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「この街は時間がゆっくり流れていますね~」と、先ほど見ていたテレビで言っていました。それって、なに?

チコちゃんじゃないけど、こんな些細な疑問を持ってしまうのが私です。でも調べてみると、とても奥深く、哲学や科学、生物学、心理学まで及んでしまうくらい、奥深い疑問でした。簡単にまとめましたので読んでくださいね。


時間とはなにか?


こう議題を置かれると、哲学に見えますね。でも難しく考えずに行きましょう。まず、Wikipediaで調べてみました。

時間(じかん)とは、出来事や変化を認識するための基礎的な概念である。芸術、哲学、自然科学、心理学などで重要なテーマとして扱われることもあり、分野ごとに定義が異なる。

Wikipediaより

うふふっ、ダメだね。そんなことが知りたいんじゃないのよ。時の流れの早い遅いが知りたいんです。面白い記事を見つけました。専門家がわかりやすく説明してくれています。

概略を説明しましょう。

時間の経過について気にすればするほど、遅く感じる傾向があります。逆に、時間の経過を気にせずにいるときは、あっという間に時が過ぎたような感覚になります。

「いま」を考える場合、時間の認識に影響を与える最大の要因は意識です。

これは誰でもわかりますよね。つまらない会議では時間の経過は遅くて、テーマパークでの楽しい一日はとても早く過ぎていきます。

なぜ、そう感じるのか? それが知りたいですよね。

心理学では体内時計のようなシステムが働いて、すなわちパルスを発するペースメーカーがあると仮定し、パルスの蓄積によって時間の経験、時間間隔が短いあるいは長いという印象を決定します。覚醒に影響を与える出来事(たとえば、喜びや恐怖などの感情を引き起こすもの)は、時間の知覚を乱す可能性があります。

「パルスの蓄積」という言葉が印象です。生きていく中で、私たちは、いろんな時間に関するタイミングを経験しながら、自分のパルスを作り上げているのだと思います。「この人とは波長が合う」という人に出会えた時、この波長とは、パルスが合っているのかもしれませんね。

急いでいる時は、信号が赤から緑になるほんのわずかな時間でさえ、長く感じるものです。これが「感情を乱されている状態」なのでしょう。平常なら気にも留めませんからね。


目からの情報は、映像ではなく画像にして脳へ送っている

このテーマにおける物理学は非常にシンプルなものです。私たちの目は画像を記録することができますが、連続的に記録するわけではなく、スナップショットのようなものを取っています。

個別の画像は、電気信号の流れで網膜から脳に移動します。この移動はスピードがあり、リンク(網膜と脳の間のリンク)によって促進されます。年をとり体が成長するにつれて、こうしたリンクの長さや網膜と脳の間の距離は増加します。さらに年齢を重ねて体が劣化すると、今度は信号の速度が低下します。こうした劣化は、目を含む体内のすべての筋肉に影響を与えるため、「カメラ」はある意味で錆びて動くようになり、記録数は日々減少します。

分かり易く言いますと、見たものをスナップショットのような画像で取り、目から脳へ送る信号速度が低下すると、記録枚数が減るようです。逆に言えば、記録枚数が少ない場合は、信号速度も遅くてよくなるということになります。


田舎は目に入る情報量が少ない


都会と田舎で比較しますと、都会の方が遥かに目に入ってくる情報量が多いです。そのひとつひとつを処理しなければならないから、目も脳も忙しく動かなくてはなりません。

一方、田舎へ行くと、目の前を目まぐるしく動くものがありません。目から入ってくる情報が少ないということは、画像枚数が少なくて良いので、目と脳の信号速度も早くする必要がなくなります。


「この街は時間がゆっくり流れていますね~」というのは、「動くものが少ないことから、のんびりした雰囲気」を感じることで、「時間がゆっくり流れていると錯覚」するのでしょう。

慌ただしい毎日を送られていて、少しでものんびりした気分を感じたいのであれば、田舎の風景の映像を部屋に流してみてはいかがでしょう? あるいは写真を壁に貼るだけでもいいのかもしれません。一時でも、慌ただしい仕事を忘れて、頭をリフレッシュできれば時間の流れを意図的に変えることができることでしょう。

ぜひ、映像の中の世界へトリップしてみてください。うまくできるようになると、匂いを感じたり空気感、存在感まで伝わってくることがあります。私はいつもそうやって遊んでいますので、旅行に行かずして楽しんでいます(笑)

日々疑問に思って調べることは、認知症予防にもなりますので、あなたもふとした疑問はぜひ調べてみてくださいね。


サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。