われました。

表を取るか、裏を取るかの違いですよね。正月には初詣に行く習慣が日本にはあります。晴れ着を着て出かける一番の場所ですからね。しかし、コロナの影響で初詣を控える年が続きました。今年はずいぶん戻ったそうですが、それでもまだ手放しに喜べる状態になったとは言えません。であれば、年末に行くのが理にかなっているような気がしませんか? 一年に何回も行けるのが本当は良いと思いますが、一回だけとするならば、この話を参考にしていただけると幸いです。

ここで大事にしたいのが「区切りで気持ちを整理すること」だと思います。

年が変わった区切りは、新しい目標を立てやすいし、気持ちを一新できます。しかし定年退職した人、年金暮らしの人はどうでしょうか? 今年の目標といっても、「別に何もないわ」と言われる人、多いんじゃないでしょうか?

遊びでもなんでもいいから、目標があるのはとてもよい事です。生活に張りが出るし、一日がなんとなく過ぎるのではなく、しっかり歩んで行く確認ができると思います。

「人生の目的」「生きていく目的」などという言葉を探したのは若い頃だけでしょう。結局、「目的」なんて見つけなくても、生きて行けることがわかったはずです。でも「目標」はあると、人生を楽しくすることができると思います。神頼みもいいですけど、自分の力で目標に向かって歩んで行くと、新しい発見があると思いますよ。




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